ひぐっちゃんシリーズ第2弾!
「ボクと車をここに置き去りにしてほしい。そして、そのことを誰にもいわないでほしい」
みずきは小学五年生。ある日、亡くなった父の兄で、自称・探偵のひぐっちゃんに誘われてドライブに行くことに。
そこに見知らぬ男の子が乗ってくるが、ひぐっちゃんは何事もなかったように運転を始めてしまう。気付いたときには、車内にひぐっちゃんの姿はなく、なぜか男の子が運転をしていて―――!?
見知らぬ少年との長距離ドライブ。ひぐっちゃんは一体どこに行ったのか?そして男の子が危険を冒してまで成し遂げたかった旅の目的とは?
とりあえずみずきの担任の先生は気に食わないですね(唐突に)何だか嫌な感じだ。これからも出てくるのだろうか。まあみずきの乱暴さはちょっと引いてしまうところもあるけど、正義感が強くて優しい子ですよね。それは多分家族の教育の賜物だと思うのだけど。お母さんが海外に仕事に行っているのは仕方がないことだけど、お父さんは亡くなっていて、それに対して両親の愛情を受けていないという言い方は本当に気に食わなかったなぁ。よくそんなことを言えるなと腹ただしかったです。
ひぐっちゃんとみずきとカイの珍道中はいくら大人ぶっても小学生だからなぁと思うところが多かったけど、でもおかあさんに会いたかったんだからしょうがないよねと、最後はなんだかすべてが帳消しになりましたよね(単純)
そして最初は相性が悪いと思っていた2人だけど、短い旅でなんだか変化が生まれたのかな。最後は微笑ましかったです。ひぐっちゃんの過去も少しだけ分かりましたね。それにしても元警察官で今はへっぽこ探偵←って、どこかの誰かを思い出すなぁ…
<小学館 2023.7>2024.4.14読了