少女ナオミは、風の精霊を統べる皇帝から「私の寵姫の座を狙ってみないか?」と突然誘われる。皇帝の後宮には皇后と愛妾(つま)がおり、彼の胸には皇后の瞳の色に似ている緑の宝石を選び抜いた首飾り「皇后の碧(みどり)」が常に輝いていた。訝りながら己が選ばれた理由を探るうち、ナオミは後宮が大きな秘密を抱えていることに気づくが……。
阿部さんが書かれる精霊ファンタジア!と言うことで楽しく読みました。
ナオミが突然皇帝から寵姫として誘いを受け、後宮に赴くことになり、そこで探る皇帝の秘密。
いやー…本当の真実はちょっと想像だにしてなさ過ぎましたね。これは予想がつかない…さすが過ぎました。ミステリと考えると見事にしてやられました(笑)皇后も寵姫も『子を生むための存在ではない』と言うのはこういう意味だったか…と最後に分かる。寵姫となり皇后と愛妾がすでにいるのだからいじめられたりするのでは…と思ったけど、最後まで読めばそんなことがあるはずがないと分かる。
そして最後まで読み返した後に序章を読むと、あぁ!と思う。最初に既に答えは書かれていた。
ナオミは始めから聡明だったけど、真実を得てからますます神々しく、凛とした女性になったことが分かりました。これから皇帝と共にナオミがどう生きていくのか楽しみです。
…にしても、なんでナオミって日本名みたいな名前に敢えてしたのだろう…。
そして最後にナオミがジョウに言った言葉の意味が私には理解できず…。これはいつか分かるのでしょうか。それとも私が分かっていないだけなのでしょうか(笑)
<新潮社 2025.5>2025.7.6読了















