「すい臓がん」――5年生存率わずか8.5%のこのがんは、いまでも「不治の病」として恐れられています。
著名人がすい臓がんで亡くなられると大きなニュースとなり、すい臓がんで余命わずかの主人公が登場するTVドラマが制作され、最近はすい臓がんになったことを公表する方もいらっしゃいます。
しかし、そんなすい臓がんをいち早く見つけ、命を救おうという取り組みである「尾道方式」が大きな成果を上げています。
尾道では、すい臓がんの5年生存率が20%に大きく改善。そして、「尾道方式」の取り組みは、広島県全域をはじめ、全国50カ所に広がっています。
なぜ、すい臓がんはこんなにも怖いのでしょうか。どうすれば早期発見できて、生存率を改善できるのでしょうか。どのような人がすい臓がんのリスクが高く、治療にはどんな選択肢があるのでしょうか。
「尾道方式」の生みの親に、いま気になるすい臓がんのすべてについて語ってもらいましょう。
すい臓がんと聞くと、難しいがんだという印象を受けます。
早期発見がとても難しい病気だということは分かっていますが、それを早く見つけ、生存率を上げる取り組みが広島県でされているということを知りませんでした。
著者さんの人柄というか、医師としての信念の強さを感じました。こういうお医者さんがいらっしゃると、患者は安心して身を任せられる気がします。
自分の身を守るために、健康的な毎日を送り、定期的に検診を受けることが必要だということを改めて感じました。そしてどこか不調を感じたらすぐに病院へ行く事も大切ですね。
<日経BP 2024.3>2024.6.11読了