新しい担当編集の天野遠子嬢は、清楚な美人だった。――が、いきなり本棚の前でグルメ批評を始めるわ、ほんわか笑顔で容赦なく原稿修正を指示してくるわ、売れっ子高校生作家たるオレが、どうしてこうも振り回される!? そんな時届いた脅迫状じみたファンレター。そこにはまだ刊行される前の小説の内容が書かれて……って差出人は、まさか!? 半熟作家・雀宮快斗とその担当編集者遠子が織りなす、物語や文学を食べちゃうくらい愛する“文学少女”の、最後の物語。
ついにシリーズ最終巻。
遠子は25,6歳なのかな。語り部であり主人公は中学3年生で衝撃デビューを果たした現役高校生作家、雀宮快斗。自意識過剰も甚だしいなと思いながら読んでいましたけど(笑)
遠子は文芸部の先輩から担当編集者に変わっていたけど、やっていることは変わりませんでしたね(笑)25,6で制服よく着れますね!着れそうだけど!←
そしてちょこちょこ心葉の存在が垣間見えてニヤニヤしちゃいましたね。
快斗は遠子の相手に年収は勝ってるだろ!と何度も言っていましたけど、遠子のお相手が自分が1番意識しまくっている井上ミウだと分かった時、一体どんな反応をしたんでしょうね^m^
遠子たちが幸せそうで良かったです。
そして快斗の初恋の相手、てっきり遠子だと思っていたらまさかまさかでびっくり。各章の太字のお話も読み返したら納得。いろんな人のその後も分かって良かった。
欲を言えば遠子と心葉の2人のお話も読みたかったけど…。
大団円ですね。ようやくですが読めて良かったです。
<KADOKAWA 2013.9>2023.3.26読了