君もどこかで聴いているだろうか? 忘れられないこのメロディーを――。
走り出した恋心を加速させたあの旋律、会えなくなった友だちが大好きだったバンド、どうしようもなく淋しい夜に味方をしてくれた歌声、誰にも言えなかった気持ちを重ねて口ずさんだフレーズ……。
音楽と共に刻まれた記憶は決して色褪せない。
一瞬で"あの頃の君と私"が蘇る、忘れられないメロディーと物語がここに。
15作の名曲と共に紡ぐ、切なさ響くショートストーリー集。
加藤さんはティーンの時代の女性心理を書くのが上手いなと思います。自分の気持ちや友達との関係や異性との関わり。私は学生時代を謳歌しなかった人間なので(笑)眩しさも感じながら読みました。こんなキュンキュンする恋愛なんてしたことがあっただろうか…トオイメ
好きな音楽を聴くと、その時に自分が何をしていたか思い出したりしますよね。
この曲が出た頃は学生だったなとか、就活頑張ってたな、とか、新人の頃この曲を聴いて頑張っていたなとか。
今回登場した曲は1曲しか知っている曲がありませんでしたが、歌詞が気になったり曲名が気になったりした作品がいくつかあったので聞いてみたいなと思います。
<祥伝社 2016.7>2024.12.15読了