一攫千金を夢見て忍び込んだ砂漠の街にある高レートカジノで、見事大金を得たジョージ。誰にも見咎められずにカジノを抜け出し、盗んだバイクで逃げだす。途中、バイクの調子が悪くなり、調整するために寄った小屋で休むが、翌朝外へ出ると、カジノがあった砂漠の街は一夜のうちに跡形もなく消えていた──第76回日本推理作家協会賞短編部門の候補に選ばれた表題作を始め、奇跡の如き消失劇を5編収録。稀代のトリックメーカー・北山猛邦の新たな代表作となる、傑作推理短編集。
北山さんの作品を久しぶりに読みました。
今回は短編集でどの作品も「消失」がテーマです。しかもその消失するものが建物だったり街だったり鳥居だったり、とても大きなものばかりです。どうしてそんな大きなものが一瞬で消えるのか。それが解明されていく過程も面白いです。
私はこの中でも「藤色の鶴」が好きでした。3つの時代が絡み合い、一つに繋がっていく展開がとても好きでした。特に現代?のターンが好きです。
<東京創元社 2025.9>2026.3.8読了























