〈不思議な民間信仰はまだまだ日本に生きている〉
〈なにかを願わずにはいられない人間の心を思索する〉
不思議な民間信仰はまだまだ日本に生きている──その信念のもと、各地に生存する、生活や習俗と密着したこわくてかわいらしい願いや信心を探し歩き、民俗学や怪談研究を活かした著者独自の視点で紹介します。「旅行や散歩を冒険に変える」手助けをする本です。【日常】【祭】【疫病】【死】【物語】をテーマに、神や自然、この場にいない人、あるいは未来など、見えざる対象に「〇〇しますように」と願う人間の「行為」を楽しみながら観察し、軽妙な文章で読者を不思議な旅へ誘います。
【各地に生存するこわくてかわいらしい民間信仰を、著者独自の視点から紹介。現地への旅行や散歩を冒険に変える為の本。
人はお願い事をするときに目に見えないものに対して「〜しますように」と祈ります。
そうした昔から残る風習や習慣を色々教えてくれる作品なのですが、本当にいろんなものがあるんだなぁ…とただただびっくりでした。
気象神社など知っている場所もあって嬉しかったのですが、昔から残るお祭りは面白いものが多かったですね。そして今まであまり知られていなかったけど、コロナ禍により一気に知られるようになったアマビエについても書かれていて面白かったです。
これはマニアックな聖地巡礼になりそうですね(笑)気象神社は前から気になっていたので改めて行きたいと思いました。
<淡交社 2025.1>2025.2.8読了