苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

香月日輪

僕とおじいちゃんと魔法の塔6 香月日輪5

僕とおじいちゃんと魔法の塔 6 (角川文庫)僕とおじいちゃんと魔法の塔 6 (角川文庫)
著者:香月 日輪
KADOKAWA / 角川書店(2014-06-25)
販売元:Amazon.co.jp

幽霊のおじいちゃんと魔法の塔で暮らす僕、陣内龍神。高校2年生になりました。学校での一大イベント、修学旅行で北海道に行くことに。「人間ぶりっこ」にハマり、僕や親友の信久と学校に通う魔女のエスペロスは、初めての体験に大暴走!?ところがクラスの中には、彼女をライバル視する女子がいたり、僕たちをよく思わない奴もいる。そんなクラスメイトたちにも事情があるようで!?大人気「魔法の塔」シリーズ、第6弾!!

新刊!!待ってました!
もう高校2年生なんですねー。大きくなった!
正直忘れてるところもあったのでリハビリ気味に読みましたけども。面白かったです。
そして今回の悩みの種な部分が身につまされると言いますか思い当たる節がありすぎな感じで胸が痛くなりました。アイタタタ・・・
学校も仕事も、集団生活ですから気が合う人合わない人、それぞれいますよね。
全員と仲良くなってうまくいけばそれでいいでしょうけどそうはいかないのが社会ってもんで・・・まあそんな人間関係で困ってる部分があったので読んでて龍神や信久の方がよっぽど大人だなと思いました^^;私もホント大人にならなくちゃ。
それにしてもクラスの問題児の2人は本当に問題児でしたねー
でも、特に男の子の方がこういう子、今多そうです。
放っとけばいいんですよ。ほっときましょ。
とりあえず今回はエスペロスを敵に回したら末恐ろしいということは分かりました^m^
竹田さんの方はまさかこんな展開になるとは思わずビックリ。ご都合主義っぽさもありましたけど、ああいう状況になったら人間変わるよねということで。
恋愛って本当に素直にシンプルに相手のことを好きっていう気持ちから始まるんですよね。愛っていいなーって最後に思いました。
でも2.5次元以外の恋愛なんて、もう忘れたなー←

〈角川書店 2014.6〉H26.8.26読了

妖怪アパートの幽雅な日常 ラスベガス外伝 香月日輪5

妖怪アパートの幽雅な日常 ラスベガス外伝 (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常 ラスベガス外伝 (YA!ENTERTAINMENT)
著者:香月 日輪
講談社(2013-08-09)
販売元:Amazon.co.jp

おかげさまでYA!ENTERTAINMENT10周年!その記念企画として、あの大人気シリーズ『妖怪アパートの幽雅な日常』がスペシャル番外編として登場します。
「妖怪アパートの幽雅な日常」が完結してから4年。
妖アパファンから、是非読みたいリクエストが多かった稲葉夕士の世界旅行。その過酷でファンタスティックな日々が、ここに明らかになります。
古本屋と一緒の世界旅行の途中で、ラスベガスに立ち寄った稲葉夕士。そこに住む、千晶先生の兄・恵のところにお世話になることになったのだが・・・。

4年ぶりの妖怪アパートの新刊だそうです。
私は去年読んだので凄く前の作品という気はしませんでした。
完結しているもののあくまで外伝って考えたほうがいいかな。
悪いってわけじゃないんですけど、著者さんもおっしゃっていますが本編はあの10巻で完結していますから。
その間にこんなことをやってたよっていう番外編として読むのが良いかなと思います。
ラスベガスを堪能してましたねー。あそこまで豪遊してないですけど私もラスベガスに行ったときは賭け事はしなかったですが楽しみましたよ。ショーも見ました。
シルクドソレイユも見ましたよ。私は「カー」のほうだったけどね。
夕士は最初のころとは別人のようですね。
妖怪アパートでたくさんの人に出会って経験して、成長したんだなと思います。
龍さんの言った「君の人生は長く、世界は果てしなく広い。肩の力を抜いていこう」という言葉は私も大事にしている言葉です。
私もこのシリーズで多くのことを学びました。
たくさんの言葉たちを胸に私も生きていけたらいいなと思います。

〈講談社 2013.8〉H25.10.28読了

僕とおじいちゃんと魔法の塔5 香月日輪4

僕とおじいちゃんと魔法の塔(5) (角川文庫)僕とおじいちゃんと魔法の塔(5) (角川文庫)
著者:香月 日輪
角川書店(角川グループパブリッシング)(2012-07-25)
販売元:Amazon.co.jp

幽霊のおじいちゃんと魔法の塔で暮らす高校生の僕・陣内龍神(じんないたつみ)。塔には、親友の信久(のぶひさ)、魔女のエスペロス、完全無欠な美貌の先輩・一色雅弥(いつしきまさみ)と、ちょっと騒がしいけれど、楽しい仲間も増えました。そんなとき、妹の晶子(あきこ)の友だちがいじめにあっているという話を聞き、びっくり。しかもそれには、恋愛問題まで絡んでいるらしい。妹の恋話を聞いて、とまどってしまう僕だったけれど――!?大人気「魔法の塔」シリーズ、第5弾登場!!

第5弾です。第1弾から第4弾まで一気に読んでしまったので、予約が回ってくる第5弾まで時間がかかって若干思い出すのに時間がかかりました。
そうだ、高校1年生の冬まで来たんでした。
今回のテーマはいじめ・・・なのかと思ったらだんだん思わぬ展開へ発展していって、え?そういう展開すか?と思ったのだけど。それでも素敵な可愛らしい作品でした。
今回はひいおじいちゃんとひいおばあちゃんのメロドラマのようなお話が強烈でしたねぇ。バンドワゴンの勘一じーちゃんとサチを思い出しました。著者も違うんですけどね^^;
今回は龍神の妹晶子が大活躍でしたね。龍神が心配しなくても、晶子はちゃんといい方向へ成長していたと思います。言い方は微妙だけど、晶子が変に正義感を持っている子じゃなくて良かったなと思います。お母さんのように育っていたらそれこそいじめの標的になったのだと思うし。
結果として晶子の友達の件はいじめとはちょっと違うような気がしました。無視はしてはいけないけど、いきなり来られて困っちゃったのかなぁなんて思ったりして。それでも自分は被害者なんて言っちゃいけないけど。
おじいちゃんと江角の関係は、人間愛みたいな感じだったんですかねぇ・・・おじいちゃんはともかく、江角の方は多少なりともおじいちゃんへの想いはあったと思うな、私は。
龍神と信久と雅弥が恋とは何ぞやという話をしていたけど、3人よりも一回りくらい上な私でも、分かりません。好きになるって何だろう。一緒にいたいって何だろう。そんなふうに心から思える人なんて、これから出てくるのかな。勿論白馬の王子様が迎えに来てくれたらいいなーって思いますよ。私の王子様は「図書館戦争」の堂上教官と「耳をすませば」の聖司君なので^m^そういう人が良い←
とはいうものの、3人が真剣に悩んでいることは、私もきっと一生分からないまんまなんだろうなと読んでいて思った次第です。
晶子が温代ちゃんに言った言葉は、きっと温代ちゃんの支えになると思います。良い子に育って、良かったね。
6巻も楽しみです。個人的には和人が何かしらの形で葛藤し、爆発するのを見てみたいです^m^

〈角川書店 2012.7〉H24.12.10読了

桜大の不思議の森 香月日輪4

桜大の不思議の森 (徳間書店)桜大の不思議の森 (徳間書店)
著者:香月日輪
徳間書店(2012-10-05)
販売元:Amazon.co.jp

桜大(おうた)が生まれ育った「黒沼村」は、人と不思議が同居する場所。かつて沼があったとされる黒沼の森の奥には、禁忌の場所がある……。
「センセイ」と呼ばれる謎の男の人に導かれ、桜大は森で何を見出すのか。文庫書き下ろしで登場!

香月さんの新刊です。
今回の主人公は13歳の男の子。黒沼村という不思議がたくさん潜む村が舞台です。
おそらくドのつく田舎で便利なものはないかもしれないですが自然に満ち溢れているのが文章から伝わってきました。
四季折々の情景が目に浮かぶようです。そして季節ごとに拵えられる料理がとてもおいしそうでした^^
桜大はとても素直ないい子。悪い子がいても友達になろう。きっと分かり合えると信じているとってもいい子。
だからその分純粋で、とても傷つきやすい。
桜大は祖父の後を継ぎ、農業で生計を立てたいと思い農業高校へ行くことを早々と決めますが、桜大は後々その選択に対して悩むことになります。
センセイがいうように、大人の立場で子供の悩みを聞くと笑っちゃいたくなるような、からかいたくなるような悩みがたくさんありました。
でも、本人にとっては切実で、また自分の力で解決していかなきゃいけない問題なんだろうなと読んでいて感じました。
香月さんの作品は可愛らしくても素敵でも人に対する問題提起が必ずどこかにあるので考えさせられます。
今回もいろいろありましたが、素敵な物語でした。

<徳間書店 2012.10>H24.11.29読了

僕とおじいちゃんと魔法の塔4 香月日輪4

僕とおじいちゃんと魔法の塔(4) (角川文庫)僕とおじいちゃんと魔法の塔(4) (角川文庫)
著者:香月 日輪
角川書店(角川グループパブリッシング)(2011-05-25)
販売元:Amazon.co.jp
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幽霊のおじいちゃんと暮らす僕の、高校生になってはじめての夏休み直前。弟の和人や妹の晶子が塔に泊まりに来るということで、なぜか魔女のエスペロスが大はしゃぎ。一方、僕たちは学食で暴れている先輩たちを見つける。エスペロスによると、彼らは猫に祟られているらしい。自業自得でそんなことになったようだけれど、知ってしまったからには助けたい。信久と僕は、彼らのもとに向かうことにしたけれど!?シリーズ第4弾。

一気に第4弾まで読んじゃいました。
今回は夏休み直前から夏休み中盤まで。時間はゆっくり流れますね。良いなぁ。
夏休み直前に起きた事件は自業自得ですよ。人が動物をどうこうする権利はないんです。ストレスの捌け口として動物を巻き込んではいけません。ましてや罪悪感を何も感じなかっただなんて最悪です。
それでも、龍神や信久は彼らを助けようとした。立派ですね。龍神は結構ブラックですけど^^;言ってることは正しいですが。
そして夏休み。和人と晶子が遊びに来て塔の中は賑やかに。
楽しそうで私もあの中に入りたくなりました。ご飯もいつもおいしそうでいいなー。
和人が秘密の部屋に入ってしまって、傷つくことをたくさん言われて。
でも、和人は強かった。安心しました。龍神も和人も晶子も、親に縛られることなく自分の道を進めると思います。まだまだ先は長くてたくさんの未来が待っていて、羨ましいなと思う。
5巻は順番待ちでもうしばらく待つと思われます。楽しみに待ってよう。

〈角川書店 2011.5〉H24.9.24読了

僕とおじいちゃんと魔法の塔3 香月日輪4

僕とおじいちゃんと魔法の塔(3) (角川文庫)僕とおじいちゃんと魔法の塔(3) (角川文庫)
著者:香月 日輪
角川書店(角川グループパブリッシング)(2010-09-25)
販売元:Amazon.co.jp
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僕と幽霊のおじいちゃんが暮らす魔法の塔に、はた迷惑な住人が増えた。秘密の部屋の魔法円からやってきた魔女エスペロス。見た目はかわいい女の子なのに、実はものすごいお婆ちゃん。そのうえその気になれば世界を壊せるくらいの力を持っているらしいんだ。しかも彼女は、僕や親友の信久といっしょの高校に通いたいと言い出した。おかげで僕の穏やかな(予定)高校生活が大変なことに―!?大人気「魔法の塔」シリーズ第3弾。

続けて読みました。やっぱり2巻は序章だった…!
3巻は強烈な高校デビューでしたね。まあ全てはエスペロスのせいですけど。
でも、2巻でのエスペロスはただ天真爛漫で自由奔放ではた迷惑な魔女なんだと思っていましたけど、高校生活を重ねていくごとに放つエスペロスの言葉が結構グサグサ刺さりました。
エスペロスは頭がよくて美人で明るくて…という「設定」にしてました。
本当に頭のいい人はそれを「天才」と考え、その人は除外してそういう人もいる、自分は自分だと切り替えられる。しかし、ただ頭のいい頭でっかちな人間はその「天才」を除外しようとする。片岡なんてその典型ですよねー。父親が偉いから尚更それを盾に思うように人と物事を動かそうとする。ベタだけど、そういう人がいるんですよね。
エスペロスはそういういじめを楽しみにしていたから、そういう目線でいじめられている自分を見るって言うのが何だか新鮮だった。
私も上の人や下の人と比べてしまうときがあるから。
人は人、自分は自分。なんですよね。
4巻目も楽しみです。雅弥君もこれからたくさん出てくるかなぁ。

〈角川書店 2010.9〉H24.9.21読了

僕とおじいちゃんと魔法の塔2 香月日輪4

僕とおじいちゃんと魔法の塔(2) (角川文庫)僕とおじいちゃんと魔法の塔(2) (角川文庫)
著者:香月 日輪
角川書店(角川グループパブリッシング)(2010-05-25)
販売元:Amazon.co.jp
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岬にたたずむ黒い塔で、幽霊のおじいちゃんと4度目の春を迎えた僕。高校に無事合格し、親友の信久とのんびり春休みを過ごそうとしていたところ、塔に予想もつかないはた迷惑なお客があらわれて―!?魔女に魔道士、仮面の旅人、そして幽霊と、千客万来の不思議な塔。そこではじまる、わくわくするような出会いを通して、僕は僕らしく生きていく!!「魔法の塔」シリーズ第2弾、高校生編スタート。

本当に2巻になったら高校生になってました。展開が早いです^^
そして予想通り、龍神と信久は夕士と長谷みたいな感じになっていましたね。もちろん性格は全然違いますけど。雰囲気が似てます。
高校生編と言っても、2巻目は高校生になる直前の春休みのお話です。
春休みになって弟の和人と妹の晶子が遊びにやってきて、楽しく過ごしたり、畑仕事したり休んだり。読んでいるこちら側も、良いなぁと思う環境です。幸せそう。
もちろんそれぞれの悩みや何やらかんやらはあるんでしょうけど、今回は高校生編の序章という感じでしょうか。
和人もおじいちゃんとちゃんと見られる時が来るんでしょうか。ちょっと大人になりましたよね。
そして新キャラ、エスペロスが登場。強烈ですね〜。
強烈な印象を残して次巻で更に強烈さを増すという^^;
今回は序章っぽかったので地固めという感じでした。

〈角川書店 2010.5〉H24.9.21読了

僕とおじいちゃんと魔法の塔1 香月日輪5

僕とおじいちゃんと魔法の塔(1) (角川文庫)僕とおじいちゃんと魔法の塔(1) (角川文庫)
著者:香月 日輪
角川書店(角川グループパブリッシング)(2010-01-23)
販売元:Amazon.co.jp
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岬にたたずむ黒い塔。まるでお化け屋敷のようなその塔は、鎖と南京錠で封印されているはずだった。だけど、ある日、塔に行ってみると、そこには、僕が生まれる前に亡くなったおじいちゃんが住んでいた!しかもその塔には、もっと驚く秘密もあって…!?幽霊のくせに(だからこそ?)ヘンテコなおじいちゃんとの出会いが、僕の決まりきった生活を変えていく―。運命を変えられた僕のびっくりするような毎日がはじまった。

この作品は、1冊目はこどもちゃれんじに毎月連載?されていた作品なんですね。
私もこどもチャレンジから高校講座までやっていたので何となくわかります。こどもチャレンジの頃ってそういう毎月続くお話がありましたよねー。懐かしいな。
私も夢中で読んでいました。私の時に書いていた人は誰だったんだろう。もう思い出せないな。
それを書籍化するからと、完結している作品に対してあと2,3冊書いてくださいって乱暴ですね^^;まあ、香月さんが誇張してるやもしれませんけど^m^
主人公は小学校6年生の陣内龍神(たつみ)。弟の和人、妹の晶子の3人兄弟。
弟の和人は親の期待を一身に受け、期待されている自慢の弟。
それに対して自分はそれを見つめているだけ。両親はカタブツで堅実で、言っていることが正しいからそれに従うのが正しいことだと信じていた。
しかし、岬に佇む黒い塔へ行ったことで、龍神の人生が大きく変わります。
そこには、昔の姿のままの死んだはずのおじいちゃんが住んでいました。
若いおじいちゃんの風貌は「妖怪アパート」の龍さんのイメージでした^^中身は全然違いますけど。
親の言葉って、子供にとっては絶対なんですよね。それがおかしいと思い始めたことで、子供の中での自我が目覚めてきた、大人になって来た証拠だと思います。
それを頭ごなしに否定して子供の意見も聞かずに言いくるめようとする。大人の悪い例ですねー。
「いうことを聞かないなら勝手にしろ。学費ももう払わないからな」なんて子供みたい。おじいちゃんも怒っていたけど、子供にはどうしようもできない金銭面を持ってくる親なんて最低だ。
信久の出会いのきっかけとなったエピソードも同じことですよね。
障害者の偏見をなくそうと活動している親自身が子供を障害者と思っている。
競争に順位を付けないことこそが正しいと思っている。困ったものです。
そして弱い人を守ろうと偽善者ぶっている子供たちは平気でちょっと意見の違った子に対しては平気でいじめをする。
まあ、内容としてはベタなのかもしれませんが、よくある話です。
龍神はおじいちゃんと出会った事で、自我が目覚めたんですね。そして信久とも出会えてよかったです。
1巻はこれで完結して2巻目からは高校生になるらしいので^^;どうなっているのかドキドキしながら読むことにします。
龍神と信久は、夕士と長谷のような関係になっているかな。

〈角川書店 2010.1〉H24.9.19読了

妖怪アパートの幽雅な人々 妖アパミニガイド 香月日輪5

妖怪アパートの幽雅な人々 妖アパミニガイド (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な人々 妖アパミニガイド (YA!ENTERTAINMENT)
著者:香月 日輪
講談社(2012-01-27)
販売元:Amazon.co.jp
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住人たちの日常大公開。各キャラの裏設定・サイドストーリーを公開。立体造形で妖怪アパートを再現。その後の夕士と長谷、千晶を描いたSS。香月日輪スペシャルインタビュー。

久しぶりの妖怪アパート!しかも10巻終了後の設定だから夕士も大人になってます。
全10巻の中に書かれていなかったエピソードがたくさん描かれています。
イラストも描かれていたのですが、想像していたのが実際に現れて良かったのか悪かったのか。でもみなさん美男美女だから良し!←
読んでから少し時間が経ってたので復習にもなりました^^
やっぱり千晶様は素敵だわ!歌っている姿を1度で良いから見てみたい〜
長谷と夕士の関係も変わっていなくて相変わらず素敵だし。
田代が萌え〜ってなるのがわかります^m^
またいつか、どこかで会いたいなぁ。

<講談社 2012.1>H24.3.31読了

妖怪アパートの幽雅な日常 10 香月日輪4

妖怪アパートの幽雅な日常(10) (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(10) (YA!ENTERTAINMENT)
著者:香月 日輪
講談社(2009-03-11)
販売元:Amazon.co.jp
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「妖アパ」驚嘆と感動の最終巻! 高校卒業を目前に長谷の祖父が亡くなった。その後に残された執念が恐ろしい形となって二人の目の前に現れるが、立ち向かう二人はさらに絆を深め、逞しく成長する。

ついに最終巻。早いですね。
最後は夕士の高校生活最後の話なのかと思ったら思わぬ方向へ行ったので、どうなるんだろうとこれまた気になってあっという間に読んでしまいました。
改めての夕士と長谷の友情を再確認できたような気がしました。
凄いな〜あんな切羽詰った時自分だったらどうするんだろうって考えちゃった。
で、その友情の部分に関しては良かったのだけど。
う〜ん。9巻までかけて夕士がいろんな選択を迫られて選択してきたわけだけど、それが尻切れトンボみたいな感じになっていて私も夕士と同じようにぽかんとしてしまったな〜と思う。
ちゃんとしっかり高校生活3年間を描いてきたのだからちゃんと受験して送別会をして卒業式をしてほしかった。
長谷の問題だけではなくて夕士の最後の3学期も書いてほしかったなと思う。クリの最後のくだりもちゃんと書いてほしかったなと思う。
こうしてほしかったってことばかり言っていますが^^;
夕士のその後も何だかいろいろ怒涛な展開でしたねぇ…。
怒涛な展開すぎてついていくのが大変でした。
良かったんだけど、これで最後かと思うとちょっとだけ残念な気もしました。
面白かったんですけどね。うん。
番外編とか、出してほしいなぁ。
まだまだ詩人さんや画家さんや古本屋さんや龍さんから、ありがたいお話を聞きたい。

〈講談社 2009.3〉H23.12.4読了

妖怪アパートの幽雅な日常 9 香月日輪5

妖怪アパートの幽雅な日常(9) (YA! ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(9) (YA! ENTERTAINMENT)
著者:香月 日輪
講談社(2008-10-10)
販売元:Amazon.co.jp
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高校最後の文化祭、出し物は男子学生服喫茶に決まり、盛り上がる3‐C。一方、自分のノートに書かれた悪口を見つけた夕士は、クラスメイトの心の闇を知る。学校裏サイトにも不穏な空気が…。

8巻目を読んだら読む手が止まらず、気づいたら9巻目を手にしていて読み切ってしまいました。
今回は文化祭から年末までのお話。
田代たちは凄いですね^^;もう女は強しです。まあ、商業高校だから女性が多いっていうのもあるかもしれませんけどね。
それにしても千晶先生は人気者ですね。白の学ランが似合う30歳って・・・想像できないよ〜!!
前々から思っていましたけど、千晶先生は自分のこともそうだし友人についてもたくさんのことを経験しているから、素敵な先生でいられるんですよね。
酸いも甘いも経験していないと、重みのある言葉も言えませんから。
夕士や田代は強いですね。
周りの友人や先輩に恵まれているのもあると思いますが、悪口を言われたり書かれたりしたら、落ち込みますよ?なのに、この送ってきた人の精神状態がヤバイとか、心配してるんですよ。凄いですよね。人間が出来てます。
田代も、先輩の受け売りというのもありますけど、この送ってきたやつは私たちのことが羨ましいのよ!って言っていて。かっこいいなと思いました。
文化祭が大成功していてよかったです。
もう次は卒業ですね。そして最終巻。
早く読みたいような、かみしめたいような。複雑な気持ちです。

〈講談社 2008.10〉H23.11.20読了

妖怪アパートの幽雅な日常 8 香月日輪5

妖怪アパートの幽雅な日常(8) (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(8) (YA!ENTERTAINMENT)
著者:香月 日輪
講談社(2008-01-11)
販売元:Amazon.co.jp
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運命に翻弄されながらも立ち向かう夕士! 若いうちの遠回りは心を豊かにしてくれると思った夕士は、就職活動をやめて大学進学をめざす。一方、魔道士としても生きる覚悟を試されるような事件が!

第8弾です。
早く働きたいと言っていた夕士君が大学進学を目指します。
ついに高校3年生になりました。最高学年、最後の1年ですね。
何だかまだ終わっていないけど感慨深さを感じました^^;
行事の一つの遠足を終えて夏休み。
バイトと修行と進学を決めたために長谷のスパルタ勉強と大変な日々を過ごしていた夕士ですが、1日だけのんびり過ごすことになった日に大きな出来事と遭遇します。
きっと千晶先生にはいつか本当のことを言うときが来るんだろうなと思いましたが、やっぱり告白しましたね。
千晶先生も夕士も凄いです。
人のために犠牲になってはいけないと思うけど、自分を挺して人を守るってなかなかできることではないですよね。
本当に立派でした。
なのに!
なんですか、あの青木先生の集団は!
その場にいなかったからってよくあんなことを言えますね。
嫌いな人はどう頑張っても分かち合えないっていうことでずっとそんな感じですけど、これから事件とかないのかしら。うがー!!腹立つ!
早く青木先生を取り巻く集団が目が覚めて青木先生が一人ポツンといるところを見たいです^m^←性格悪っ!
最後のチューのくだりは面白かった。確かに田代たちが萌えるのはわかる気がします・・・。

〈講談社 2008.1〉H23.11.20読了

妖怪アパートの幽雅な日常 7 香月日輪5

妖怪アパートの幽雅な日常(7) (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(7) (YA!ENTERTAINMENT)
著者:香月 日輪
講談社(2007-10-18)
販売元:Amazon.co.jp
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旅立ちの季節、夕士の決断。学年末、条東商は3年生追い出し会の準備で盛り上がり、妖怪アパートでも秋音の送別会が開かれる。そんなある日、千晶先生の教え子の事件や、まり子さんの哀しい過去を知った夕士は、考える力をつける=学ぶことの重要性に気づいていく。

第7弾。夕士君ももうすぐ高校3年生になります。
今回のテーマは性と親子かな〜。
性に関してはなかなか難しい問題がありますよね。
恥ずかしいものだと思って親子で話をすることはほとんどないし、友達間でもそうそうは話さない。でも、ちゃんと理解しておかなきゃいけない大切な問題。
性に関してもだけど中学生、高校生という思春期の時代は子供の成長を見守りつつも親が監視していなければならない時期だと思う。
子供の気持ちとしてはもう子供じゃないから子ども扱いしないでほしいと思う。でもまだ根本的な部分は子供でちゃんと親が支えていないと違う方向へ行ってしまう場合もあると思う。
千晶先生の過去もまり子さんの過去も、すべては親が原因だと思う。
ヨーコの親は押し付けすぎ、まり子の親は放置し過ぎ。
夕士も言っていたけどちゃんと子どもと向き合っていないのだと思う。
まり子さんの過去は切なくなった。身から出た錆だと言えばそれまでだけど、でもまり子さんが違う道へ進んでいることを正してくれる大人はいなかった。
ちゃんといてくれたのなら、まり子さんが死ぬこともなかったんじゃないかなと思う。
今回また夕士が人の過去を知ったことで、学ぶことについてまた考えていましたね。
早く自分で稼げるようになることも大事だけど、ちゃんと人間力を付けていく時間も必要で大事だと思う。
夕士は絶対に大丈夫だと思うけど、自分でもちゃんと学びたいと思ったんですね。
学びに対する考え方がちょっと変わって終わったので、これは展開が気になります。
あと3冊。大事に読んでいこうと思います。

〈講談社 2007.10〉H23.11.18読了

妖怪アパートの幽雅な日常 6 香月日輪5

妖怪アパートの幽雅な日常 6 (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常 6 (YA!ENTERTAINMENT)
著者:香月 日輪
講談社(2007-03-10)
販売元:Amazon.co.jp
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修学旅行ももれなくオバケつき?
修学旅行でスキー場に出かけた夕士たち。しかし、宿泊先のホテルには、なにかが起こりそうな怪しい気配が……?
体調不良の続出、客室の怪奇現象、そして、やつれていく千晶先生。思い出作りの修学旅行はとんでもないことに……。魔道士修行中の夕士、高2の冬は、特別寒いゾゾゾゾゾー。

第6弾。今回は高2の3学期。修学旅行編です。
今回は妖怪アパートの方々は最初と最後にしか登場しないのでちょっと残念。
千晶先生がまた登場。きゃ〜!私も好き〜^^
学校の団体客をあまり受け入れないホテル。そこには怪しげな気配が・・・
千晶先生がなぜかやつれていく。ご飯も食べていないらしい。いったい何が・・・
幽霊のくだりは何だかゴーストハントを彷彿とさせますが、闘うのは夕士一人ですからね〜。しかも千晶先生の様子もおかしいし。ちょっとハラハラしました。
青木先生は相変わらずで、取り巻きも相変わらずですね。
確かに人の相性はあるから、嫌いなら嫌いでいい。でも、それを人に悪口としていうのはどうかと思う。その意見だって自分ではそうでも、人に押し付けているようなものですし。
夕士は今回もかっこよかったです。
千晶先生の数々のピンチをちゃんと救いましたしね^^
女子生徒たちの萌えを何度も誘う形になっちゃいましたが^m^
う〜ん、この2人も良いけど、やっぱり私は長谷との方が・・・コラコラ!
でも、もう今回のことで完璧に千晶先生は奴には何かあると思っちゃいましたよね。
先生はできた人だから何も言わないけど、きっと先生にも夕士はいつか本当のことを話す気がする。
ますます次を読むのが楽しみになりました^^
やっぱりこのシリーズ良いな。
早く読みたい反面、読み終えちゃうのもさみしい気もするこの複雑な心境・・・

〈講談社 2007.3〉H23.11.17読了

妖怪アパートの幽雅な日常 5 香月日輪5

妖怪アパートの幽雅な日常(5) (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(5) (YA!ENTERTAINMENT)
著者:香月 日輪
講談社(2006-03-11)
販売元:Amazon.co.jp
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新任教師は妖怪以上の存在感?
妖怪アパートに(なぜか)滝が出現!一方、学校には超個性派の新任教師が着任して、新たな事件の予感……?
清楚VS型破りの両極端な教師2人がやってきた。英会話クラブの転入生騒動、中間試験でのカンニング事件、そして文化祭準備にも追われながら「生きる意味」を考えさせられた夕士、高2の2学期。

このシリーズも好きだー。止まりません。
第5弾は夕士の高2の2学期。本当に毎回毎回いろんなことがありますね。
新しく来た千晶先生はとてもすてきな先生ですね。夕士の言う通り、厳しい部分を持っているから普段やさしいゆるい先生でいてくれるんだなって思います。
青木先生や山本のような人っているよね。うん。
でも、自分にもそういう部分があるかもしれないから、気を付ける。
自分の意見が正しいって思っちゃいけないし、その思いを人に押し付けちゃいけないと思う。相手が悪いと思って伝えることはダメなことではないけど・・・。
青木がやっていることは単なる自己満足だと思う。
目の前で起こっている出来事、人から聞いたことだけを鵜呑みにして勝手に自分でその問題を完結しちゃってる。
そして自分の固定観念にガッチガチに縛られているんだと思う。ある意味、可哀相な人だと思う。だって、人の意見を聞かないんだからそれ以上成長しないもの。
山本もなぁ・・・。家庭環境が根底にあるとはいえ支離滅裂で正直イタイ。
自分が好きなものは相手が好きだとは絶対に限らないし、その好きを押し付けるのも良くない。そして自分がダメだと思うことを、そのダメだと思っていることを楽しんでやっている人に言ってはいけない。
自分が好きでも、相手が好きになってくれるとは限らないんだよ。それは、私は経験済み。
いくら自分が好きではなくても、何かの集団に属しているならば、言い方は悪いかもしれないけど、妥協すること、輪に入ることも大切で必要なこと。
あんなにあからさまにしていて、何か言われたらヒステリーを起こす理由がわからない。あれじゃあ、どうしようもないよね。
最後は解決策とはいかないけど、よかったんだろうか。
次回からも登場するのかなー。だとしたらやだなー。
千晶先生は本当に素敵な先生だと思う。千晶先生だけは次回からもずっと登場してほしいなぁ。

〈講談社 2006.3〉H23.11.11読了

妖怪アパートの幽雅な日常 4 香月日輪5

妖怪アパートの幽雅な日常〈4〉 (YA! ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常〈4〉 (YA! ENTERTAINMENT)
著者:香月 日輪
講談社(2005-08-23)
販売元:Amazon.co.jp
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夏休み、夕士が巻きこまれた「事件」は? 高2の夏休み。前半は魔道士の集中特訓、後半はバイトに明け暮れる夕士。魔道士修行に励む一方、バイト先でコミュニケーション不足の大学生や自殺未遂の少女に出会う…。

第4弾です。読み始めたら止まりません^^
今回は高2の夏休みの期間の出来事。夕士はどんどん心も体も逞しく立派に成長していきますね。
今回の話題はコミュニケーションについて・・・かな。
私は携帯依存症ではないですし、しょっちゅう家に携帯を忘れるくらいなので、いつでもどこでも携帯を開いている人の気持ちは夕士と同様にわかっていないと思います。
特に、人と顔を合わせない、メールでのコミュニケーションについて。
私も夕士と同じで直接話せばいいと思う。今会っている人と話せばいいと思う。
私も人見知りだけど、社会人になったら嫌でも人とかかわっていかなければいけないんだから、自分から動き出さないと。・・・って私もえらそうに言えるほどコミュニケーションをとれているわけではないけど。
私もバイトをしていた時、ちょっと叱られただけで音信不通になって辞めていく人を何人も見てきた。たかがバイトされどバイト。バイトでもお金をもらっているのに変わりはないんだから、ちゃんと働かないとね。
大学生2人はとても運がよかったんだと思う。夕士と出会えて、また会社の方々に恵まれて。
有実ちゃんも良かったね。姿形が大人っぽくても中身は子供。ちゃんとした意味の大人を理解することができてよかったと思う。5以降も登場するのかな?
次も楽しみです^^

〈講談社 2005.8〉H23.11.10読了

妖怪アパートの幽雅な日常 3 香月日輪5

妖怪アパートの幽雅な日常(3) (YA! ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(3) (YA! ENTERTAINMENT)
著者:香月 日輪
講談社(2004-10-09)
販売元:Amazon.co.jp
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学校の怪談?
講堂の小部屋にオバケが出るという噂が。確かめに行った夕士と田代、妖魔フールがそこで目にしたものは……。
この世のものではないモノたちと、世にも稀な妖怪アパートで共同生活を始め、2年目をむかえた高校2年生の夕士。魔道士の修行をしつつも「普通」の高校生として過ごす平和な日常に、怪しい影が……。

第3弾です。
夕士が高校2年生になりました。あまり変わっていないけど、魔道士の修業は続いていて、フールがまとわりついている環境。
以前、事故を救ったことがきっかけなのか田代という生徒がまとわりつき、ついでに取り巻きも夕士と絡んでくるようになります。
それはそれで楽しそうなのだけど、女の子に囲まれている夕士を面白くないと思っている子もいるわけで・・・。
学生の頃って色々面倒くさいですよね。それでも夕士は気にせず学校生活を続けています。
そんな中のお化け騒動。雰囲気はゴーストハントの小規模バージョンのような印象でした。小規模って失礼かな^^;
にしても三浦という教師は中身はてんで子供でしたね。
でも、こういう大人はたくさんいると思う。もしかしたら、自分もこんな感じかもしれない。
だから、本当に夕士は運がいいんだと思う。長谷という友人に巡り合えて、妖怪アパートに出会ったことでそういう人間にならずにしっかりと地に足つけて前に進めているのだと思う。
助けたと思ったのに、中身が変わっていないから結局何も変わっていないって辛いですよね。でも秋音ちゃんも夕士もそんな人もいるんだ。救えない人もいるんだと思って、変わらずに生活していってほしいなと思う。
私もそういう人間にならないように気を付けよう^^;
長谷は相変わらず夕士を気にかけてますね〜
最後の「イタイ愛情だな、いろんな意味で」という言葉にものすごく納得しました^^;

〈講談社 2004.10〉H23.11.7読了

妖怪アパート幽雅な日常 2 香月日輪5

妖怪アパートの幽雅な日常(2) (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(2) (YA!ENTERTAINMENT)
著者:香月 日輪
講談社(2004-03-11)
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半年間の寮生活を経て、寿荘に舞い戻ってきた夕士。妖怪、人間入り乱れての日々がふたたび始まった。ある日手にした「魔道書」の封印を解き、妖魔たちを呼び出してしまった夕士は、除霊師の卵・秋音に素質を見込まれ、霊力アップの過酷な修行をするはめに…。大ブレイクの好評シリーズ、怒涛の第2弾。

すぐに2巻目を読んじゃいました^^
1巻は中学3年生の少しと高校1年生の1年間を描いていましたが、今回2巻は2年生になる直前の春休みのみ。
その期間に夕士はまた大きな転機を迎えます。何故か魔道書の封印を説いてしまい、秋音に修行を余儀なくされます。
でも、もともと向いているんでしょうね。何だかだんだん才能を開花させていってカッコイイです。
今回はその修行についてと、長谷との友情を主に書いている気がしました。
夕士は自分がどういうところに住んでいるか、また自分が今行っていることについて知ったらどう思うのか、打ち明けたいと思いつつも知られた後のことが怖くて言えずにいます。
読んでいる側からすれば何でそんなに悩む?と思う。受け入れてくれるに決まってるじゃないって。それくらい長谷は夕士のことを信頼しているし、助けになりたいと思っていると読んでて感じました。
何だか2人が友情以上の関係に見えて若干萌えましたけど!なんですかあの可愛らしい会話の数々!実は裏組織?を牛耳っている少年が行う好意とは思えませんよ!
でも、本当にお互いに信頼しあっているのが見えてそれは本当に素敵だなと思いました。
夕士も言っていましたけど、妖怪アパートの面々と長谷がいれば大丈夫な気がします。
自分の素を出すことが出来て、弱音を吐くことが出来る人がいるってとても大事だと思う。
今回もいろいろ教わった気がします。
3巻では高校2年生になるんですね。楽しみです。

〈講談社 2004.3〉H23.10.29読了

妖怪アパート幽雅な日常 1 香月日輪5

妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA!ENTERTAINMENT)
著者:香月 日輪
講談社(2003-10-11)
販売元:Amazon.co.jp
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オススメ!
ひとり暮らしの始まりは、妖怪たちのすむ奇妙なアパート――。
違う世界や違う価値観があってこそ、世の中はオモシロイ!
夕士が高校入学と同時に始めた、あこがれの下宿生活。
幼い頃に両親を事故で亡くしたため、早く独り立ちをするのが彼の夢。
ところがそこには、ちょっと変わった、しかし人情味あふれる《住人たち》が暮らしていた……。

同僚の司書さんから面白いよと何度も薦めていただき、さらに何度も借りたんですけど、読まずに返すと言う行動を繰り返していたのですが^^;
ようやく読みました。そして読んだらあっという間でした。
ヤングアダルトというジャンルですし、妖怪たちが住むアパートに転がり込むという展開なので、てっきりもっとわかりやすいと言いますか、楽しく読める?本だと思っていました。
確かに文章は中高生用なので読みやすいのですが、内容は結構重たくてビックリしました。
主人公の稲葉夕士は13歳で両親を亡くし、伯父の家族に引き取られて3年間を過ごしたからか斜に構えていると言うかどこか諦めていると言うか大人びていると言うか。
年以上に大人にならざるを得なかった少年と言う感じでした。
縁あって妖怪たちの住むアパートで半年過ごすことになり、夕士の価値観は何度も何度も覆される。
夕士に心の余裕が生まれてくるのが読んでいても伝わってきました。
同世代の秋音ちゃんや骨董屋さんや詩人さんや画家さんも肝が据わった個性的な素敵な人ばかり。
酸いも甘いも経験してきた人達の格言をたくさん聴いたような気がしました。
るり子さんの料理もとっても美味しそう。るり子さんの境遇と今の生活についてを知った時は何だか涙が出そうでした。
妖怪アパートを出た後の夕士もいろいろ大変でしたね。
読んでいて思ったことは、妖怪よりも生身の人間が1番怖いんだと言うことです。
自分が悪口を言ってるつもりはないのにどこかで誇張されてさらに誰かが本人に伝えてしまうとか、私も何となく経験があります。人を信じられなくなりますよね。
竹中君の件もそう。何か出来たんじゃないかという葛藤って誰にでもあることだと思う。その描かれ方がとても上手いなと思いました。思わず感情移入しちゃいました。
両親は幼くして亡くしてしまったけど、夕士は恵まれていると思います。
秋音さんは懐が大きくて素敵ですし、骨董屋さん詩人さん画家さん龍さん。
そして、長谷君。長谷君も夕士と同様とてもいい子ですね。
ただ長谷君はとても要領が良くて世渡り上手。ここが夕士と違うところでしょうか^^
皆さんがオススメしているのがよく分かりました。
これから10巻までどんどん読んでいきたいと思います。

〈講談社 2003.10〉H23.10.28読了
自己紹介
苗坊と申します。
読書とV6を愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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