雑誌の個性に合わせて作品を書き分けた松本清張が、アウェイの女性誌で書いた小説群に着目。そこに登場する女性主人公たちを、お嬢さん探偵、黒と白の「オールドミス」、母の不貞、不倫の機会均等といったキーワードを軸に考察し、昭和に生きた女たちの変遷を映し出すと同時に、読者の欲望に応え続けた作家の内面に迫る。
松本清張作品で私が読んだことがあるのは「砂の器」と「点と線」だけなので、内容としては知らないことばかりだったのですが、面白かったです。松本清張が書かれる女性像を知ることが出来ました^^印象的だったのは、あの時代に清張は女性を男性に養われている人ではなく、一人の人間として描いている、と書かれていたところです。私は女性目線の作品は「点と線」しか読んでいませんが、主人公の女性は芯の強い人でしたよね。松本清張作品を女性の視点で考察されている、面白い作品でした。
<新潮社 2025.6>2025.8.2読了




























