レファレンスサービス温故知新―レファレンス・ライブラリアンの体験から
インターネットのない時代,それどころかDBもほぼない時期に,司書はレファレンスサービスをどのように会得し,実践して,思索していったのだろうか。その一つの例がここにあります。公共図書館で貸出サービスが隆盛を誇っていた1973年に東京都立図書館に就職してから,特別区協議会調査部での日々,その後の社会での活動を大串夏身が振り返ります。情報環境が変化していく中においても書誌・文献調査が図書館サービスの強みであることを語り,図書館と社会のあり方を展望します。
デジタル情報が爆発的に増加するなか,ライブラリアンの活動する意義とはなにか,すでに始まっているAI時代にも通用する考え方のヒントが見つかるでしょう。
こちらの本の中で話されていた「レファレンスと図書館 ある図書館司書の日記」を以前読みました。30年以上前の図書館での奮闘記ですが、面白かったです。当時パソコンが出始めたばかりの頃で、レファレンスの問い合わせが電話でひっきりなしにやってくるような部署で働いていた著者さん、大変そうだなぁと思いながら読んでいたのを覚えています。
著者さんが司書として働いてきた軌跡を読むことが出来て良かったです。人間味を感じる、素敵な本でした。
<日本図書館協会 2026.2>2026.3.25読了


















































