西海域の果てに棲む竜が、突如、人間の世界に現れた。そして、それと呼応するかのように、各地で作物が枯れ、家畜が倒れていく。世界の均衡が崩れつつあった。災いの源を探るゲドは、旅の途中、国を捨てた王子アレンに出会う。心に闇を持つ少年は、得体の知れない“影"に追われていた。二人は、都城ホート・タウンにたどり着く。そこでは、人身売買が行われ、麻薬が蔓延し、売っている物はまがい物ばかり。表面的には陽気で騒々しかったが、行き交う顔からは実在感が失われていた。街をさまようアレンは、謎の少女テルーを人狩りの手から救い出すが、彼女は少年を拒絶する。
――世界に兆す災いの背後には、クモと呼ばれる男がいた。“死ぬこと"を誰よりも怖れるその男は、かつてゲドと戦い、そして敗れた大魔法使いだった。
18年?19年?越しくらいにようやく見ました。初めて見ました(笑)
私は原作を読んでいないので、まずこの世界観に入っていくのに時間がかかりました。
あらすじを一応読んでから見ましたが、それでも難しかったな…。アレンがどうしてあそこまで何かに怯えているのか分からなくて、もどかしかったです。ハイタカがこんなに親身になってくれてるのに裏切っちゃうし何なんだよ!とイライラしてました(笑)
テルーは芯がしっかりしていて自分を持っている気がしました。辛い過去があったからこそなのかもしれないけど。主人公よりもハイタカやテナー目線で色々見てしまったのは自分の年齢がそちらの方が近そうだからだろうかと思ったり。
結局テルーの正体もよく分からなくて気になったので、映画を見てから読もうと思っていた原作にようやく取り掛かろうと思います。