苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

近藤史恵

ふたつめの月 近藤史恵4

ふたつめの月

「たったひとつの後悔」契約社員から正社員になってわずか2ヵ月後、リストラ対象となり会社を辞めさせられた久美子。
しかし、後に辞めたのは自分ひとりで、しかも自主退社扱いとなっていた。その真相とは?
「パレードがやってくる」イタリアへ留学していた気になる男性、弓田が一時帰国して早々久美子に頼んだのは、弓田の幼馴染と言う明日香の話し相手になってほしいと言う事。
「ふたつめの月」いつも相談に乗ってくれていた赤坂が轢き逃げされ、重症を負った。赤坂は久美子に、あの街灯を壊してほしいと頼み込む。

近藤さん2冊目です。
続編だったんですね。何だか繋がっているような気はしていたのですが。
何だか最近、続編の後を読んでしまう事が多いです。
でも、面白かったですね〜。
久美子のうじうじした感じ、もの凄く共感できます^^;
でも、弓田と一緒にいるときの2人はじれったかったですね〜
なんて鈍いんだ!と^^;
まあ、当人達の思いは気付かないものなんでしょうかね。
久美子と同い年って事もあって、何だか凄く気持ちが分かったんです。
ちょっと前向きにさせてくれました。
そして、赤坂さんも素敵です。
「勉強した事は、必ずどこかで役に立つ。今ではなくても、いつかどこかでね。」
「勉強した事が、ひとつも役に立たないなんてことはない。役に立たなかったとしたら、それは自分で役立てようとしなかったからだ。」
と言う1説がありました。
ドキッとしました。
何だかとってもいい言葉。
赤坂さんありがとうって思いましたよ^^
「賢者はベンチで思索する」も読んでみようと思います。

〈文芸春秋 2007.5〉H19.9.2読了

天使はモップを持って 近藤史恵5

天使はモップを持って

オススメ!
深く刺さった、小さな棘のような悪意が、平和なオフィスに8つの事件をひきおこす。
書類紛失、保険外交員墜死、マルチ商法勧誘社員の台頭、派遣女性社員の突然の昏倒、ロッカールームの泥棒、切り裂かれた部長のぬいぐるみ、黒い液体で汚されたトイレ。
社会人一年生の梶本大介にはさっぱり犯人の見当がつかないのだが―
「歩いたあとには、1ミクロンの塵も落ちていない」という掃除の天才。
オフィスを騒がす様々な“日常の謎”を、女性清掃作業員だが、お洒落で可愛い女の子、キリコが鋭い洞察力で真相をぴたりと当てる。

近藤さん初読です。
ずっと気になっていたんです〜^^
というか、ずっと家にあったのですがようやく読めました。
オフィスで起こる事件を解決する短編集です。
大介とキリコのコンビがとってもかわいらしいですね。
オフィスで起きる日常ミステリというと、加納朋子さんの「月曜日の水玉模様」を思い浮かべますが^^
男女の立場は逆ですね。
キリコが頭がよくって頼りになります。
再び、日常ミステリの天才を見つけましたよ^^
実際にありそうな話でしたもん。会社の現場はこんな感じなのかな〜と思ったり。
たくさんの女性に囲まれている男性がどれほど立場が辛いかも分かりました^m^ナンチャッテ。
大介は頼りなくて容姿も抜群じゃないかもしれないですけど、自分の思い通りに女を動かそうとしている奴よりよっぽどカッコイイです。
かっこいいヒーローじゃないかもしれないけど・・・。
キリコがどうしてあえて掃除を仕事としているのか、ちゃんと理解しているんだもんね。
2人を応援したくなりました^^
多分、続編も出ているんですよね。
そちらも読んでみようと思います。

〈実業之日本社 2003.3
 文芸春秋 2006.6〉   H19.3.6読了
自己紹介
苗坊と申します。
読書とV6を愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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