ネタバレあります。
38歳、一人暮らし、会社員の「その」。近頃眠りが浅く、夜中の3時ぴったりに目を覚ますように。浅い眠りの中で見た夢の中に登場する知人や家族の言葉は、何かの暗示のようで…。眠れない夜に読むと心が少し軽くなる、イラストレーター・ながしまひろみの最新創作コミック! 仕事でもプライベートでも取捨選択を迫られることが増え、心にモヤモヤを抱えた人たちに寄り添う、「夢」がテーマのお話。「ダ・ヴィンチWeb」の人気連載に描き下ろし3本(24ページ)を加え、オールカラーで書籍化!
ネットのお試しで読んで気になったので読みました。
主人公が同世代だったのもあって気になって^^;
そのの夢に登場するようになった、38歳で亡くなった叔母のさきちゃん。
さきちゃんがときたま出てきて、そのとも会話をするのだけど、「朝まで待てなかった」「本当はもっとよく生きたかった」さきちゃんの告白に、私は何だか涙が出てきて。多分、今の私がそう。私も疲れちゃって、眠る時、このまま目を覚まさなければいいのにって何度か思ったから。目が覚めて、起きてしまったと思って、また日常を送って。
小さい頃に怖かったのが「親の死と戦争」って言うのも凄く分かる。小さい頃に火垂るの墓を見て、しばらく怖かったのを思い出した。
お兄ちゃんがそのに言った「役に立たなくていいからさ」「生きててくれよ」ってさりげなく言ったその言葉に、私も涙しました。私に、こんなことを言ってくれる人いるかなぁ。言ってほしいな。
私もよく生きれるように頑張ります。
<KADOKAWA 2023.5>