苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

映画・邦画

食べる女5

食べる女【Blu-ray】 [ 小泉今日子 ]
食べる女【Blu-ray】 [ 小泉今日子 ]
とある東京の古びた日本家屋の一軒家、通称“モチの家“。
家の主は雑文筆家であり、古書店を営む・敦子(トン子)。
女主人はおいしい料理を作って、迷える女性たちを迎え入れる。
男をよせつけない書籍編集者、いけない魅力をふりまくごはんやの女将、2児の母であり夫と別居中のパーツモデル、ぬるい彼に物足りないドラマ制作会社AP、求められると断れない古着セレクトショップ店員、料理ができないあまり夫に逃げられた主婦、BARの手伝いをしながら愛をつらぬくタフな女・・・。
それぞれの日常からの解放は、美味しい食事と楽しい会話。
今日も、人生に貪欲で食欲旺盛な女たちの心と体を満たす、おいしくて、楽しい宴が始まる。

食べ物が出てくる映画やドラマってそれだけで何だか満たされるような気がします。食欲がある意味満たされるからなのだろうか。美味しそうな料理がたくさん出てくると、いつも作っているテキトー料理をもうちょっと手をかけて、美味しい料理を作って美味しいって思わず微笑んでしまいたくなるものを食べたいって思います。
今回登場したのは様々な想いを抱える女性8人の物語。多種多様な個性あふれる8人でしたねー。
私が1番なりたいのはトン子かな^m^大切な人がいなくなっちゃうのは嫌だけど、平屋に一人で主みたいに住んでいて、たまに友達に得意の料理をふるまう。一人暮らしていけるお金も仕事もある。いいわ、理想的だわ←
他の人たちには共感できなかった。なぜなら愛だの恋だのに興味がないから。正直恋は面倒くさいと思っていて、自分の事だけに自分の時間を使いたいと思っているから、恋に時間を使うなら料理の仕込みに時間をかけたい。いや、そこまでの仕込みのある料理はしないけど^^;例えです。
性欲と食欲は似ていると聞いたことがありますが、どっちかが満たされていれば両方満たされているような気になるのかなぁ。RG-12だからまあ色々あるんでしょうね…とは思いましたけど、セックスシーンはやたらと男が自分の欲を満たすためだけに女を利用してるとしか思えない描写が多くてげんなりしました。シャロやん(いまだにシャロやん呼び)とか、広瀬さんとか。沢尻さんのシーンはまたちょっと違うけど…。
人としては勝地君が演じた役が好きだったかな。ゲイだからか分からないけど物腰が柔らかで人の意見は年齢も性別も関係なく受け入れるし、人当たりが良い。なんか可愛かったですし^^
そして徹平ちゃんはいくつになってもプラトニックとか清潔とか純情とかそういう感じの役が似合いますね。褒めているんだけどどうなんだろう。まあ、それ以外にもいろんな役をやっているから言えることなんですけど。あ、この男の子も可愛いから好きかな。最後に車の中で2人でアイスを食べているシーンがたまらなく可愛かったです。
性欲とか食欲とか、小さく括らずに欲望の赴くままにという点で言えば、今の私もそうなのかも…と思いました。
仕事をして(嫌だけど)、お金を得て好きなことをする。やりたいことをする。それが出来ることが1番幸せなのかなと思いました。
ほぼ100%自炊だから私も料理が上手くなりたいなー!美味しい!って思わず笑顔になるような料理を作れるようになりたい。そして人にふるまえるくらいの腕前になりたいです。

グーグーだって猫である4

グーグーだって猫である [ 小泉今日子 ]
グーグーだって猫である [ 小泉今日子 ]
吉祥寺に住む、天才漫画家の小島麻子。今日も、アシスタントのナオミ、仲のいい三人組の加奈子、咲江、美智子と徹夜で締め切りに追われていた。
その翌日、いつものように麻子が愛猫のサバに話しかけると、サバは冷たく動かなくなっていた―。
サバを亡くした悲しみがあまりに大きく、麻子は漫画が描けなくなってしまう。そんなとき、出会ったのは一匹の小さなアメリカンショートヘアー。名前は「グーグー」。
一緒にご飯を食べて、散歩をして、寝るという、なんとも幸せな毎日。不思議な青年、青自との恋の予感、アシスタントたちと話す新作のアイディア、色々なことがうまく動き始める。
だがある日突然、麻子は思いがけないことを知らされる・・・。

以前からずっと気になていた作品。ようやく観れました。
2007年の作品なんですね。13年前…女子高生の雰囲気とか、若い子の服装とか、あぁあぁそんな感じだったわーって思い出すような感じでした^m^まあ私は今も昔も地味ーな感じで自分がやっていたわけではないのですが。
サバもグーグーもとっても可愛かったですねー。物語もゆる〜く進んでいく感じでそれが良かったです。
樹里ちゃんが変わらないけどやっぱり少し若くてこの物語の中ではいい意味で目立っていた気がします。
日常生活をゆるゆると送りつつも熱い想いを抱えているようなそんな感じ。
彼氏役の方はどなただろうと思ったら、平川地一丁目の弟さんだったんですねー!この映画を最後に芸能界を引退されたそうで…。分かった瞬間「とうきょう」が頭の中を駆け巡りましたよね。
森三中は普通に若いし細い(笑)加瀬さんも少しお若い。
唐突な展開になって戸惑うことも何度かあったけど^^;良い作品でした。
サバが人間になって麻子の前に姿を現した時、人間の家族よりも麻子の事をちゃんと理解しているような気がして、私もこんな理解者が傍にいてほしいなぁ。いて羨ましいなぁと思いました。サバも麻子も幸せですね。
こちらはドラマ版もあるんですねー。今更ですけど再放送してくれるなら見てみたいなー。

トラさん 僕が猫になったワケ4

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酒とギャンブルが好きな漫画家の高畑寿々男(北山宏光)は、競輪で勝った帰りに交通事故に遭い、妻の奈津子(多部未華子)と娘の実優(平澤宏々路)を残して、この世を去ってしまう。そして寿々男は、死んだ人間の面接が行われる“関所”で、1か月の執行猶予期間に猫として家族のもとへ戻り、家族と自身の本当の心を見つめ直すように、という判決を下される。

22日は猫の日ということでこちらがWOWOWで放送されていました。
公開されるときにタイトルだけは確認してましたけど、改めてあらすじを見て猫になってしまってどうなるんだろう。猫にナレーションをつけるのか?と思ったらまさかの着ぐるみで笑いました。知るのが遅すぎますよねすみません。最初は着ぐるみだなぁと思いながら見ていて←お葬式のシーンとかこっちは笑いそうになったんですが、不思議ですね、だんだん見慣れてきたというかはまってきたというか。コメディっぽかったから良かったんですね。っていうかコメディっぽくない映画だったらそもそも着ぐるみじゃないですよね^^;
寿々男は本当にクズな男で、でも家族の事は大事に思っていたし大切だと思っていて、それは良かったかな。みゆちゃん役の子がとても可愛かった…。多部ちゃんもとてもとても可愛かった…。お母さん役は初めてだったんですね。北山君のダメ男役も良かったです(褒めてる)
最後はどういう形になるのかなーと思ったらマンガで締めくくられてて良い終わり方でした。
バカリズムさんもはまってましたね^^ぴったりでした。

猫は抱くもの5



思った通りの自分になれなくて、いつしか投げやりな生き方に慣れてしまった沙織(沢尻エリカ)。
彼女が心を開くのは、ロシアンブルーの猫・良男(吉沢亮)だけ。沙織の心に寄り添ううちに、良男は自分が沙織の「人間の恋人」なのだと思い込む。そんなある日、沙織の前に“ゴッホ"と呼ばれる売れない画家・後藤保(峯田和伸)が現れ沙織の日常に変化が訪れる。一方、良男は、沙織の家へ向かう途中で迷子になってしまい、野良猫たちが集まる「ねこすて橋」に辿りつく。1人と1匹は、ゴッホや迷い猫のキイロ(コムアイ)、個性豊かな猫たちとの出逢いを通じて、自分らしく生きるすべを見つけられるのか―。

去年の8月にWOWOWで放送されていた作品です。すっかり忘れていました^^;
犬童一心監督の作品だったんですね。「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」を見たことがあります。どちらも大好きな作品です。
更に原作は大山淳子さんだったんですね〜!知らなかったー!猫弁シリーズ大好きです。
元アイドルで今はスーパーでアルバイトをしている沙織と自分を人間だと思い込んでいる猫の良男の物語。
人間目線も猫目線も面白い。ちょっと舞台のような雰囲気も好きでした。猫が擬人化してるから、ちょっと非現実的な感じが合っていたのかも。
猫がタイトルに入っているから癒し系の映画なのかと思ったらめちゃくちゃグサグサくる作品でしたー…びっくりー。
面白かったです。凄く面白かった。
やりたくないことも恥ずかしいことも、歌うために頑張ってきたけど、頑張ってきたからと言って上手くいくわけでもない。そのやりきれなさや諦めにこちらも何だかグサグサきました。
東京に疲れて見知らぬ土地に来て、ゴッホという自分を理解してくれる人に出会えたことが本当に良かったなぁと思えました。ラストがとても好きです。
沢尻さんのポーカーフェイスも歌っている姿も戸惑う姿も笑顔もとっても可愛くて素敵でした。
素敵だったのになぁ…
原作も読んでみたいと思います。

SUNNY 強い気持ち 強い愛4



夫と高校生の娘と暮らす40歳の専業主婦、阿部奈美(篠原涼子)は、日々の生活に空しさを感じていた。一方、独身で39歳の社長・伊藤芹香は、ガンで余命1か月を宣告されてしまう。およそ22年ぶりに再会した芹香にもう一度みんなに会いたいと告げられた奈美は、ある事件が原因で音信不通になった仲良しグループ“SUNNY(サニー)”のメンバーを捜そうとする。

90年代が舞台ということで気になっていました。
でも、コギャルの全盛期より私は5歳くらい下なので分かる分かる〜っていうよりはそういう時代があったね〜と俯瞰して見る方だったかもしれません。うちの高校はルーズソックス禁止だったし。ルーズソックスは下火だったけど。1番よく見ていたのは「学校へ行こう」で出ていたコギャルたちだったかも(笑)
片田舎に住む私は転校当初の奈美のような感じで女子高生を過ごしてました。靴下は紺のハイソックスだったけど。
大人ターンは現代のリアルな女性たちの今が映し出されていて、学生時代に戻って話をするような感覚がとても好きだったけど、高校生ターンは全体的にうるさかったな^^;あんなにうるさかったかな。別にいつも楽しかったわけでもなかった気がするし←何だか違和感を感じてしまった。まあ、脚色しているところもあるから現実に受け止めたらダメだと思うけども。
友人を探して見つけて、それは良いんだけど夫の事とか娘の事とか、その関係に変化があったりするのかとおもったのだけど、それは無かったですね。それはちょっと拍子抜けしたかも。
それでも最後のシーンは良かったなー。皆さんのダンスも素敵だったし、奈々が髪の毛をあげてにこっと笑うシーンはめちゃくちゃキュンとしました。可愛い・・・
そういえば冒頭カットしたシーンがあるってWOWOW放送版では表示されていたんだけど、問題がありそうなシーンが何かあったのかな。そういえばR-12指定だもんね。

ツナグ5



たった一人と一度だけ、死者との再会を叶えてくれる人がいるらしい-。
半信半疑で依頼をしてくる人たちの前に現れる使者は、ごく普通の高校生・歩美(松坂桃李)だった。
横柄な態度で、癌で亡くなった母・ツル(八千草薫)に会うことを希望する中年男性・畠田(遠藤憲一)。
喧嘩別れをしたまま自転車事故で死んでしまった親友・御園(大野いと)に聞きたいことがある女子高生・嵐(橋本愛)。
プロポーズ直後に突然失踪した恋人・キラリ(桐谷美玲)のことを信じて待ち続けているサラリーマン・土谷(佐藤隆太)。
歩美は、実は“ツナグ"を祖母のアイ子(樹木希林)から引き継ぐ途中の見習いで、その過程で様々な疑問を抱く。
死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。間違いかもしれない。果たして会いたかった死者に会うことで、生きている人たちは救われるのか。人生は変わるのだろうか。そして死者は…。 その疑問は、自身の両親の不可解な死の真相へも向けられていく―。

観たいなぁと思いつつそのまま時が流れ、公開されたのは7年前なんですね。皆さんお若い。
最近原作の続編を読んだので、これを機会に観ました。
続編を読んだときも色々思い出しながら読んでいましたが、映像になるとなおの事思い出しますね。
映画は原作の「アイドルの心得」は無かったんですね。時間の都合もあるでしょうしそれは仕方がないか。
この作品を観て、樹木さんや八千草さんを拝見できたことも嬉しかったです。
1番凄いと思ったのは橋本さんの泣き崩れたシーンかな…。あれは素晴らしかった…一緒に泣いてしまいました。舞台上での演技も素晴らしかったです。
歩美の役は桃李君とても合っていましたねー。上手く言えないんですけど、原作で読んだ歩美の雰囲気がそのままだなーと感じました。続編もスーツ姿の桃李君が思い浮かびそう。
死者に逢いたいと思うのは生者の傲慢なのか…どうなんだろう。でも、死者としては死んでからも逢いたいと思ってくれる人がいるというのは素直に嬉しいことなんじゃないかなぁとも思う。
でも、亡くなった後にああすればよかったこうすればよかったと後悔して、会って幸せだった?と生者が聞くのは少し傲慢かもしれない。自分を守るためなのかもしれない。答えは多分なくて、歩美は色々悩みつつもツナグとして生きていくんだろうなと思います。まあ、続編を読んでいるから多少知ってますけど^m^
もっと早く観ておけばよかった。素晴らしい作品でした。

翔んで埼玉5

翔んで埼玉 通常版 [DVD]
二階堂ふみ
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
2019-09-11


埼玉県の農道を、1台のワンボックスカーがある家族を乗せて、東京に向かって走っている。カーラジオからは、さいたまんぞうの「なぜか埼玉」に続き、DJが語る埼玉にまつわる都市伝説が流れ始めるーー。
その昔、埼玉県民は東京都民からそれはそれはひどい迫害を受けていた。通行手形がないと東京に出入りすらできず、手形を持っていない者は見つかると強制送還されるため、埼玉県民は自分たちを解放してくれる救世主の出現を切に願っていた。
東京にある、超名門校・白鵬堂学院では、都知事の息子の壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が、埼玉県人を底辺とするヒエラルキーの頂点に、生徒会長として君臨していた。しかし、アメリカ帰りの転校生・麻実麗(GACKT)の出現により、百美の運命は大きく狂い始める。
麗は実は隠れ埼玉県人で、通行手形制度撤廃を目指して活動する埼玉解放戦線の主要メンバーだったのだ。その正体がばれて追われる身となった麗に、百美は地位も未来も投げ捨ててついていく。
2人の逃避行に立ちはだかるのは、埼玉の永遠のライバル・千葉解放戦線のリーダーであり、壇ノ浦家に仕える執事の阿久津翔(伊勢谷友介)だった。東京を巡る埼玉vs千葉の大抗争が群馬や神奈川、栃木、茨城も巻き込んでいくなか、伝説の埼玉県人・埼玉デューク(京本政樹)に助けられながら、百美と麗は東京に立ち向かう。果たして埼玉の、さらには関東の、いや日本の未来はどうなるのか――!?

昨日WOWOWで放送されていたので観ましたー。大ヒットでしたよね。
どんな感じなのか予告を見ても全然わからなかったんですけども^^;都市伝説の物語が主なんですね。だからみんな宝塚のような感じだったんだ。
生徒会長は男の振りした女性だと思ってたんですけど男性だったんですね…。キスシーンがあるからいつかどこかでそういうシーンになるんじゃないかと思っていたんですけど、勝手な想像でした^^;だってキスされた途端に百美がときめいちゃってるから…。
GACKT様は1度断ったそうですが、もうぴったりでしたねー。GACKT様しかできません!まあ絶対的に高校生には見えないですけど^^ここまでぶっ飛んだ作品にはやっぱり綺麗な方がお似合いです。京本さんもぴったりでしたね。2人が親子だったと言われても納得です。
中尾さんはやっぱり悪役なんですね。でも、ガリガリ君が出てきたときにそういえば中尾さんが1番好きなアイスはガリガリ君だったことを思い出して悪い顔してても全然怖くなかったです←
言い方が正しいかわかりませんが娯楽作品として堪能できました。面白かったです!
でも北海道民としては関東圏のイザコザは遠くの都会人たちが何か言い合ってるわーっていう完全な傍観者に徹しますけどね。ライバルがいて羨ましいですよ。だって北海道は孤島だもん。

教誨師5

教誨師 [DVD]
大杉漣
Happinet
2019-04-02


プロテスタントの牧師、佐伯保。彼は教誨師として月に2 回拘置所を訪れ、一癖も二癖もある死刑囚と面会する。無言を貫き、佐伯の問いにも一切応えようとしない鈴木。気のよいヤクザの組長、吉田。年老いたホームレス、進藤。よくしゃベる関西出身の中年女性、野口。面会にも来ない我が子を思い続ける気弱な小川。そして自己中心的な若者、高宮。佐伯は、彼らが自らの罪をしっかりと見つめ、悔い改めることで残り少ない “生" を充実したものにできるよう、そして心安らかに “死" を迎えられるよう、親身になって彼らの話を聞き、聖書の言葉を伝える。しかし、意図せずして相手を怒らせてしまったり、いつまで経っても心を開いてもらえなかったり、苦難の日々が繰り返される。それでも少しずつ死刑囚の心にも変化が見られるものの、高宮だけは常に社会に対する不満をぶちまけ、佐伯に対しても一貫して攻撃的な態度をとり続ける。死刑囚たちと真剣に向き合うことで、長い間封印してきた過去に思いを馳せ、自分の人生とも向き合うようになる佐伯。そんな中、ついにある受刑者に死刑執行の命が下される……。

大杉さんが亡くなられた後に公開された作品。気になっていたけど内容から少し恐怖も感じて見るのをためらってしまっていました。教誨師というお仕事があるということも初めて知りました。実際に半世紀にわたって死刑囚と向き合い対話を続けてきた方がいらっしゃるんですね。
牧師である佐伯保は6人の死刑囚と月に2回対話をします。死刑判決を受けるくらいですから相当の罪に問われているわけで、だから簡単に自分の心をさらけだすわけでもありません。それでも毎回何があっても定期的に訪れて話を聞く姿勢が受け入れられていったのか、徐々に心を開く死刑囚も出てきます。
私は佐伯と同様高宮が怖かったです。自己中心的とあらすじには書かれていますが自己中心的というのとも少し違うような気がします。佐伯が何を言っても攻撃的であざ笑うような態度に見ているこちらも恐怖を感じました。佐伯はそのことで自分の過去と向き合わざるを得なくなります。
佐伯が言った「私は高宮さんの事が怖い。それは高宮さんの事を知らないからだ。知らないから怖い。生きることも死ぬことも知らないから怖い。だから私は高宮さんを知りたい。」「生きていることに意味なんてないんですよ。生きているから生きるんです」という言葉に、なぜか私が少し救われたような気がしました。
きっと高宮もこの言葉に少し救われたんじゃないかな。最後に少しだけ口角を上げた笑みが一番純粋な笑みに見えました。初めて拝見した俳優さんですが、素晴らしい俳優さんでした。
高宮の最後の行動に少し救われ、そして佐伯のお陰で平仮名を覚えた進藤が佐伯に渡したチラシに書いた言葉にまた想いは揺れて振出しに戻る。大杉さんの表情がとても印象的でした。
エンドロールは大杉さんが真っ直ぐな道を歩いて行く姿。音は自然の音だけ。もう亡くなっているのだと思うと、このシーンはまた違った印象を持ちます。
もっともっと大杉さんの出演される作品を観たかったです。もっとしわしわのおじいちゃんになった姿の役も観たかったです。生きるとは何か、死ぬとは何か、罪とは何か。答えは簡単には出ないけど考えさせられる、余韻の残る作品でした。

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話5



札幌で暮らす鹿野靖明(大泉洋)は幼少から難病を患い、体で動かせるのは首と手だけ。介助なしでは生きられないのに病院を飛び出し、ボランティアたちと自立生活を送っていた。夜中に突然「バナナ食べたい」と言い出すワガママな彼に、医大生ボラの田中(三浦春馬)は振り回される日々。しかも恋人の美咲(高畑充希)に一目ぼれした鹿野から、代わりに愛の告白まで頼まれる始末!
最初は面食らう美咲だが、鹿野やボラたちと共に時間を過ごす内に、自分に素直になること、夢を追うことの大切さを知っていく。そんなある日、鹿野が突然倒れ、命の危機を迎えてしまう・・・。
【キャスト】
大泉 洋
高畑充希 三浦春馬
萩原聖人 渡辺真起子 宇野祥平 韓英恵
竜 雷太 綾戸智恵 / 佐藤浩市 / 原田美枝子

「こんな夜更けにバナナかよ」の本が出たときは不思議なタイトルだなと思っていて、内容を知らずにいました。映画化されて初めて内容を知ったと思います。しかも舞台は札幌。話題になった時に読めばよかったなと思いました。
障害を持った人が施設や病院ではなく、自立して生活をしたいという想い。それは一人の人間として当たり前の権利。それでも一人では生きていけないからボランティアを募る。この活動は凄いことだと思います。それと同時に難しいと思いつつも障害を持った人自身が活動するのではなく国や地方自治体が動くことが出来ればもっと住みやすく生きやすい環境になるんじゃないかなぁとも思いました。
鹿野さんは本当に凄い方ですね。日本語がおかしいですけど、命懸けで毎日を生きている。1日1日を命懸けで生きてる。自分が本当にやりたいことは何か、この映画を見て改めて考えさせられた気がしました。

モリのいる場所4

もり







自宅の庭には草木が生い茂り、たくさんの虫や猫など、守一の描く絵のモデルとなる生き物たちが住み着いている。守一は30年以上、じっとその庭の生命たちを眺めるのを日課にしていた。普段、守一は妻の秀子と二人の生活をしているが、毎日のように来客が訪れる。守一を撮ることに情熱を燃やす若い写真家の藤田くん、看板を書いてもらいたい温泉旅館の主人、隣人の佐伯さん夫婦、郵便屋さんや画商や近所の人々、そして、得体の知れない男・・・。今日もまた、モリとモリを愛する人々の、可笑しくて温かな1日が始まる。
山崎努
樹木希林
加瀬亮
吉村界人
光石研
青木崇高
吹越満
池谷のぶえ
きたろう
林与一
三上博史

WOWOWで放送されていた映画です。樹木さんが出演されていたので気になっていたのですが、実在した人物がモデルだったんですね。
熊谷守一さん。脳梗塞で倒れてから約30年間家から出ずに庭をひたすら散策して眺めて生活をする日々。
この映画は数日間の話なのかと思ったら、1日の話だったんですね。
舞台は昭和49年。私はまだ生まれていない昭和な時代。主演のお二人もさることながら、加瀬さんや青木さんや吹越さん、良い意味で昭和が似合いますよね。守一さんは本当に仙人や天狗を彷彿とさせる風貌だし生き方ですが、苦労を掛けた奥さんの事をちゃんと大切に想っている感じが素敵でした。
最後に「学校へ行く時間」と言ってアトリエへ行き、扉が閉まるシーンで1日が終わるのがまた良かったです。
にしても盥が落ちてくるとか宇宙人?が登場するとかちょっとファンタジーな要素もあって、昭和感が漂いつつも少し不思議な異世界のような感じもあって、私は好きだったけど賛否両論ありそうな場面だったなと思いました。
アリは本当に右の二本目の足から歩き出すのだろうか・・・

旅猫リポート5

旅猫リポート [DVD]
福士蒼汰
松竹
2019-04-24


有川浩のベストセラー小説を福士蒼汰主演で映画化したハートフルドラマ。野良猫のナナは、事故に遭ったところを猫好きの青年・悟に助けられる。それから5年間、飼い猫として幸せに暮らしてきたナナだったが、悟はナナを手放さなくてはならなくなり…。

先日テレビで放送されていたのをようやく観ました。
有川さんの作品は何でも映像化されてしまうから、原作が好きなものとしてはいつも観ようかどうしようか悩んで結局観ないって言うパターンが多いんですけど^^;
この作品は、観て良かったです。
心優しい悟を演じたのが、福士君で良かったです。
あのふわっとした笑顔が、無邪気なようで何かを察した寂しさも持ち合わせているようで。
小中高の同級生たちも良かったです。中学校は時間の都合かカットされていましたけど^m^
特に高校生の3人の微妙な関係が皆さん上手いなーと思いました。
広瀬さんめちゃくちゃカッコイイ。たかが犬というなら試験だってたかが試験。なんですかそれ、めちゃくちゃかっこいいんですけど!大野君の複雑な思いを抱いている表情がたまらなかったです。
最後のお別れのシーンも良かったです。
おばさん役である竹内さんも素敵でした。啖呵を切る姿、ホントかっこいい。悟は女性に助けられていますね^m^
そして声の出演。
高畑さんがナナの声をされていたのは知っていますが更に沢城さんと前野さんまで登場してるじゃないですか!何と豪華な!堂上教官と柴崎じゃないですか!そこにも感動しました^^
今更ですけど、観て良かったです。原作を読んだときも泣きましたが、映画でも涙が止まりませんでした。
原作を読んだのが7年前だと知って驚いています。そんなに経ったのか…。

ラスト・ホールド!5

ラスト・ホールド! [DVD]
塚田僚一
松竹
2018-11-07


落ちこぼれ大学生たちがボルダリング日本一を目指す! スポーツ青春映画の誕生。
スポーツクライミングの種目のひとつである「ボルダリング」は、スポーツクライミングが東京2020オリンピックの追加競技に決定したことと相まって、今や最も注目を集める、最も話題のスポーツと言っても過言ではありません。このスポーツを題材に、落ちこぼれ大学生たちが、ボルダリング日本一を目指す、痛快な青春映画となりました!

今更ですみません…すっかり出遅れてしまった…。
ボルダリングという競技は知っていましたけど、ルールが細かいし奥が深いですね。
映画を見ているだけで手汗が止まらなかったので私は多分向いていないと思いますが^^;
完全にSnowMan目当てで見ましたが面白かったです。青春!っていう言葉が似合います。
個性的な俳優陣の中でも塚ちゃんは本当にアクが強いというか個性的でしたね^^
自分の壁と向き合って勝つ。何だかかっこいいなー。
すの6人の個性が存分に発揮された作品だったと思います。
個人的には阿部ちゃんが好きなのでピッタリでした^^冷静な分析と判断と、意外な思い切り。無表情でゲームを売ったと言ってみんな分のユニフォーム買うとかかっこよすぎ!←そこ^m^
ひーくんもかっこよかったです。ああいう影を持った感じが似合いますね〜。子供時代の子は「直虎」の鶴役の人ですね。9係にも出てたなー。
あと塚ちゃんの役のボルダリング仲間の太った人も見たことあるなーと思ったら「ヒメアノ〜ル」で剛ちゃんにボッコボコに殺された人ですね^m^
全国大会のみんなの良さが生かされた大会風景が良かったです。阿部ちゃんのガッツポーズ!かっこよかった〜!
面白かったです。今まで見てなくてごめんなさい!

追憶5

追憶 DVD 通常版
岡田准一
東宝
2017-11-03


25年の時を経て交錯する7人の愛の行方とは――
富山県の漁港で殺人事件が起きた。
事件によって、かつて親友だった3人は、刑事、容疑者、被害者として再会することになった。
刑事、四方篤(岡田准一)―――
妻(長澤まさみ)へ自分の心をうまく伝えられず、すれ違いの日々を送る。なぜ、愛する人にも心を開くことが出来ないのか。
容疑者、田所啓太(小栗旬)―――
会社の好転、妻(木村文乃)の妊娠、新居の建築と幸せの絶頂の中、なぜ、事件の真相を語ろうとしないのか。
被害者、川端悟(柄本佑)―――
倒産寸前の会社と家族のため、金策に奔走していた。なぜ、殺されなければならなかったのか。
25年前、親に捨てられた3人は、涼子(安藤サクラ)が営む、喫茶「ゆきわりそう」に身を寄せていた。常連客の光男(吉岡秀隆)とともに5人はまるで家族のような間柄になった。だが、ある事件を機に、その幸せは終わった。
無実を信じる四方の問いかけにも、田所は口をつぐむ。一体、何を守ろうとしているのか。
3人の過去に何があったのか。複雑に絡みあった壮大な人生のドラマは、25年の時を経て、再び運命の歯車を回し始める。

風景がとても綺麗な作品でした。富山は行ったことが無いのですが、海や、立山連峰が綺麗だなーと思いながらみていました。
物語としては殺人事件の真相というよりは過去に再び向き合い、そしてそれぞれの愛する人を守るために動き出す…。そんな物語でした。
25年は長いですよね…。それぞれがそれぞれの幸せを願っていたために起きた出来事。
25年経って守りたいもの、愛する者は変わったけど、みんなその純粋さが変わっていないなと思いました。啓太の奥さんの事は台詞の端々から何となく予想がつきましたけど、切ないなぁ…。でも全部分かっていて包み込む啓太がかっこよかったです。
それにしても被害者の悟は可哀相すぎましたね…。
篤も自分の罪が消えることはないけど、これから少しは前を向いていけるんじゃないかなと思いました。
本当に、景色と音楽が美しい映画でした。

恋は雨上がりのように5



陸上競技に打ち込んできたが、アキレス腱のけがで夢をあきらめざるを得なくなった高校2年生の橘あきら(小松菜奈)。放心状態でファミレスに入った彼女は、店長の近藤正己(大泉洋)から優しい言葉を掛けてもらったことがきっかけで、この店でアルバイトを始めることにする。バツイチ子持ちである上に28歳も年上だと知りながらも、彼女は近藤に心惹(ひ)かれていく。日増しに大きくなる思いを抑え切れなくなったあきらは、ついに近藤に自分の気持ちを伝えるが……。

私は原作を読んだことはないのですが、映画は気になっていました。
映画だけを観た感想としては面白かったです!
小松さんと洋ちゃんというキャスティングが最高でしたね。
また脇を固める俳優陣もとても豪華。吉田さんに濱田さんに戸次さん。更に若手俳優さんもたくさん出演していましたねー。
可愛い恋物語の映画ではありますけど、それだけじゃない挫折と再生の物語でもあって、若くても年を重ねていても、再生することは出来ることを教えてくれた気がします。
「未練」じゃなくて「執着」って、良い言葉だなと思いました。
最後も原作とは異なるようですが、2人の関係がこれからも続いていく感じが私は好きでした。
皆さん素敵だったんですけど、洋ちゃんとシゲが一緒に語っているシーンはどうしてもリアルな関係性を想像してしまってニヤニヤしてしまっていました^^

関ヶ原4

関ヶ原 Blu-ray 通常版
岡田准一
東宝
2018-02-07


司馬遼太郎の名作小説を、岡田准一、役所広司、有村架純ら豪華キャスト共演で映画化。「日本のいちばん長い日」「わが母の記」の原田眞人監督がメガホンをとり、石田三成の義を貫いた生き様を軸に、関ヶ原の戦いを真っ向から描き出す。幼くして豊臣秀吉に才能を認められ、取りたてられた石田三成は、秀吉に忠誠を誓いながらも、正義ではなく利害で天下を治める秀吉の姿勢に疑問も抱いていた。そんな三成の下には、猛将として名高い島左近や伊賀の忍びの初芽らが仕えるようになるが、秀吉の体調が思わしくないなか、天下取りの野望を抱く徳川家康は、言葉巧みに武将たちを自陣に引き込んでいった。そして1598年8月、秀吉が逝去。1600年9月15日、毛利輝元を総大将に立てた三成の西軍と、家康率いる東軍が関ヶ原で天下分け目の決戦に挑むこととなる。主演の岡田が不器用で人間味あふれる新たな三成像に挑み、役所が天下取りの野望に燃える家康役を演じる。さらに三成を命がけで守りながら彼に密かに恋心を抱く忍び・初芽役で、有村が本格時代劇に初挑戦した。

WOWOWで去年放送されていたのを^^;ようやく観ました。
オカダの出演する映画って超大作ばかりだし時代物ばかりだし、どうも観るのに時間がかかってしまって…と言い訳。
豪華な俳優陣と壮大なスケール。やはり天下分け目の闘いである「関ヶ原」がテーマなだけあって規模が違います。
でも、肝心の関ヶ原の戦いは短めでしたね。タイトルが関ヶ原だし、そこに至るまでの経緯も大事に作られたってことなのかな。原作は凄く分厚くて長いみたいだし、語りも多かったからダイジェストのような形でもあったのかな。
だからか本当に難しかったです。上級者向けの作品でしたね。
演者さんたちのセリフ回しが速い速い。方言も入っていたから理解できないところがたくさんありました。
だから歴史に疎い人間が映画を観た感想としては、スケールのすごさと俳優陣の豪華さがやはり印象深かったです。特に好きだったのは島左近と妻の花野。実際に戦地に女性がいわば看護師のような形で赴くことがあったのでしょうか。花野の姿がかっこよかったです。自分の夫が大けがをしているのに、治療をすれば戦地に戻れますといって治療を施しているのとかかっこよすぎてしょうがない。
あとは北政所様ですかね…。秀秋と会話しているところが印象的で。
「三成は負けた方が良い。でも、三成の血筋は残した方が良い」という言葉が何だかとても心に残っています。三成には子供が6人いて、全員特に罰されることもなく生き延びていたようですね。血筋は現在にまで続いています。
そういえば北政所様と秀秋は違うドラマでは姉弟でしたね^m^少しニヤッとしてしまいました。
オカダの佇まいや殺陣に関してはさすがとしか言いようがないですね。綺麗でした。

blank13

blank13 [DVD]
高橋一生
TCエンタテインメント
2018-10-31


13年前に突然失踪した父が余命3ヶ月で見つかった。
借金を残し消えた父に母と兄は会おうとしなかったが、子供の頃キャッチボールをしてくれた優しい父を忘れられないコウジは入院先を訪ね再会を果たす。
しかし、2人の間にある溝は埋まらないまま、父はこの世を去った。
果たして父は13年間なにをしていたのか?葬儀に参列するのは数少ない友人たち。
彼らが語る父のエピソードによってコウジは家族の誰も知らなかった父の真実を知り、もう取り戻せないと思っていた13年間の空白が少しずつ埋まっていく…。

この作品は実話をもとにされた作品だったんですね。
工君が監督で、一生君が主役ということで内容をあまり知らずに見ました。タイトルの意味も見てから分かりました。
ギャンブル好きで、借金を抱えて、取り立て屋が毎日ドアをたたいて大声を出して。そんな環境から張本人の父親は逃げて、母親や子供たちが必死に働いて借金を返済して…。父親を恨むのも当然だと思います。
でも、恨んでも恨んでも楽しかった思い出ももちろんあって。回想で登場する父親はちゃんと父親をしているなと思いました。だからコウジは恨み切れなかったのかな。
色んな人の心情が垣間見えて面白かったです。
にしても豪華な顔ぶれでしたね。
福士君が1,2秒だけ出てきてびっくりした。

純喫茶磯辺4

純喫茶磯辺 [DVD]
宮迫博之
メディアファクトリー
2009-02-06


喫茶店はじめたぐらいじゃ、人生変わらないと思ってた・・・。
水道工の磯辺裕次郎(宮迫博之)は、妻に家を出て行かれてからというもの、娘の咲子(仲里依紗)と親子ふたりで暮らす、独身の中年男性。父親の急死で多額の遺産を手にすると、突然喫茶店を始めることを決意し、いい加減な経営方針を掲げながらも“純喫茶磯辺”を開店させる。すると、若くて美しい素子(麻生久美子)と名乗る女性がバイトの募集を見てやってきた。裕次郎は即採用を決めると、経営そっちのけで素子を口説くことに心血を注ぎ始める。そんな磯辺に集う客はみなおかしな客ばかりで・・・。

公開時にも気になっていたのですがそのままになっていた作品です^^;
もう10年前なんですね。里依紗ちゃんが若い!そしてカワイイ。麻生さんも可愛い!美脚!
そして宮迫さん…お腹の樽具合がやばいですね…。今の方が若く見えるかも…。
監督は吉田監督だったんですね…ヒメアノ〜ルの…。またずいぶんジャンルが違うな。
こちらは割と平凡な家族が登場するちょっとおバカで変わった物語…かなー。
咲子はお父さんの事を毛嫌いしている割に言われたことはちゃんとやるしお店の手伝いもするし、良い子ですよね。それでもごくごく普通の女の子。お父さんは本当に単純でバカでエロいことしか考えていないダメ親父。でもダメだけど取り返しのつかないダメじゃない。咲子の事もちゃんと気にかけていることは分かります。
でも素子はなー。素子はダメです。あんな言動してたらそりゃ男にも殴られてしまいますよ。いや、暴力はダメですけど。女友達もいなそう。そんな役が似合っていたというか、上手かったです。あのコスプレ衣装、女性の私でもちょっとときめきます^m^あんな美脚に生まれたかった…
咲子の心の機微の表現がとてもうまいなぁと思いました。10代の抱える色んなもやもやを上手く表現してるなーと。なんだか言い方が偉そうですけど…。咲子目線で見ていたかもしれません。

嘘を愛する女4

嘘を愛する女
長澤まさみ
2018-08-18


その姿は世の女性が憧れる理想像。食品メーカーに勤め、業界の第一線を走るキャリアウーマン・川原由加利(長澤まさみ)は、研究医で面倒見の良い恋人・小出桔平(高橋一生)と同棲5年目を迎えていた。
ある日、由加利が自宅で桔平の遅い帰りを待っていると、突然警察官が訪ねてくる。
「一体、彼は誰ですか?」
くも膜下出血で倒れ意識を失ったところを発見された桔平。なんと、彼の所持していた運転免許証、医師免許証は、すべて偽造されたもので、職業はおろか名前すらも「嘘」という事実が判明したのだった。
騙され続けていたことへのショックと、「彼が何者なのか」という疑問をぬぐえない由加利は、意を決して、私立探偵・海原匠(吉田鋼太郎)と助手のキム(DAIGO)を頼ることに。
調査中、桔平のことを“先生"と呼ぶ謎の女子大生・心葉(川栄李奈)が現れ、桔平と過ごした時間、そして自分の生活にさえ疑心暗鬼になる由加利――。
やがて、桔平が書き溜めていた700ページにも及ぶ書きかけの小説が見つかる。そこには誰かの故郷を思わせるいくつかのヒントと、幸せな家族の姿が書かれていたのだった。
海原の力を借りて、それが瀬戸内海のどこかであることを知った由加利は、桔平の秘密を追う事に……。
なぜ桔平は全てを偽り、由加利を騙さなければならなかったのか?
そして、彼女はいまだ病院で眠り続ける「名もなき男」の正体に、辿り着くことができるのか――。

宣伝を見た時から気になっていた映画でしたー。WOWOWで放送されていたので、ようやく観ることができました!いや、早く観たいなら映画館に行けよという話なんですけど…^^;
彼が病院に緊急搬送されたことで彼女は5年も同棲していた彼が名前も何もかも嘘をついていたことを知ります。彼の過去を探るため、探偵を雇い、自らも旅に出ます。
この由加利の事を私はどうも好きになれず^^;バリバリのキャリアウーマンで、多分仕事は出来るんだと思いますけど、彼氏への上から目線とか探偵さんへの暴言とかホントちょっとイラっとしましたよね。
旅に出たことでその自分の悪い部分もちゃんと向き合うことができて反省出来たんじゃないかなと思いました。
ずーっと謝れや!と思うところで「ごめん」という言葉を言わないから、むー!と思っていたんですけど^^;最後ちゃんと言ってましたね。良かった。
それから、探偵事務所に髪の長い男の人が出てきて、最初は気付かなかったんですけど途中でDAIGOだと気付きました。あのいつものしゃべり方とちょっと違ったし、言い方があれですがなんだかサマになってました。
川栄ちゃんもいい味出してました。可愛かった。
桔平の正体は、物悲しいものがありましたね…。刑事たちは結婚詐欺だって言ってましたけど、違うだろうなと思っていました。きっと言いたかったんだと思います。言おうとしたとも思います。でも、自分の事でいっぱいいっぱいになっている今の由加利には言えなかったんでしょうね。言わなくて良かったんじゃないかな^^;
最後、良い終わり方でした。

マザーウォーター5

マザーウォーターマザーウォーター
出演:小林 聡美
(2011-05-11)
販売元:Amazon.co.jp

京都で暮らす3人の女性の姿を綴ったハートフルドラマ。ウイスキーしか置かないバーを営むセツコ、コーヒー店を営むタカコ、水から湧き出たような豆腐を作るハツミの姿を通して、不器用ながらも健気に暮らす人々を綴る。

WOWOWで気になったので録画してました。8年も前に公開されていた映画なんですね。
大きな展開は無く、ただただ日常が流れていくお話なんですけど、それが良かったです。
始めはみんな知り合っていないので台詞が少なくて色んな音が耳に響きました。
ウィスキーの水割りを作っている音、豆腐を取り出す水の音、コーヒー豆を粉末にする音、椅子を直す音、川の音。
日常にはこんなに色んな音があるんだなぁと改めて思いました。
日常はバタバタしていてそんな音を全然意識していなかったなとも思いました。
登場する7人とポプラ君の出会いからの関わりもとても良かったです。
入り込み過ぎずに少しずつ距離を縮めていく感じが好きでした。
珈琲の香りに連れられてふらりとお店に立ち寄ってみるとか、良いな。やってみたい。
私も色んな日常の音を感じられるようになりたいなと思いました。
何だか、心が豊かになれるような気がしました。

合葬4

合葬 [DVD]合葬 [DVD]
出演:柳楽優弥
松竹ホームビデオ(2016-03-02)
販売元:Amazon.co.jp

知られざる彰義隊の真実 終わりゆく江戸 切なく揺れ動く 青春最後の一ヶ月 慶応四年(1868年)四月十一日、三百年に亘る江戸幕府の時代が終わりを告げた。 第十五代将軍・徳川慶喜は新政府軍に江戸城を明け渡し、明治時代が幕を開けたのである。 鳥羽・伏見の戦い後、将軍の警護および江戸市中の治安維持を目的として有志により結成された「彰義隊」。高い志をもって結成され江戸の民衆から慕われながらも、幕府の解体とともに反政府的な立場に追いやられてしまった彰義隊は、「新撰組」や「白虎隊」に比べると、これまであまり語られることがなかった。 『合葬』は、将軍に熱い忠誠心を持ち、自らの意思で彰義隊に加わった青年・極 (柳楽優弥)と、養子先から追い出され、行くあてもなく赴くままに入隊した柾之助(瀬戸康史)、彰義隊の存在に異を唱えながらもそこに加わらざるをえなかった悌二郎(岡山天音)の、時代に翻弄された数奇な運命を描く。

以前「グレーテルのかまど」で瀬戸君…じゃなかったヘンゼル君がこの原作を読んでいたんです。テーマが「杉浦日向子のクリームパン」だったから特に意識してなかったんですけど、この作品がテレビで放送されることを知ってキャストを見たら出てんじゃん!って思いましたよね。で、録画しましたよね^^;
杉浦さんの作品は読んだことがなかったですし、この作品も知らなかったのですが、なんとも悲しい物語でしたね…。
彰義隊も実在した史実に基づく物語だったんですね。知らなかったです。
江戸と明治の境目。特に色んな感情が渦巻いていた時代だったんだと思います…。
柳楽君演じる極が特にそうでしたけど、信念を持っていて死を覚悟していたのだとしても、やっぱり経験が少ない少年で、無邪気なところもあるし浅はかなところもある。
3人のそれぞれの哀しい結末を目の当たりにすると、無様でもなんでも生きていてほしかったと思う。
この映画の評価が割と低めで、時代物をあまり見ない私はそれが正しいのかどうか分からないけど、こういう少年たちもいたんだとそれが分かっただけでも見て良かったと思いました。

レンタネコ5

レンタネコレンタネコ
出演:市川実日子

販売元:Amazon.co.jp

都会の一隅にある、平屋の日本家屋。
幼い頃から猫に好かれていたサヨコ(市川実日子)は、たくさんの猫たちと暮らしながら、心寂しい人たちと猫を引き合わせていきます。
サヨコから猫を借りるのは年齢も境遇も異なる人々。夫と愛猫に先立たれた婦人(草村礼子)、単身赴任中の中年男(光石研)、自分の存在意義に疑問を感じるレンタカー屋の受付嬢(山田真歩)、サヨコと浅からぬ因縁を持ち、今はとある組織から追われる男(田中圭)。そして謎の老人(小林克也)の存在。
彼らの心の隙間を埋める瞬間に立ち会いながら、サヨコにも次第に変化が訪れていきます。
「レンターネコ、ネコ、ネコ。」
都会の片隅でひっそりと営まれる1軒のレンタネコ屋が、今日もあなたに“レンタネコ"を届けます。

うちのHDDに眠っていた映画。ようやく観ました。
荻上監督の作品だったんですね。それならきっと私は好きだと思い安心して見てました^^
幼いころから猫に好かれていたサヨコ。サヨコは心にあなぼこを持つ人たちにネコをレンタルします。いろんな想いを抱えている人がいて、そんな人の心のあなぼこを埋めてくれる猫たち。可愛かったです。
ゆるゆるとした雰囲気が荻上監督らしくて、市川さんの佇まいがまたとても似合います。
私は猫も犬もどっちが好きと言われてもいや別に…って思う人なんですが^^;
こういう映画をみると一緒に住むのも素敵だろうなと思います。
この作品は6年前に公開されていたんですね。
随分経ってしまいましたが、観ることが出来て良かったです。私も猫たちに癒されました。

永い言い訳5

永い言い訳 [Blu-ray]永い言い訳 [Blu-ray]
出演:本木雅弘
バンダイビジュアル(2017-04-21)
販売元:Amazon.co.jp

人気作家の津村啓こと衣笠幸夫は、突然のバス事故により、長年連れ添った妻を失うが、妻の間にはすでに愛情と呼べるようなものは存在せず、妻を亡くして悲しみにくれる夫を演じることしかできなかった。そんなある時、幸夫は同じ事故で亡くなった妻の親友の遺族と出会う。幸夫と同じように妻を亡くしたトラック運転手の大宮は、幼い2人の子どもを遺して旅立った妻の死に憔悴していた。その様子を目にした幸夫は、大宮家へ通い、兄妹の面倒を見ることを申し出る。なぜそのようなことを口にしたのか、その理由は幸夫自身にもよくわかっていなかったが……。

先日WOWOWさんで放送されていた今作。観ましたー。
ずっと気になっていたのですが結局ずるずる見ていなくて。
率直な感想としては良かった。素晴らしい作品でした。
冒頭はね、主人公がうじうじグダグダ文句を言っていて奥さんが泊りがけで旅行へ行った途端に不倫相手を呼び寄せて情事を重ねて「なんだコイツは最低だな!」と思って観ていたんですけど←言い方
そのせいで更に自責の念に駆られていたんですよね。
人前では出来る男を演じていて、でも実は自分に自信を持っていなくて、それでも奥さんにはその自信のなさを吐き出せる。奥さんにとってはいい迷惑だったでしょうが、知らぬ間に(いや、最初から?)奥さんは大きな支えとなっていて指針となっていて、でも有名になったことでそれを忘れてしまっていたのかなぁ…。でも奥さんを亡くしてしまったことで、嫌でもそれを思い出すことになってしまった。更に奥さんが亡くなった時に自分がしてしまっていたこともプラスされて、まあ辛かったと思いますよ。自業自得だとは思いますけど(ひどい)
大宮一家と出会ったことは幸夫にとって良かったことだと思います。何が良かったって生前妻が交流していた人たちと出会って関われたことですよね。
大宮さんは開口一番幸夫のことを「幸夫君!」と言ってました。初対面なのに何度も会っている友達のように。それは夏子とよく会っていたから、夏子が幸夫の事を話すから何度も会っている友達のように感じていたからだと思います。
真平も灯もたぶんそう。初対面だけど初対面じゃない想いもきっと持っていたと思います。何もかも知らないのはきっと幸夫だけ。灯の誕生日の席で勝手に孤独感を感じてしみったれたことを子どもの前でも言ってましたけど(だから言い方)「なっちゃんは幸夫君の子供が欲しかったと思うよ」この言葉はうわべだけではなくちゃんと夏子と関わっていたから分かって出た言葉だったんだと思います。幸夫は怒っていたけど…でもそれも分かっていたのかな。だから怒っていたのかな。分からないですけど…。
幸夫の髪の毛がどんどん伸びてきていて、同じように真平と灯の髪も伸びていて、灯が自分で髪を切っているシーンを見て、この2人も夏子に切ってもらっていたんだと気付いたとき、涙しました。
真平君がまた良かったです。お父さんのように真っ直ぐ悲しい辛い泣く。そう言うことが素直にできない。なぜ泣かないのかって言われてもみんなが素直に泣けるわけじゃない。真平は父より幸夫の方が自分に近いと悟っていたのかもしれないですね。
2人が父親を迎えに行く途中の汽車でのシーン。良かったなぁ。
死んだのが母じゃなくて父だったら良かったのにと思ってしまった。
その父親がきっと誰よりもそう思っている。
2人のやり取りが深くて重い。人は強いけど弱い。
「自分を大事に思ってくれる人を簡単に手放しちゃいけない。みくびったり貶めちゃいけない。そうしないと僕みたいになる。僕みたいに愛していいはずの人が誰もいない人生になる」という幸夫の言葉が印象的でした。
上手くまとまらないけど、良かった。素晴らしかったです。
また脇を固める俳優陣達も良かったですね。
深津さんもそうだし、マネージャー役の池松さんも良かった。山田さんも良かった。黒木さんも良かった。エロかった←木村多江さんも声だけで出演してたそうだけど、どこだったんだろ。気づかなかった^^;シゲも出てましたね。いけ好かなかったー
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帝一の國4

帝一の國 通常版DVD帝一の國 通常版DVD
出演:菅田将暉
ポニーキャニオン(2017-11-29)
販売元:Amazon.co.jp

全国屈指の頭脳を持つ800人のエリート学生達が通う、日本一の超名門・海帝高校。政財界に強力なコネを持ち、海帝でトップ=生徒会長をつとめたものには、将来の内閣入りが確約されているという。時は4月、新学期。
大きな野心を持つ男が首席入学を果たす。新1年生・赤場帝一。彼の夢は「総理大臣になって、自分の国を作る」こと。
その夢を実現するためには、海帝高校の生徒会長になることが絶対条件。「ライバルを全員蹴落として、必ずここでトップに立つ…そのためならなんでもする…どんな汚いことでも…。
2年後の生徒会長選挙で優位に立つには、1年生の時にどう動くかが鍵となる。戦いはもう始まっているのだ! 」。誰よりも早く動き始め、野望への第一歩を踏み出した帝一。待ち受けていたものは、想像を絶する罠と試練! 友情と裏切り! 究極の格付けバトルロワイアル!
いま、命がけの「生徒会選挙」が幕を開ける! !

先日WOWOWさんで放送されていたのを見ました。見た目でぶっ飛んでいるから面白そうだなと思いまして^m^原作の存在は知りませんでした。漫画なんですね。
コネとか確約とか本当に狂ってるなそしてやっぱりぶっ飛んでるなと思って観ていたのですが、終盤は人間味あふれる素敵な展開になっていて良かったです。
イケメン俳優ばかりの作品でしたが(まあ男子校が舞台だからなんですけど)それぞれ素晴らしかったですねー。個人的に1番年が近い千葉君が高校生役でそしてまだ似合っているのが流石です。可愛い。志尊君も可愛い。もうみんな可愛い←
そして最後の最後にえげつない映像というか発言が。締めも良かったです。

ねこあつめの家5

ねこあつめの家(ニャンダフル版) [Blu-ray]ねこあつめの家(ニャンダフル版) [Blu-ray]
出演:伊藤淳史
キングレコード(2017-10-04)
販売元:Amazon.co.jp

スマートフォン向けゲームアプリ「ねこあつめ」を蔵方政俊監督が伊藤淳史主演で実写映画化。若くして人気作家となったものの、現在はスランプ中の小説家・佐久本勝は、不思議な占い師の予言と不動産屋の勧めにより、片田舎の古民家に移り住むが…。

こちらもねこの日に放送されていた映画です。
猫たちが可愛いですねぇ。本当に猫は見ているだけで癒されます。
猫たちの姿も可愛くて良かったですが、俳優さんたちもとても良かったです。
スランプに陥って若干うつ状態になっている小説家役としての伊藤くんの演技が素晴らしいこと。普通の人の細かな心理描写を表現されるのが凄く上手いなぁと思います。忽那さんも可愛かったし、そして木村さんの演技が私は大好きでした。店員さんだから優しいふんわりした感じなのかと思ったらめちゃくちゃサバサバしているしおせっかいなおばちゃん気質なところもあるし、私この人の元で働きたいと思いました。佐久本の小説を読んで少し後押しするところとかじんわりしましたし、長期間休んで復帰した時の待ってたよって言う笑顔。素敵でしたー。
物語も良かったです。一軒家とはいえこんなに野良猫のたまり場にしちゃって大丈夫なんだろうかとか去勢とかちゃんとしてるんだろうかとか何だか余計なことを考えちゃいましたけど^^;一人の小説家が片田舎へ引っ越して猫と近所の人と出会うことで再生していく感じが良かったです。本当に、きっかけって些細なことなんですよね。その些細なきっかけにちゃんと気づいてそれをチャンスに変えるように私も出来たら良いなと思いました。

続・深夜食堂5

映画 続・深夜食堂 DVD通常版映画 続・深夜食堂 DVD通常版
出演:小林 薫
アミューズ(2017-05-24)
販売元:Amazon.co.jp

路地裏にたたずむ深夜営業の小さな食堂「めしや」を舞台に、個性豊かな客たちが織り成す悲喜こもごもを描く。「めしや」に喪服姿の常連客が次々と訪れる中、同じく喪服を来た範子がやって来る。彼女は喪服を着ることがストレス発散になるという変わった趣味の持ち主だったが、本当の通夜の席で出会った喪服の似合う渋い中年男性に惹かれていく。一方、近所にあるそば屋の息子・清太は、なかなか子離れしてくれない母親・聖子に、年上の恋人さおりとの結婚を言い出せずにいた。また、お金に困った息子に頼まれて九州からやって来た夕起子は、息子の同僚を名乗る男性に大金を渡してしまう。騙されたのではと心配する常連客たちに、夕起子の義弟が彼女の身の上について話しはじめる。

以前「深夜食堂」を見ていたので続編が放送される!ということで観ました。
ドラマは見ていないのですが映画だけ見てます。今回の作品もどれも面白かったです。「焼肉定食」の、ストレス発散のために喪服を着るって言うのはちょっと理解できなかったけど。しかも騙されてるし。最後も首をかしげるような感じだったけど、まあ本人が幸せならいいんじゃないですかね^^;
「焼うどん」母の想い、息子の想い、恋人の想い、どれも分かるけどおばあちゃんの言った子離れできていないという言葉が1番当たっていたのかもしれないなぁ。それでも息子の意志は伝わったみたいだし、きっと大丈夫ですね。
「豚汁定食」オレオレ詐欺に引っかかったおばあさんの話なのかと思ったらもっと深い裏事情があったんですね…みちるちゃんとおばあさんの関係が可愛らしくて素敵でした。新潟のおばあちゃんの姿と重ねている部分があったんでしょうね。更に「恩返し」という言葉が良かったです。かつてマスターにお世話になっていたみちるちゃん。自分が誰かにしてもらったように、困っている人がいたら同じように助けることが恩返しになる。あーあのシーン凄く良かったなぁ。
マスターの事はよく分からないままだけど、師匠が褒めてくれたのが豚汁だったんですね。余談ですけど北海道では「豚汁」は「ぶたじる」と言います。個人的には音読みの「とんじる」よりも「ぶたじる」の方がなんとなく日本っぽくて好きです。

猫忍4

劇場版「 猫忍 」 [DVD]劇場版「 猫忍 」 [DVD]
出演:大野拓朗
KADOKAWA メディアファクトリー(2017-11-08)
販売元:Amazon.co.jp

時は、泰平ーー。霧生忍者の久世陽炎太(大野拓朗)は忍び込んだ屋敷で父親そっくりのデブ猫(金時)に遭遇。なぜかその猫が、秘伝【変化の術】で化けた父・久世剣山(船越英一郎)だと思った陽炎太は、父を元の姿に戻さんと抜け忍となり、【秘伝の巻物】を探す旅に出る・だが、抜け忍となった陽炎太を追う霧生忍者の間の手はすぐそこに迫っていた・・・!忍術を駆使し、父上を守るべく、陽炎太の試練は続いていくがーー。
1人と一匹の運命は、そして久世剣山がひた隠しにしていた秘密とは・・・?

2月22日(猫の日)にWOWOWさんで放送されていた映画です。
去年公開されたんですね。
最初に登場した福君が可愛い。撮影時を考えると2年くらい前なんですかね。姿も声も違いますね〜。
主役の大野君。最初に知ったのは何だか覚えていないのですが、多分バラエティの「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」か「世界の村で発見!こんなところに日本人」だと思います。イケメンだけど何だかとても素直で可愛いなぁと思ってました。こんなところに日本人では世界中を飛び回っているせいじを尊敬していて、初めて旅をすることになった時にプレゼントされたどぎつい柄のジャージを嬉しそうに着ていたのを思い出します。せいじとは正反対で行った国ではそんなお衣裳でもモテモテでしたね^^
ということで大野君の演技は初めて見ました。いやーかっこいいですね。結構濃いめの顔だから映える映える。ちょっと物憂げな表情とかたまらなかったですよ。猫より癒されましたよ私は←
内容は時代劇だけど喋り方とか内容とかゆる〜い感じでしたね。でもそういう時代劇があっても良いと思います。だってこの時代の人たちだって緩くしゃべってる時があったはずだもの。「え?マジで?」とかはないと思うけど^^;
猫をお父さんと信じて疑わない陽炎太が何とも可愛かったですね。周りがおかしいと思いつつも何だか信じてしまう気持ちも分かります。
最後は何だかよく分からないけど丸く収まってハッピーエンド。陽炎太も幸せに暮らせたのなら良かったです。
大野君の演技も良かったけど、サトエリさんの演技が素敵すぎました。会う人によって声色を変えているところとか、煙管のシーンとか何だか妖艶で。魅力的でした。

箱入り息子の恋

箱入り息子の恋 Blu-rayファーストラブ・エディション箱入り息子の恋 Blu-rayファーストラブ・エディション
出演:星野源
ポニーキャニオン(2013-12-04)
販売元:Amazon.co.jp

真剣だからこそぶざまで、滑稽だからこそ心に刺さる。
“35歳の童貞男"が突っ走る、たった一度の恋の行方は果たして―。
自宅と職場の市役所をただ行き来する日々を送っている天雫健太郎(星野源)は、内気で愛想がなく、唯一の趣味はペットのカエルだけ。見かねた両親は親同士が婚活する“代理見合い"に参加し、今井家の美しい一人娘・奈穂子(夏帆)とお見合いするチャンスを掴んでくる。実は彼女の目がまったく見えないとは知らずに・・。それでも奈穂子と初めての恋に落ちた健太郎。「好き」という感情を一気に爆発させる彼だったが、行く手には思わぬ障害が待ち構えていた――。

この年末年始に地上波で放送されているのを見て、そういえば数年前にBSでやっていたのを録画したままだったなと思って観ました^^;何だか最近昔録画したのを消化している日々…。買ったブルーレイまでは行きつかない・・・。
健太郎と奈穂子の恋は初々しくて甘酸っぱくてとても可愛い。健太郎があんなにつまらない男だったのに奈緒子と出会ったことで表情もやる気も変わっていってそれもまた良かったです。夏帆ちゃん可愛い。すんごい可愛い。
それなのに、奈緒子の父親はなんなんすかねぇ。相手に何を求めているんだろう。やる気?学歴?公務員で安定しているから良いなでいいじゃないか。めんどくせぇ←
お互いが好きあってるのにどうしてそこまで反対するんだろうなぁ。自分の事は棚に上げて。朝の夫婦の挨拶だけで私も浮気してるなこいつって分かりましたけど。
にしても、強行突破する健太郎は本当に無様でしたね^^;確かに無様でもいいじゃないと言われましたけど…うーん…。あ、会うだけで良かったんじゃないかなぁ←
同僚のふなこしさんが良い味出していましたね。健太郎のよきアドバイザーとしてこれからも応援してくれるような気がします。
お母さんは味方みたいだけど2人が結ばれるときは来るのかなぁ^^;
点字のお手紙を訳した方がいらっしゃって読みましたが、健太郎はちゃんと反省して2人の関係をどうにかしようとしているのが分かる終わり方で良かったです。
にしても健太郎は不死身ですよね。なかなか死ななそうだからそれも結婚相手としてはふさわしい気がしますけど←

脳内ポイズンベリー4

脳内ポイズンベリー スペシャル・エディション(Blu-ray2枚組)脳内ポイズンベリー スペシャル・エディション(Blu-ray2枚組)
出演:真木よう子
東宝(2015-11-25)
販売元:Amazon.co.jp

何を考えているかわからない予測不能なアート系年下男子と、堅実で優しい反面、ときめきを感じられない年上男性の2人の間で悩むアラサー・櫻井いちこの頭の中では、5つの思考“ポジティブ"、“ネガティブ"、“理性"、“衝動"、“記憶"が絶賛、脳内会議中! 女子のめくるめく脳内をまるごと解体した女子の「あるある」満載の傑作ラブコメディが誕生!

数年前←にWOWOWで放送されていたのを録画してずっと放置していたのですが^^;ようやく観ました。アラサー女性の頭の中にいる5人が豪華でしたね〜。
頭の中の5人の意見が合わなくて合わなくて^^;観ているこちらもうるさい!と言いたくなるような…。でも頭の中ってそんなもんかもしれないですね。
ポジティブになったりネガティブになったり、その場の勢いに乗ってみたりやたら慎重になったり。でも頭の中の5人は、一度深く傷ついたいちこがちゃんと幸せになれるように色々考えていたわけで、いや、5人もいちこなんだけど。
吉田が言う「自分を好きでいなければ幸せになれない」という言葉が1番響きました。「大切なのは、誰を好きかじゃない。誰と一緒にいる自分が好きかだ!」という言葉も。私は自分を好きになりたい。でも、まだ好きにはなれない。なれるように努力しているところだから、余計に響いたのかもしれません。
私だったら、早乙女じゃなくて越智が良いなー。
「今どこですか?待っててください。これから告白しに行きます」
…言われてみたい!!←

猫なんかよんでもこない。5

猫なんかよんでもこない。 [Blu-ray]
風間俊介
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
2016-07-13


プロボクサーとして芽が出ず空虚な日々を送っていたミツオの兄が、ある日、2匹の猫を拾ってくる。彼はもともと犬派だったものの、ふとしたきっかけでなぜかその猫たちの面倒を見ることに。夢破れて沈みがちなミツオだったが、彼の気持ちなどお構いなしにマイペースで生活する猫たちとの暮らしが始まる。

公開時から気になっていた映画。年末に地上波で放送されていたものを見ました。
私はどちらかというと犬派なのですが^^;クロとチンがとても可愛かったです。
ミツオが最初は本当に嫌々だったのに、結構すぐに打ち解けるというか好きになっちゃって。可愛かったです。
ボクサーを諦めなければならず、無職で特に何もしないでいたミツオがクロとチンが頑張っているからって自分も頑張ろうと思うなんて素敵ですよね。素直で真面目で一生懸命なんだろうなと思いました。
クロの事は割と初めから大丈夫かなぁと思ってはいましたが、やっぱり…でしたね。
それでもウメさんの言うように、猫は飼い主を選んでいるのだとしたら、クロもチンもきっと幸せだったのだと思います。観て良かったです。
それにしても風間君は本当に年を取らないですね^^;
ウメさんと10歳くらい歳が違うはずなんですけど、全然そうは見えませんでした。

ぶどうのなみだ5

ぶどうのなみだぶどうのなみだ
出演:大泉洋
(2015)
販売元:Amazon.co.jp

よろこんだ涙 くるしんだ涙 すべて味わいになる─
北海道・空知。父が遺した小麦畑と葡萄の木のそばで、兄のアオはワインをつくり、ひとまわり年の離れた弟のロクは、小麦を育てている。
アオは"黒いダイヤ"と呼ばれる葡萄"ピノ・ノワール"の醸造に励んでいるが、なかなか理想のワインはできない。
そんなある日、キャンピングカーに乗ったひとりの旅人が、突然ふたりの目の前に現れた。
エリカと名乗る不思議な輝きを放つ彼女は、アオとロクの静かな生活に新しい風を吹き込んでいく・・・

今年のお正月に放送されていた映画。ようやく観ました。
舞台が北海道だったので気になっていたんですよね。エンドロールみたら協賛が北海道だらけで。北海道が全面協力した作品だったんだなと改めて思いました。
ぶどう畑や小麦畑が本当に美しかったです。農家の方の努力でこんなに素晴らしい風景が生まれるんですよね。
笑顔のない洋ちゃんの顔はすんごい老けて見えました。褒めてます。
夢を叶え、夢が破れて、笑わなくなって、ワイン作りに没頭するその姿は痛々しくも感じました。そして弟目線で考えれば勝手な男の人なのかなとも思ったり。
ロクは我慢強い優しい子ですね。
自分は血のつながらない周りの人たちが育ててくれた。でも、今は帰ってきた兄に翻弄されている。怒鳴り散らして好き勝手しても良いのにお兄さんを気にかけている。何だかロクの方が気になってしまいました^^;
いきなり登場したエリカは自分勝手な人なのかと思ったら、こちらも事情を抱えていて。
2人が語る言葉は重くて切ない。
2人が笑顔になった時、こちらは感動して涙してしまいました。
周りの人たちも素敵ですね。
りりィさんがとても可愛かったです。
空知のワイナリー、洋ちゃんがローカル番組で行っていましたよね。我が物顔で^m^その場所を案内して飲んで食べてしてたような(言い方)
素敵な作品でした。見ることが出来て良かったです。

めがね5

めがね(3枚組) [DVD]めがね(3枚組) [DVD]
出演:小林聡美
VAP,INC(VAP)(D)(2008-03-19)
販売元:Amazon.co.jp

南の島の小さな街。プロペラ機でこの地に降り立ったタエコはハマダという宿泊施設にやってきた。宿の主人はユージ。ほか高校教師のハルナや海辺でかき氷屋を開くサクラが、この宿に出入りしている。タエコは観光をしようと名所を聞くが「ここは観光する場所はない。たそがれるだけです」と説明される。独特の空気が流れ、やさしいような、なれなれしいような不思議な人々にとまどうタエコは宿を変える決意をするが、新しい宿泊施設はとんでもないところだった…。やがてタエコを「先生」と呼ぶ青年が、ハマダを訪れる…。
 『かもめ食堂』の荻上直子監督が、再び小林聡美主演で描くヒューマンドラマ。『かもめ食堂』同様に、ゆっくりと心地よく気持ちいい時間が流れていく、やさしくておかしな映画だ。海、空、緑、土が美しく映し出され、その楽園のような島で人生を徐々にリフレッシュしていくタエコの心の変化を追ってゆく。何も起こらないけれど、タエコとともに、見る者の心も解き放っていく演出がうまい。『かもめ食堂』同様に、ハマダの料理もいわゆる家庭料理でおいしそう。こんな島があったら、休みごとに行ってみたいと思わせる、心をやさしく包み込むようなファンタジーだ。共演はもたいまさこ、光石研。市川実日子、加瀬亮など。

この映画、前々から気になっていたのですが、気になっているままでいたらもう公開されて10年が経つんですね。びっくり。
「かもめ食堂」がとても好きだったので、荻上監督作品と聴いて観たいなと思っていました。10年越しでようやく観ました。
タイトルしか知らない状態で観たので最初はとても戸惑いましたが^^;
タエコのようにこの島の人たちや雰囲気に少しずつ慣れていったような気がします。
後々いろんな気になることが回収されるのかなと思ったのですが、されないままでしたね。それがびっくりでした。
タエコがどこからどうしてこの島にやってきたのか。「先生」とは?とか。サクラの色んな謎。ヨモギは誰?とか。
でもまあそういう謎もこのゆるい雰囲気の映画で解明するのは似つかわしくないような気もします。
たそがれるの、私も苦手な気がします。何もしないで瞑想のようにぼーっと過ごすって言うことが私には出来ない。つい色々考えてしまいます。タエコのように今の仕事や生活から抜け出して、何もない場所で何をすることもなくぼーっとするというのも必要な気がしました。

彼らが本気で編むときは

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「かもめ食堂」の荻上直子監督が5年ぶりにメガホンをとり、トランスジェンダーのリンコと育児放棄された少女トモ、リンコの恋人でトモの叔父のマキオが織り成す奇妙な共同生活を描いた人間ドラマ。生田斗真がトランスジェンダーという難しい役どころに挑み、桐谷健太がその恋人役を演じる。11歳の女の子トモは、母親のヒロミと2人暮らし。ところがある日、ヒロミが育児放棄して家を出てしまう。ひとりぼっちになったトモが叔父マキオの家を訪ねると、マキオは美しい恋人リンコと暮らしていた。元男性であるリンコは、老人ホームで介護士として働いている。母親よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに、戸惑いを隠しきれないトモだったが……。

久しぶりに映画を観に行きました。ずっと気になっていた映画。観れて良かった。
公開されて2週間経っていますが私が観た回はほぼ満席でした。
全体的にゆるいやさしい空気が流れているのだけど、でもトランスジェンダーや同性愛などのLGBTの人たちの事をちゃんと取り上げているところがとても良かったです。
カイ君の母親が言っていた「普通」ってどういうことだろう。
そして普通が良いのはなぜなのか。普通じゃなければダメなのか。よく分かりません。
男性は女性が好き。女性は男性が好き。人は結婚しなければいけない。子供がいなければいけない。それが普通ということなんでしょうか。それなら私は普通ではありません。
マキオとリンコの関係がとても好きでした。マキオがリンコに一目ぼれしたとトモに惚気るシーンが好きでした。あまりにも素直過ぎるけどリンコのお母さんも好きでした。中学生のリンコに対する対応が素敵でしたし、トモに対しても「リンコを傷つけたら容赦しない」と言えるお母さんが本当に素敵でした。リンコとトモが抱きしめ合いながら眠るシーンも、3人で編み物をしているシーンも好き。好きなシーンがたくさんありました。
でも、ただ3人で暮らしているだけなのに、どうして赤の他人が邪魔をする必要があるんでしょうかね。おかしいと思っていてもそっとしとけばいいのに…。
小池さんはああいうヤな人を演じるのが上手いですよね(とっても褒めている)もー憎らしくてしょうがなかったです。「普通」って言う前に目の前の息子をちゃんと一人の人として見ろや!と思いました。そして姑息ですよね。性悪ー!根暗ー!←
カイ君の母親もトモの母親もどうしてリンコに対して上から目線なんですかね。母親、女って言うことだけで勝っているとでも思っているのでしょうか。ネグレクトしてる女なのに。料理も作らず、キャラ弁も作らず、髪の毛を結ったこともなく、抱きしめたこともないのに。息子の事をちゃんと見れていない女なのに。人と違う人は傷つけても良いんでしょうか。皆と同じように女性として生まれていればこんなことにはならず、そして女性の身体ではなかったために苦しんでいる人に対してどうしてそんな言葉を放てるのか。理解に苦しみます。
トモちゃんは本当にかわいい子でしたね。ちょっと達観してるところがありましたけど。カイ君に対して結構スバスバ言ってて、でもそれがカイ君にとっては良かったのかなとも思いました。トモちゃんがカイ君に「あなたのお母さんは時々間違う」といった時、なんて気遣いが出来る良い子なんだろうと思いました。
温かくて優しい物語でした。最後が切なくて哀しかったけどオチに救われた気がします。

告白3

告白 【DVD特別価格版】 [DVD]告白 【DVD特別価格版】 [DVD]
出演:松たか子
東宝(2011-01-28)
販売元:Amazon.co.jp

とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく……。

以前テレビで放送されたのを今更観ました…。
何で昨日の夜思いついてみたんだろうか…R15だったんすね…。
原作は読んでましたけど原作の内容は割と初めに終わって半分以上はオリジナルのような感じだったんですかね。いやー…イヤミスだわ。松さんの演技が素晴らしかったですね。最初の独白も、ファミレス後の慟哭からの無表情も、最後の涙からの笑みも。
いやー…凄かったです。
殺した生徒役の2人は知らない方々でしたが凄かったですねー。ゲスでしたねー←
ホント、頭が良くてもただの子供でしたね。思うようにいかなかったらすぐにキレるんだから。女の子が可哀想でした。橋本さん可愛かったなぁ。
松さんの娘役は愛菜ちゃん。幼い…。そりゃそうですよね、7年前ですもんね…。可愛かった…。
でも本当に復讐は何も生まないんだなと思いました。少年Aに対してはざまーみろと思いましたけど←でも、虚しかったですね。
ホントなんで夜見ちゃったんだろうなぁ。どんよりしちゃいました^^;
そういえば生徒役で見たことがある人が何人かいましたねー。橋本さんとみよっしーと井之脇くん。そしてキャストで能年玲奈と書かれていたのですが私は見つけられませんでした←

のんちゃんのり弁3

のんちゃんのり弁 通常版 [DVD]のんちゃんのり弁 通常版 [DVD]
出演:小西真奈美
キングレコード(2010-02-09)
販売元:Amazon.co.jp

下町を舞台に懸命に生きる人の姿を描いた、明日へ歩き出せるハートフルムービー!ダメ亭主に愛想を尽かし、娘を連れて実家の京島に出戻った永井小巻。仕事がみつからず困っていた時、娘のために作ったのり弁が評判を呼び、彼女はお弁当屋を開くことを決意するのだが…。小西真奈美、岡田義徳、村上淳ほか出演。通常版。

前から気になっていた映画、テレビで放送されていたので観ました。
あらすじあんまり知らなかったんですけど、でも何となく想像していたのとは違ったかなぁ。最後はほのぼのラストで良かったけどどうも…。
多分主人公の背景があんまり見えなかったからなぁと思ったり…。
専業主婦だけど夫は働かないでどうやって暮らしてたんだろうとか…。
世間知らずすぎてちょっと引いてしまったりとか…。
三十女三十女うるせぇと思ったりとか←
喋り方も雰囲気もみんなキンキンしていてどうも疲れちゃったりとか…。
元旦那は本当に雑魚だなとか…。
あの乱闘とかなに?お世話になったお店めちゃくちゃにしてやっぱりお店貸してくださいとか良く言えたね。
料理人の人が1番常識人で異常にいい人だったから成り立ったようなものですよ…。
それでも最初無職無収入から大どんでん返しというのではなく一歩踏み出したみたいなリアルな感じは良かったと思いますけどもね。
こにたん大好きだから楽しみにしてたんですけど…。今までの役柄とは違うけどこういう違う役じゃなくても良かったんじゃないかなぁなんて思ったりしました^^;
にしても岡田さんはこういうゲスな役やると上手いですね(とても褒めている)

深夜食堂

映画 深夜食堂 [DVD]映画 深夜食堂 [DVD]
出演:小林薫
アミューズソフト(2015-07-29)
販売元:Amazon.co.jp

ネオンの光がまばゆい繁華街。その路地裏でマスター(小林薫)が営む小さな食堂「めしや」に、誰かが骨つぼを置き忘れていく。さまざまな憶測が飛び交う中、新しいパトロンを探している最中に隣り合わせになった年下の男に惹(ひ)かれるたまこ、毎晩のように店に現れては常連客のあけみに会いたいと騒ぐ謙三、無銭飲食したのが縁となって住み込みで働くことになったみちるなど、クセありワケありの者たちがマスターの作る素朴な料理に舌鼓を打ちながら涙と笑いに満ちたドラマを繰り広げていく。

WOWOWで放送されていたものをまた今更観ました。
テレビで放送されているのは観たことがなかったのですが、結構長く放送されていたんですねー!びっくり。
テレビドラマで登場した常連さんもたくさん出ていたみたいで。
面白かったぁ。こういう物語大好きです。
「ナポリタン」「とろろご飯」「カレーライス」とありましたけど、私は特に「とろろご飯」が好きだったかな。多部ちゃんが可愛かった。最後のシーンがとても良かったです。
「カレーライス」は…切なかったですね。どちらも悪いわけじゃないのに。まあ男性の方はちょっと大丈夫か?と思いましたけど。でも最後は2人とも前に踏み出せて良かった。どちらもきっと自分を許すことが出来たんですね。
そして最初から最後まで登場した骨壺…そしてその持ち主…なんか…よくわからなかったですけど^^;あんなゆるい感じが良いんでしょうね。
素朴なメニューの数々がどれも美味しそうでした。
どれも食べたい!!
ドラマの方も大変そうだけど見てみるかなぁ。

ビリギャル

映画 ビリギャル Blu-ray プレミアム・エディション映画 ビリギャル Blu-ray プレミアム・エディション
出演:有村架純
東宝(2015-11-18)
販売元:Amazon.co.jp

名古屋の女子高に通うお気楽女子高生のさやか(有村架純)は全く勉強せず、毎日友人たちと遊んで暮らしていた。今の状態では大学への内部進学すらままならないと案じた母は、さやかに塾に通うよう言いつける。彼女は金髪パーマにピアス、厚化粧にミニスカートのへそ出しルックで渋々入塾面接に行き、教師の坪田と出会う。

今更ながらWOWOWで放送されていたものを観ました。
いやー…良かったです。
映画の中で多少の脚色はあるでしょうが、偏差値を約1年で40も伸ばして慶応大学に合格してしまうなんて…凄すぎます。これがフィクションだったら色々言えますけど←実話ですもんね。
さやかとあーちゃんの関係がとても素敵でした。あーちゃんは子供に甘すぎると思ったけど、でも子供のために必死で働いている姿は愛情の何物でもないですよね。本当に素晴らしい人でした。
お父さんは何だったんですかね^^;自分の夢を子どもに託すなんて本当にただのエゴ。観ていて弟君が可哀想でした。でもお父さんと同じようにお母さんや兄弟を見下していて、嫌な奴だと思いましたけど、でも間に合ってよかった。
そしてなによりも坪田先生が本当に素晴らしい。
ポジティブさがハンパない。そして、相手と同じ目線に立って会話をしている姿がとても良かったです。こんな人が応援してくれたら本当に頑張れるなと思いました。
坪田先生の言葉は一つ一つが格言ですね。
何だか勉強をしたくなりました。
周りがどんなに否定したって変えるのは自分、変わるのは自分、頑張るのは自分。ですよね。
意志があるところに道は開ける!

白ゆき姫殺人事件

白ゆき姫殺人事件 [DVD]白ゆき姫殺人事件 [DVD]
出演:井上真央
松竹ホームビデオ(2014-09-03)
販売元:Amazon.co.jp

人里離れた山中で10か所以上を刺され、焼かれた死体が発見される。殺害されたのは典子(菜々緒)で、容疑者は化粧品会社のOL城野美姫(井上真央)。テレビディレクターの赤星雄治(綾野剛)は、美姫の同僚、家族、幼なじみなどに取材。典子が美姫の同期入社で、美人で評判だった一方、美姫は地味で目立たない存在だったことが報道され……。

今更ながら観ました。公開当初から気になっていたのですが結局観に行かず…っていつも言っていますね。すみません^^;
テレビでの放送だからきっとカットされている部分もあるでしょうが独断と偏見の感想です…。
湊かなえさん原作だから見るの辛いだろうなぁと思ってビクビクしていたのですが←
でも監督は好きな中村監督なので大丈夫だろうと思いつつ観てました。
いやー…いろんな意味で怖かったですね。
井上さんが、城野美姫という一人の女性を演じるも、人が語る美姫はその人によって印象が変わるから演じるのが難しかった…というようなことを言っていて。
その演じ分けは見事だなぁと思いました。そして地味な女性役ということで、あんなに美人なのに大丈夫なのかと思っていましたが、ちょっと野暮ったい暗めな女性を演じられていて流石女優さん…と思いました。
にしてもネット社会とマスコミの怖さを本当に知った映画でした。ツイッター怖い。拡散怖い。ニュース怖い。
今、実際に名前は伏せられても未成年の容疑者の身元が簡単に特定されますもんね…。それが冤罪でも一度広がったものは消えない。怖い世の中です。
実際に赤星が取材をしていて真実を言った人、身近な人ではいなかったですよね。
その嘘が本当のように出回っていることが分かって最後はイライラしました^^;
それでも、美姫の優しさをちゃんとわかってくれる人もいて。
夕子の存在がとても良かったです。
私は赤毛のアンを読んでいないのですが、夕子の想いとしてはダイアナではなくてギルバートだったんですね。
「世界中のみんなが敵になっても、俺はお前の味方だ」なんて言ってくれる親友がいるなんて幸せですね。
最後にいろんな意味でボロボロになった←赤星に対して美姫が言った言葉。
「ありますよ。いつかきっと、いいことありますよ。」と笑顔でいった言葉。私に言ってくれているようで、涙が出てきました。
そして、この映画を1番見たいと思った理由、それは芹沢ブラザーズが出ているから!!でした。まあTSUKEMENですけどね^^
映画出演が決まった年のコンサートで「僕らが映画に出ます!」と宣伝されていました。「演奏家が映画?大丈夫か?と思ったあなた、大丈夫です!映画には出演しますがセリフはありません!」とSUGURU君が言っていて、確かにありませんでした^m^
でも、なかなかのキーマンでしたね。元凶と言っても良い←
それでも設定はあったのにTAIRIKU君の役名しか出てこなかったですね。
井上さんがTSUKEMENの真ん前で聴いている姿が羨ましかったです。
私、階段から落ちるシーンは落ちてる人綾野さんの役だと思っていたんですが全然違ったんですね^^;
雅也君の手がちゃんと復活します様に。
3人ともかっこよかったです。
主人公が心のよりどころにするのが分かった気がしました。
私にも、いつかいいことあるかな。あるといいな…。

恋するヴァンパイア

恋するヴァンパイア Blu-ray恋するヴァンパイア Blu-ray
出演:桐谷美玲
TCエンタテインメント(2015-12-18)
販売元:Amazon.co.jp

世界一のパン職人になる夢を持つ、キイラ(桐谷美玲)。
オシャレ大好き、どこからどうみても普通の女の子なのに、たったひとつ違うのは“ヴァンパイア"として生まれたこと。幼なじみで初恋の相手・哲にも秘密にしていた。
そんな中、キイラが12歳の時に両親を亡くし、親戚一家に引き取られることに。
ふたりは離れ離れになってしまう。そして8年後。キイラが働くパン屋に、偶然、哲(戸塚祥太)が訪れる。
再会を喜ぶキイラ。デートを重ねて、いつかは結婚して、子供を産んで・・と夢は膨らむけれど、ヴァンパイアであるキイラの悩みは募るばかり・・。
ヴァンパイアと人間は恋をしてもいいの?どんな姿でも、わたしのそばにいてくれる?
恋に、夢に夢中な女の子・キイラと哲の恋の行方は―?

昨日WOWOWで放送されていたので観ました〜^^
公開された時から気になっていたのですが例によって例のごとく公開中は観に行けず。
とっつーが出演と言うことで気になっていたのもあったのですが、1番興味を持っていたのは音楽の方。この映画の音楽を担当されたのがプロのエレクトーン奏者、安藤禎央さんだったんです。
私は6歳の頃からエレクトーンを習っていまして。学生の頃エレクトーン辞めたいなと思っていた時に聴いたのが安藤さんの演奏で(生じゃないんですけど)楽しそうに笑顔で奏でる安藤さんに惹かれ、それからファンなんです。CDも出されていますし、エレクトーンの楽譜も何冊も出版されていて、難しいんですけど^^;頑張って弾いたりしています。
そんな安藤さんが担当された音楽。正直作品が気になると音楽があんまり頭に入ってこなくて^^;巻き戻して聞いたりしていたのですが。ストーリーに合った素敵な音楽でした。
物語はもうひたすら可愛かったですねー。
恋するキイラも可愛いし、最初のすんごいセンスが悪い哲君も可愛いし←
今更だけどとっつーの声素敵だなとか思ったりしました(本当に今更)
ラストも悲しい終わり方なのかなーと思ったら可愛いハッピーエンドで良かったです。
でも1番好きだったシーンはキイラのピンチに哲君とまりあさんと力彦さんが助けに来るシーン。ゲームの登場シーンみたいでかっこよかったです(笑)

振り子

【早期購入特典あり】振り子 ディレクターズカット版(オリジナルクリアファイル付) [DVD]【早期購入特典あり】振り子 ディレクターズカット版(オリジナルクリアファイル付) [DVD]
出演:中村獅童
よしもとアール・アンド・シー(2015-09-02)
販売元:Amazon.co.jp

1976年、大介(石田卓也)とサキ(清水富美加)は出会った。それから時がたち、大介(中村獅童)とサキ(小西真奈美)は夢だったバイク店を経営していたが、店が倒産。間もなくサキが倒れてしまう。寝たきりになったサキに元気になってもらいたいと、大介は懸命に努力するが……。

ずっと気になっていた作品。テレビで放送されていたのを見ました。
鉄拳さんのパラパラ漫画大好きです。
あの映像を見ているだけで涙が止まらなくなります。
その映像からできた映画。
ベタな出会いから2人はいつの間にか付き合って結婚して。
サキが大介と一緒にいることがただただ幸せだということが伝わってきます。
だからこそ、借金を背負ってからの2人が本当に見ていられなくて。
私も振り子時計のようにさっさと実家に変えればいいのになんて、思いながら見ていました。
大介は年を取るにつれてダメな男になって行って、それでもサキは何も言わず大輔の帰りを待っていて。なんて健気な素敵な女性だろうと思いました。
でもその後、サキが寝たきりの状態になってからの大介の優しさ。それがとても切なくて一生懸命で、その優しさをサキはちゃんとわかっていたんだろうなと思いました。
もうとにかくこにたんが可愛かった。こにたん大好き←
大介が好き!っていうのが表情から伝わってきて本当に幸せそうで可愛いなぁと思ってみていました。
だから、最後が本当に切なくて。
全てはたらればで、どうしようもないのだけど、それでもこの夫婦はもっと笑顔が絶えない幸せな家庭を作ることが出来なかったのだろうか。なんて思ったりもしました。
最後は涙が止まりませんでした。
鈴木良平さんが最初一瞬しか出てこないからもしやと思ったんですよね。
そしたらその通りで。
でもまさかそんな展開になるなんて!←
最後の結婚式のシーンのシルエットが大介とサキだったのに涙腺が崩壊しました…。

しあわせのパン

しあわせのパン [DVD]しあわせのパン [DVD]
出演:原田知世
アミューズソフト(2012-07-06)
販売元:Amazon.co.jp

りえ(原田知世)と尚(大泉洋)夫婦は、東京から北海道の月浦に引っ越し、パンカフェ「マーニ」を開店する。夫が丁寧にこねたパンに見合う料理を作るのは妻の担当で、いつも季節の食材をふんだんに使った料理がテーブルを彩っていた。そんな「マーニ」には、それぞれ何かしらの事情を抱えた客たちが店を訪れるものの、帰りには不思議とみんな心が軽くなっているのだった。

今日の深夜に放送されていて、先ほど見ました。
観たいなぁと思っていたのにそれから3年以上も経っていたなんてビックリです。
原作は割と発売された頃に読んでいたのに^^;
だからか映画を見たらここでおわるんだっけ?と思うところが結構ありまして。
原作を読んだのが4年近く前なので全然覚えていなくて。
原作が分かっていたらこの表情の意味がちゃんと分かったのに!と思うところがたくさんあって悔しかったです。原作を読み直したくなりました。
それにしても原田さんと洋ちゃんの雰囲気が凄く良いですね。
本当の夫婦みたいで、でも少し距離があるようにも感じて。
その距離感が見事だなと思いました。パンもスープもとてもおいしそう。
こういう作品を見ると、日々丁寧に生きたいなと思います。

繕い裁つ人

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中谷美紀の主演で、町の仕立て屋と常連客たちとの織りなす日々を描いた池谷葵の同名人気コミックを実写映画化。神戸の街を見渡す坂の上にある仕立て屋「南洋裁店」。初代の祖母から店を継いだ2代目店主・市江が手がけるオーダーメイドの洋服は大人気だが、昔ながらの職人スタイルを貫く手作りのため、量産はできない。市江はデパートからのブランド化の依頼にも興味を示さず、祖母が常連のために作った服を直し、たまに新しい服を作るという日々に満足していたが……。共演に三浦貴大、片桐はいり、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子ら。監督は「ぶどうのなみだ」「しあわせのパン」の三島有紀子。

あさイチやA−studioを見て観たい!と思い、観に行きました。
いや〜・・・良かった。良かったです。
映像の一つ一つが絵になるような綺麗さでした。
中谷さんの演じる市江も頑固爺みたいな感じが^m^凛々しくて素敵でしたし、洋服バカな三浦君演じる藤井も素敵でした。
A−studioで鶴瓶さんが絶賛していたシーン。綺麗でした。
市江も、藤井もそうですけど、好きなことを仕事に邁進している姿が素敵だなと思いました。
追求しつつ守りつつ一つの事を続けていくこと。なかなか出来ないですよね。
人と人との繋がりも素敵でした。偉大な先代を持つと大変というのは物凄く伝わってきました。
守るべきか開拓するべきか。市江は最後に答えを見つけたみたいで良かったです。
藤井との関係も何かあるのかな〜とむふふふしながら見終えました^^
ウェディングドレス、素敵だったなー。
映画の中で足踏みミシンが出てきましたけど、私の母が昔洋裁関係の仕事をしていたからか実家に足踏みミシンがあります。母は今でも使っています。止めたいときに簡単に止められるから電子ミシンよりも使いやすいらしいです。
市江のような服ではないですけど、母が作った服は昔から着ています。
映画を見終えてから「服を作ってね、仕事場でも着たいからスカートが良いな」とリクエストしておきました。
(自分では作らないらしい)
夜会でのおじいちゃんの言葉もぐさりときました。
あまり高くない服を着まわしている自分。一生着続けることが出来る服なんて持っていません。喪服くらいか・・・。
流行に全く乗らないというのも寂しいけど、ちょっと高めの服を買って長く着てみたいなとも思いました。
服って素敵!!
そしてエンディングの「切手のないおくりもの」は小学校時代の思い出の曲。
何故かエンドロールですんごい泣きました^^;
心がじんわりとする素敵な物語でした。
見ることが出来て良かったです。
中谷さんはもちろん素晴らしかったけど、三浦君も良かったなー。三浦君の顔と演技好きなんです。昭和顔が好きなんですよね〜←
三浦君に関しては個人的に気になったところがありまして。
「30歳以上の人しか入れない夜会」だから藤井さんは入れないねーと思ったら夜会に誘われているし、その場にいる!と思ったり、「子どもみたいでしょ?30過ぎてるのに」っていうセリフで完全に、あぁ、30歳過ぎてる役なのか!と思ったり^^;
何歳の設定だったんだろ。まあ、今年30歳になるからいっか!←

小野寺の弟小野寺の姉

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早くに両親を亡くし、2人で暮らしている33歳の弟・小野寺進と40歳の姉・小野寺より子。引っ込み思案で奥手な進は、過去の失恋の痛手からいまだに抜け出せず、世話好きなより子はそんな弟にとやかく口を出しながらも、2人は程よい距離感を保ちながら暮らしていた。そんな小野寺家にある日、1通の手紙が誤って配達される。その手紙をきっかけに、進とより子それぞれの恋と人生が動き始めて……。
スタッフ
監督・原作・脚本 西田征史
撮影 相馬大輔
照明 佐藤浩太
キャスト
向井理     小野寺進
片桐はいり  小野寺より子
山本美月   岡野薫
及川光博   浅野暁
ムロツヨシ   河田耕輔
作品データ
製作年 2014年
上映時間 114分

昨日観に行ってきました。公開初日に映画を見に行ったの初めてかも。
以前原作を読んでいて大好きな作品だったので映像化は気になっていました。去年舞台化もされていたんですよね。
原作を書いていた方が脚本監督だったので基本小説の映像化が嫌いな私も^^;きっと大丈夫だと思いまして…
大丈夫でした^m^
小野寺姉弟が素晴らしい!もう2人が素敵でした。息もぴったり。
2人の日常が素敵でした。言い合いをしたり喧嘩になるときもあるけどお互いを思い合っていることが分かります。私も弟がいますけど、こういう弟だったらいいなーとかこうやって言われたいなーと思うところがたくさんありました。まあ、私も姉らしいことは何一つしていないから言われないのは当然なんですけどねー^^;
「ねーちゃん」って言い方が可愛らしかったです。
原作を読んでいたので大体の展開は分かっていたんですけど、それでもやっぱり涙しました。
あぁ・・・良かった〜。
それに他のキャストの方も良かったです!ムロさんとか橋本じゅんさんが出演されていることを知らなかったので嬉しかったです。
向井さんってすごくかっこいいですね(何を今更)

偉大なるしゅららぼん 試写会

「鴨川ホルモー」「プリンセス・トヨトミ」の人気作家・万城目学による同名小説を、濱田岳と岡田将生の主演で映画化。滋賀県琵琶湖畔に位置する石走(いわばしり)の町には、代々不思議な力を伝承する日出一族が江戸時代から現存する城に暮らしていた。分家の息子・涼介は一族の掟に従い、高校入学を機に力の修行のため日出家の城に居候することに。風変わりな日出家の面々に戸惑う涼介は、日出家の跡取りで最強の力の持ち主とされる高校生・淡十郎に従者扱いされ、振り回される日々を送る。やがて淡十郎の色恋沙汰が、日出家とライバルの棗家を巻き込み、思わぬ騒動へと発展していく。
監督水落豊
企画・プロデュース山田雅子
原作万城目学
脚本ふじきみつ彦
音楽瀬川英史
キャスト
濱田岳
岡田将生
深田恭子
渡辺大
貫地谷しほり

久しぶりに試写会が当たって観に行ってきました。
本編の前に、この試写会はHTB主催だったのですが司会のアナウンサーが麻美ちゃんでした^^(勝手に麻美ちゃんと呼んでいる)思わず「麻美ちゃんだ!麻美ちゃ〜ん!!」と叫びたくなりましたが我慢しました(当たり前)
凄く細かったです〜。洋ちゃんよりもシゲよりもたくさん食べているのに!母乳の力なのか?←ということで生で麻美ちゃんが見れたこともラッキーでした^^
ということで本編の感想です。
まだ公開前なので隠しますね。

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疎開した40万冊の図書

疎開した四〇万冊の図書疎開した四〇万冊の図書
著者:金盡二
幻戯書房(2013-08-10)
販売元:Amazon.co.jp

太平洋戦争末期、大八車を押し、あるいはリュックを背負って、何度も、貴重な本を運んだ人々がいた―。旧都立日比谷図書館を中心とした記録。

画像は原作です。
舞台を観に東京へ行くために飛行機を予約したのですが、何かあった時のことを考えて早めに取ったら早すぎて、どうしようかなぁ〜品川と新大久保の間の駅で美術館か何かないかな〜と思って探していたら恵比寿ガーデンプレイスに東京都写真美術館があることを知り、そこで上映している映画が面白そうだったので観に行きました。
それがこちらです。ドキュメンタリー映画なので淡々としていて正直うつらうつらしたところもあったのですが←
戦火を逃れるためにたくさんの人たちが関わって本を守ろうとしていた事実を知らなかったので勉強になりました。中田邦造さんという方は素晴らしい方ですね。
戦火から本を守ると言う話はバスラさんを思い出しましたがバスラさんも登場しました。
中田さんもバスラさんもおっしゃっていたのが「もっと救える図書があったはずだ」とおっしゃっていた事です。
沢山の冊数を救ったのに、もっと救えたと思う心が素晴らしいです。
本は日本の過去、伝統を語り継ぐ資料。中田さんや反町さんや都立一中生たちが命を懸けて守った本たち。その意志を現代の人たちも思っていてほしいなと思いました。

天地明察 試写会5

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太平の世が続く江戸時代、算哲(岡田准一)は碁打ちとして徳川家に仕えていたが、算術にもたけていた。もともと星を眺めるのが何よりも好きだった彼は、ある日会津藩主の保科正之(松本幸四郎)の命を受け、北極出地の旅に出ることになる。算哲らの一行は全国各地をくまなく回り、北極星の高度を測り、その土地の緯度を計測するという作業を続け……。
監督・脚本: 滝田洋二郎
原作: 冲方丁
脚本: 加藤正人
音楽: 久石譲
キャスト
岡田准一
宮崎あおい
佐藤隆太
市川亀治郎
笹野高史
岸部一徳
渡辺大
白井晃
横山裕
市川染五郎
中井貴一
松本幸四郎

製作年:2012年
製作国:日本
配給:角川映画、松竹
上映時間:141分

試写会が当たったので観に行ってきました〜。札幌の試写会は8月29日だったのですが、そちらの600人?650人?は外れて、江別での50組100人招待のが当たったという^^;もう運を使い果たしたんじゃないかと…
ということで観ました。素晴らしかった。原作をすでに読んでいたのでどんな感じになるのかなぁとちょっと心配もあったのですが、本当に、素晴らしかったです。
岡田君は見事に安井算哲を演じていたと思います。何だか悔しいくらいに。
これでさらに有名になっちゃって遠くへ行かないでね、なんて余計なことも考えちゃいましたけども…

以下ネタバレです。公開前なのでたたみますね。
原作のネタバレも含まれていますのでご注意ください。

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るろうに剣心 試写会

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幕末に“人斬り抜刀斎”として恐れられていた伝説の剣客・緋村剣心(佐藤健)。彼は明治という新しい時代の訪れとともに姿を消し、「不殺(ころさず)」の誓いをたて、流浪人として旅をしていた。ある日、「神谷道場」の師範代を務める薫(武井咲)を助けたことから薫のもとで居候することになるが、その頃、街では剣心のかつての呼び名・抜刀斎を名乗った人斬り事件が勃発していた…。1994年から5年にわたり「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載され、累計発行部数5,000万部を誇る人気漫画を実写映画化。監督は大河ドラマ「龍馬伝」の大友啓史。
製作年:2012年
日本公開:2012年8月25日
上映時間:2時間14分
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:大友啓史
キャスト:佐藤健、武井咲、吉川晃司、蒼井優、青木崇高、綾野剛、須藤元気、田中偉登、奥田瑛二、江口洋介、香川照之

久しぶりに試写会が当たったので観に行きました。
当たったら儲けもんみたいな程度でネットでぽちっとなしたら当たっちゃいました。
まだ公開されていないので感想は隠しますね。

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FLOWERS -フラワーズ-

FLOWERS-フラワーズ- [DVD]FLOWERS-フラワーズ- [DVD]
出演:蒼井優
東宝(2011-02-18)
販売元:Amazon.co.jp
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昭和11年、春。日本古来からの仕切りで、親同士が決めた結婚に悩み続ける凛。凛は未だ会ったことの無い相手への不安などを抱えたまま結婚式前日を迎えた。式当日。結論を出せない凛は、花嫁姿のまま家を飛び出してしまう。
昭和30年代、夏。家を飛び出してから約20年が経っていた凛は、3人の娘を授かっていた。長女の薫は、夫を交通事故で亡くし、その事実を受け入れられず、亡き夫との思い出となった新婚旅行の場所を巡る旅に出る。次女の翠は、当時はまだ珍しいキャリアウーマンとして出版社で働いていた。そんな中、翠は恋人からプロポーズされる。しかし、今まで男性社会の中で一生懸命働いてきた翠の心は仕事と結婚の間で揺れ始める。
昭和50年代、秋。凛の三女・慧は夫と娘の奏の3人で幸せな生活を送っていた。しかし、慧が2人目を妊娠したことで家族の生活に変化が見え始める。生まれつき体が丈夫ではない慧は、医師から「出産には耐えられない」と宣告される。
現在、冬。慧の長女・奏はピアニストになる夢を叶えるため上京するも、その才能に限界を感じていた。さらに、年下の恋人と別れた直後に妊娠していることが判明し、2つの悩みを抱え苦しむ日々を送る。一方、次女の佳は結婚し、男の子を産んだ。根っから明るく振舞う佳は、母・慧の分まで前向きに生きようという強い想いが心の中にあった。

いまさらですが見ました。去年のレディコンでイノッチが「僕も映画やるんですよ」って言ってましたね。それから1年半。早いです。
3世代、6人の女性の人生を追うので途中で時代が行き来してちょっと混乱したところもありました。人間相関図くらいは把握すればよかったかな。
始めの凛から、何だか強い女性の家計だなっていう感じがしましたけど^^;
それぞれの女性がそれぞれ目的をもって一生懸命生きている姿がとても美しかったです。まあ、皆さんきれいな女優さんなんですけど。
どの人が1番印象的かなって考えると、1番は決められませんでした。家庭を本当に大切にしている人、仕事に一生懸命な人。本当に皆さん素敵でした。
どんな形でも、一生懸命生きてる女性は素敵だなって思える作品でした。
ひたすら6人のきれいな女優さんたちを愛でて癒される作品でした。
いろんな愛の形も見えて、素敵だなと思いました。
河本さんが花束もっていきなり登場した時は吹いちゃったけど(ごめん)
佳の旦那さん役の人、ぱっと見て驚いた。太郎さんじゃないですか。
優しいお父さんっていう雰囲気がにじみ出ていて素敵でした^^
佳がとてもいい子でしたね〜。
生きているだけで楽しい。素敵な言葉です。
晩御飯はおいしかったし、お風呂はあったかかったし。だから楽しい。
何気ない日常を楽しいって思えるって素敵だと思います。
それは、お母さんのお腹の中にいるときに無償の愛を与えてくれたからなんでしょうね。
仲間さん演じる慧が本当にほわんとしていて素敵でした。
本当に本当に素敵なお母さん。
慧の章で、1番ボロボロ泣きました。
イノッチも良かったです。ちゃんとお父さんでした。
七三にはやっぱり笑っちゃったけど、素敵な家族でした。
平田満さんの若いころがピッタリでした。
あのお茶を煎れるところ、なんでしょう・・・同一人物に見えました。
どこだ・・・背中の哀愁?^^;全体の雰囲気が似てました。
いつも以上に老けて見えましたけど^m^素敵でした。
あ、そうそう。
最初の凛の旦那さん役、出ないのかと思ったら最後に出ましたね。
三浦君だったからびっくりしました。
相変わらず昭和が似合いますね。(褒めてます)
ちょっと気になっている素敵な俳優さんをちょいちょいこの映画で発見できてそれも私は嬉しかったです^^

うさぎドロップ

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27歳独身のダイキチ(松山ケンイチ)は、祖父の葬式に出席するため久しぶりに帰省する。彼はその席で6歳の少女りん(芦田愛菜)に目を留めるが、何と彼女は祖父の隠し子だということで親族一同がパニックに陥ってしまう。ダイキチは施設に入れられそうになっていたりんをふびんに思い、つい自分が彼女を引き取って育てると言ってしまい……。
製作年 2011年
上映時間 113分
監督 SABU
脚本 SABU、林民夫
原作 宇仁田ゆみ
キャスト 松山ケンイチ
     香里奈
     芦田愛菜
     桐谷美玲
     佐藤瑠生亮
     綾野剛
     木村了
     高畑淳子
     池脇千鶴
     風吹ジュン
     中村梅雀
     キタキマユ

今日は映画を見に行きました。公開されて結構経っていますが「うさぎドロップ」です。母が見に行きたいと言っていたので、気になっていたし、便乗して一緒に行きました。
もう本当に、ひたすら可愛い作品でした。愛菜ちゃんをひたすら愛でる話だなと思いました^^;もう母性本能をくすぐられますよね。キュンキュンしちゃいました。
この映画の監督はSABUさんなんですよね〜。今までハードな作品が多かっただろうにどうしたんでしょう^^;路線変更?パンフレットがひたすら可愛い感じなのに、SABU監督の風貌だけ浮いてましたよ。(失礼な!)
ハードボイルドな部分は皆無でしたが、あのダンスシーンは監督の指示?^^;
あの妄想映像は面白かったです。音楽がかかるたびにぷっとなりました。
私は漫画は読んでいないのですが、やっぱりダイキチが良いですよね。27歳と言う若さで突然6歳の女の子を引き取ることになって。意地もかっこつけもあったのかもしれないけど、投げ出さずに親身にりんのことを考えていましたよね。
本当に、人は遺伝子で繋がっているわけではないんだなぁと思う。
ダイキチがりんを連れて来た初日の朝ごはん。りんがご飯をおかわりしてから、ご飯をお皿にぼてっと置いたり、飲んでいたお茶の中に手を突っ込んだりしていたのにただりんを見ていて、りんが「どうぞ」といって差し出したおにぎりを躊躇なく食べている姿が、この人が引き取り手としては1番良かったんだなと思いました。
りんのためにたくさん服を買ったり、りんの好きなように部屋を変えたり、りんのために残業のない部署に行ったり、りんのために保育園の場所を決め、りんのためにりんの母親に会いに行ったり。ダイキチは最高にカッコよかったです!
りんがおとなしい子だから、保育園でいじめられるのかなって見当違いな心配をしてしまったのだけど^^;違いました。たくさんの出会いがあったんですね。
ダイキチが自分の家族のところへりんを連れて行ったときの父親との会話がとても印象的で。りんの引き取り手をどうするかともめていた時、ダイキチが「母さんは主婦なんだから面倒を見ることはできないの?」と母親に言い「私がどれだけ自分を犠牲にして子育てしたのかなんて、何も知らないくせに」って言われたんですよね。その眼差しが、私も子ども目線で見てしまってショックで^^;犠牲か・・・とダイキチと同じようにその言葉が凄く印象に残ってました。
そのあと、部署が移動になった時に子どものいる先輩の後藤さんの言った「子どもとの時間は自分の時間だから」っていう言葉を聞いて、ちょっとほっとしたり。どうして私、子ども目線なんだろう。ダメですね。
移動先のイカツイ男の人たちも本当にカッコよかった!いろんな意味で^^素敵な人たちの集まりですね。
2人がコウキくん親子に出会えたことも大きいのだと思います。映画はもしかしたら・・・っていう展開で終わりましたよね^^
コウキくんとりんがいなくなった時に登場した青年はてっきり2人を危険な目にあわせるのかと思ったらまさかの人物でびっくりしました。私は何事も考えすぎですね。
ホント、ひたすら愛菜ちゃんが可愛い作品でした。でも、子どもじゃなくて、一人の女性としてしか見れなかった^^;
マツケンとのシーンがもう男女のシーンに見えちゃって照れましたよ^m^

阪急電車 試写会

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監督 三宅喜重
キャスト 中谷美紀 戸田恵梨香
南 果歩 谷村美月 有村架純 芦田愛菜 小柳 友/勝地 涼/玉山鉄二
宮本信子
上映時間:1時間59分
宝塚〜西宮北口間を約15分で走る、えんじ色の車体にレトロな内装の、阪急今津線。
その電車に、さまざまな「愛」に悩み、やりきれない気持ちを抱えながら、偶然乗り合わせただけの乗客たちがいた。
後輩に婚約者を寝取られたOL。
彼氏のDVに悩む女子大生。
息子夫婦との関係がぎくしゃくしている老婦人。
セレブ気取りの奥様たちとの付き合いに疲弊する平凡な主婦。
おしゃれな大学になかなか馴染めない地方出身の男女。
年上の会社員と付き合いながら憧れの大学を諦めきれない女子高生。
電車内という限られた空間で、それぞれの人生がほんのちょっと重なり合い、影響し合い、そして離れていく―――。
数々の出会いが重なり、そこに生まれる小さな愛の奇跡。
勇気を持って踏み出せば、いつもとは全く違う景色が、人生が、そして素敵な出会いが“あなた”を待っている。

試写会が当たって行ってきました。
原作が大好きなので、どんな感じなのかなと思いましたが、良かったです。
勿論原作とちょっと違うところはありましたが、許容範囲でした。っていうとちょっとえらそうですが。
とにかく出てくる人たちがイメージに合ってるんです。
中谷さんはめちゃくちゃ綺麗。翔子という人物ととても合ってるなと思いました。
あと勝地君と美月ちゃん!
原作もこの大学でちょっと浮いた存在の2人はとても好きな2人でした。
2人ともイメージにピッタリ!いや〜んもう、めちゃくちゃ可愛い!
2人の可愛らしさにキュンキュンしちゃいました。
初めて出会ったときに美帆ちゃんが名字が言いたくなくて名前は?って聞かれたときに答えられなくて、電車を降りた後に一生懸命弁明しているところとか、軍オタだったのがゴンオタ^m^になって、今まで興味のなかった植物に詳しくなっている圭一君とか。美帆ちゃんが圭一君を見た目では全く判断していないのが本当に可愛らしくて。
2人を見るだけで癒されました。
あとイメージにピッタリだったのは高校生と社会人のカップルですね。
女子高生役の方は知らなかったのですが、とっても可愛らしい女優さんでしたねぇ^^
タマテツもちょっともさっとしたおばかな社会人がとっても合っていました。
あ、ほめてます。
すっごく優しかったし、原作を読んでいても思ったけど竜太は悦子を年下としてみていなくて1人の人間として接しているような気がするんです。それがいいなって思います。
始めの翔子の元彼やDV男は最低だけど、圭一君や竜太のような男性に出会えたらいいなぁって、やっぱり思う。
好きです^^この映画。観れて、当たってよかった〜って思いました。
でも、一ついうなら、小説の中で好きだった2人が出ていなかったのが残念だったかな。

映画に関係ない余談。
予告の中で「プリンセス・トヨトミ」があったのですが、堤さんを見ると違和感・・・。私の中では、まだまだ尾形さんなんだよなぁ・・・。松平ってずんぐりむっくりじゃなかったっけ?
有川さんの紹介で「フリーター、家を買う。」で有名な有川浩みたいな書かれ方してるんですけど、どっちかっていうと自衛隊三部作や「図書館戦争」シリーズの方が有名だよね?その紹介微妙。有川さんのよさが出てない!って変なところで愚痴ってました。

学校をつくろう5

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彦根藩士・相馬永胤は、日本の急務は富国強兵と考え、大阪陸軍兵学校への入学を希望したが、痔持ちゆえに不合格となってしまった。薩摩藩・西郷隆盛の「兵学を学びたければ留学するべし」との言葉に奮起。英語を猛勉強して、藩費留学生としてアメリカに渡る。幾多の困難を乗り越えて勉学に励んだ相馬は、日本を変えるには学問が必要だと知る。江木高遠、清水篤守、三浦和夫、目賀田種太郎ら同士と共に、学校を作ろうと決意する。
製作年 2011年
製作国 日本
配給 ゴー・シネマ
上映時間 109分
監督 神山征二郎
出演 三浦貴大
   柄本時生
   橋本一郎
   池上リョヲマ
   近衛はな

母が観に行きたいといっていたので、一緒に観に行ってました。
専修大学設立130周年記念作品。
全く内容を知らないで行ったのですが、てっきり「学校を設立する」のが大変だと思っていたのですが、そんな簡単なものではなかったんですね。
かつては法律は英語やフランス語でしかなく、日本語のものはなかったというのは、どこかで聞いたことがありましたが、日本人が理解しやすいように英語を上手く日本語に翻訳すると言う緻密で時間のかかる作業をこの青年達が成し遂げていたんですね。
日本の法律の根底を築き上げた方々なんですね!
勉強したいと言う想いや、日本国のために自分たちが立ち上がらなければと言う想いがとても強く、皆さんの目が輝いて見えました。
あんな目を、今の日本人はしているのだろうか。
こういう歴史もののドラマや映画を観ると私はいつも想う。
この時代を生きた人たちは、今の日本を見てどう思うのかと。
きっと、みんながっかりするんじゃないかなと思うんだ。
その中に、勿論自分も含まれているのだけど。
専修大学って私は箱根駅伝くらいしか知らなかったのですが^^;
私立大学で経済科を初めて設立した先駆けの大学だったんですね。当時の東大ですらなかったっていうのが凄いです。
男の友情も感じました。
強い絆と信頼関係がなければ、学校を作ると言う目的は達成できないと思います。
いや〜良い映画でした。
何だか、とても前向きになれる作品だったと思います。
私が特に好きだったのは田尻さんでした。
堪能な英語を話しているのに、日本語を話せばバリバリの鹿児島弁。顔も可愛らしくて^^一生懸命。大隈重信に会うと言う時に、ボロボロの一張羅を着て「自分を見てもらう!」といっていた姿はかっこよかったです。
三浦君の演技を初めて見ましたが、昭和顔ですね^m^相馬という役はとても合っていたと思います。2世俳優とは言っちゃいけないと思いました。
相馬と言う人間は本当に意志が強くて努力家で一生懸命。とても素敵な青年でした。それでも、晩年はとても寂しいものだったんですね。悲しかったです。
専修学校の入学式。入学生の名前を読み上げている時に涙している相馬と田尻を見て、私も感動して泣きました。
そうだ、この作品、やたらと2世俳優が多かったんですよね。三浦貴大、柄本時生、橋本一郎、近衛はな。よくもまあ、こんなに集めたものです^^;
でも、そんな事は関係ないですよ。皆さんとても素晴らしかったです!
そして、池上リョヲマさん。
どこかで聴いた事があるなぁと思っていたのですが、健君が主演した「第十七捕虜収容所」に出演されていました。私、生で拝見していたんですね^^;
すみません、どんな役だったかは覚えていないのですが・・・。
自己紹介
苗坊と申します。
読書とV6を愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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