苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

映画・邦画

お嬢と番犬くん5



幼くして両親を亡くし、瀬名垣組組長である祖父のもとで育てられた瀬名垣一咲。極道一家の孫という立場から友だちができなかったことがトラウマになっている彼女は、高校ではその素性を隠して普通の恋と青春を送ることを決意する。しかし一咲の世話役を務める瀬名垣組の若頭・宇藤啓弥は、過保護すぎるがゆえに年齢詐称して同じ高校に裏口入学し、一咲の“番犬”としてボディガードをすると宣言。一咲はそんな彼に戸惑いながらも、憧れの高校生活を守りぬこうと奔走するが……。

原作の試し読みで少しだけ拝見していたので、映画化は気になっていました。
いやー…可愛かったー!
一咲ちゃんが可愛い!莉子ちゃんが可愛い!
ジェシーも寡黙だとめっちゃかっこいいな!(語弊)
漫画が原作だから台詞が浮いちゃったりしないだろうかなんて思ったりしたけど、全然そんなことは無かった。ジェシーみたいなイケメンが歯の浮くようなセリフを言っても浮かない!←
一咲は可愛かったけど、守られているようでちゃんと自分のことを分かっていて芯のある女の子なのもとっても魅力的でした。
恋のライバル?な海音くんも、好青年役が今まで多かったような気がするけど、クズ男を見事に演じていました(めっちゃ褒めてる)
佐々木さんもママの姿も普段着の姿もとっても美しくて綺麗で、素敵だったー。
一咲にちゃんとお友達が出来て良かった^^まあ、家のことがバレたらどうなるのかは分からないけど、でもあの二人ならすべてが分かった後も友達ではいてくれる気がするな。
面白かったです^^

人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした5



元アイドルの安希子は、幸せで充実した人生を歩んでいると自分に言い聞かせながら日々の仕事に励んでいた。しかし、ある日の通勤途中、駅で突然動けなくなってしまう。メンタルを病み会社を辞めることになった安希子は、仕事もなく、男もなく、手残り残高は10万円という厳しい現実に直面する。そんな時、友人から、都内の一軒家でひとり暮らしをする56歳のサラリーマンとの同居生活を提案される。予想外の提案に戸惑いながらも安希子は、ササポンと呼ばれるその中年おじさんとの奇妙な同居生活を始めるが……

タイトルが気になってたのと、まいまい(イノッチがそう呼んでるから勝手にそう呼んでる)と井浦さんが出演されているということで観ました。
不思議なお話だけど、原作者さんの実話なんですよね…凄すぎる…
でも一家にひとり欲しいササポン…
アラサーになって、仕事も男もいなくて、前に進みたいと焦ってもがいている姿は気持ちが分かる部分もあって、胸が苦しくなりました(笑)
私もなぜか20代後半って30歳になることに恐怖を覚えていたなーと。今はとっくに通り越して、そんな気持ちは無くなりましたが。
ササポンが放つ言葉が私の心にも染み入りました。自分のことを必要以上に年を重ねたように言わない方が良いよって言うアドバイスは凄くよく分かります。今この瞬間が、自分にとっては1番若いから。年取ったなって思っても、きっと10年後にはあの頃は若かったって思うし。だから、年を取ったって思うのはもったいないって私も思ってます。
井浦さんはとってもかっこいいのに、この映画の中にいたのは普通のおじさんでした…。背中がめっちゃおじさんで、凄い…!と思いました。
大きな展開はないけど、それが良い、じんわりと染み入る作品でした。

花まんま5



大阪、下町。俊樹とフミ子の兄妹は早くに両親を亡くし、俊樹は「妹を守れ」という父との約束を胸に、がむしゃらに働いて妹を育て上げた。フミ子の結婚が決まり、ようやく俊樹の肩の荷が下りると思った矢先、2人が遠い昔に封印したはずの“秘密”がよみがえる。それは、物心ついて間もない頃のフミ子が兄に語り出した、不思議な記憶だった。2人が幼い頃そうしたように、俊樹は再びフミ子の“過去”と向き合うことに……。

優しくて、素敵なお話でした。
前世の記憶があったり、亡くなったお父さんやお母さんが登場して少しだけファンタジーが入っているけど、純粋に兄と妹の優しい物語でした。お兄さんは、なんでそんなに頑ななんだろうと思ったけど、ずっと働いて来て妹を育てて来て、そんな妹が別の家庭で家族のように接している姿を見たら、やっぱり悔しくて辛かったのかな…なんて思いました。
俺が必死で働いて育ててきた。勿論それは間違いないけど、でも、一人だけの力ではなくて。それをお兄ちゃんが結婚式の直前に分かって良かった。コマちゃんが良い味だしてたなー。かっこよかった。冗談で嫁になろうかって言っていたけど、きっと本心も入っているよね…なんて思いながら。
最後は切なかったけど、でもきっと、どちらの家族にとっても、前に進んでいくためには仕方がなかったのかな。カラスと話せる(笑)素敵な旦那さんも良かったです^m^
原作はだいぶ前に出ていた作品で、タイトルの意味をずっと知らずにいたのですが、20年以上経って知ることが出来て良かったです(笑)

建国日記5



大嫌いだった姉を亡くした35歳の小説家・高代槙生は、姉の娘である15歳の田汲朝に無神経な言葉を吐く親族たちの態度に我慢ならず、朝を引き取ることに。他人と一緒に暮らすことに戸惑う不器用な槙生を、親友の醍醐奈々や元恋人の笠町信吾が支えていく。対照的な性格の槙生と朝は、なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに、家族とも異なるかけがえのない関係を築いていく。

原作のマンガを少し読んで、実写化作品が気になっていました。
始めに朝が両親を亡くすということ以外に大きな展開はなくて、日常を描いた139分という作品なのに、長さを感じませんでした。
親を喪うという悲劇のヒロインが描かれているのではなく、槇生と、朝と、朝の友達のそれぞれの成長していく過程が描かれている作品だと思いました。
槇生は小説家として身を立てていて、稼ぐという部分では自立しているけど、人見知りで家事は苦手で、そんな不器用さが私は好きでした。奈々も笠町くんもとってもいい人たち。
中学生活はあとは卒業式だけで、「普通に」みんなと卒業したかったのにできなくて。高校の入学式では自ら両親を喪っていることを自ら伝える。思春期の感情の機微がひしひしと伝わってきました。
槇生は最初から朝のことを子ども扱いせず、対人として自分の意見をちゃんと伝えているところがとても良いなと思いました。
朝がずっと両親を亡くしても涙を流せなかったのに、最後に流した時に少しだけ前に進めたのだろうかと思いました。それは槇生も。とても良い作品でした。

九十歳。何がめでたい5



数々の文学賞を受賞してきた作家の愛子は、90歳を過ぎて断筆を宣言するものの、新聞やテレビをぼうっと眺める鬱々とした日々を過ごしていた。そんな愛子にどこか時代遅れの中年編集者・吉川がやってきてエッセイの連載を依頼する。愛子は断固拒否するが、吉川は企画をなんとしても成功させようと一歩も引かない。愛子は自暴自棄気味に連載を始めることに。だが世の中への怒りを赤裸々に書いたエッセイは意図せず大好評を得る。

観ました。この作品は草笛さんの90歳記念作品でもあったんですね。
って言うか本当に草笛さんが90歳にまず見えないんすけど…。以前テレビで自分でも自分の年齢に驚いて面白くなってきてこのままどこまで行くのか楽しみみたいなことをおっしゃってたのが素敵だなと思ってました^^
私はこちらのエッセイは未読なのですが、タイトルからこんな感じの方なんだろうなというのが想像できて(笑)観ていて楽しかったです。娘と孫が呆れつつ放置してるのとかとてもリアルでした(笑)
時代遅れの中年編集者吉川さんは最初本当に見てられなかったですね^^;昭和か?っていう。いや、昭和の働き方については知りませんけども。でもまあ、こういう人、未だにいると思うけどね…。
適当なこと言ってすり寄って、でも深くは知らないで強行突破しようとする感じが最初はいけ好かなかったですけど(ひどい)なんだかんだ佐藤先生と似ていてだんだん良いコンビになっているのが良かったです。見ていてコントの様。2人の年賀状用のお衣装が素敵でメイクもばっちりで本当に年賀状にしたらいいのにと思いました(笑)佐藤先生は本当にお孫さんとこんなことされてたんですね。素敵ー!
吉川さんとご家族に関しては、もう本当に今更で手遅れで、長年の恨み辛みを(笑)ここ数か月の諸々で許せるわけがないだろうから仕方がないとは思うけど、それでもすんなり離婚届を出して一応えがおで別れられただけでも、吉川さんにとっては大進歩だったんじゃないかな。それにしても冒頭の人生相談からこう繋がっていくとは!と驚きました。
ラストも大団円な感じで良かったです。それにしてもキャスト陣が豪華でしたねー。さらっとしか登場しなかった俳優さんたちが豪華すぎた…!

聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメンVS悪魔軍団〜3



広い宇宙の数あるひとつ、燦然と輝く命の星、地球。
世紀末を無事乗り越えた神の子イエスと仏の悟りを開いたブッダは、日本の四季折々を感じながら下界で密やかにバカンスを楽しんでいた。
東京・立川にある風呂なし6畳一間のアパートをシェアし、ふたり暮らし。
アイスを分け合ったり、近所の商店街で福引きを楽しんだり、お笑いコンビ「パンチとロン毛」を結成したり。
ゆるーい日常を過ごす2人の元にある日、天界からの使者が現れ、禁断のオファーが伝えられる。
やがてそれは、神も仏も天使も悪魔も入り乱れる、まさかの地球滅亡の危機へと繋がっていく!?

実写ドラマを全部見ていたので映画も見たんですが…ドラマは短い作品だったから良かったのでしょうか…何だかギャグ要素が行き過ぎていてその時の面白さをあまり感じられませんでした…すみません。特に映画撮影のくだりあたりからちょっと…ゾンビとか…神様との会話とか…長すぎません?^^;
そして俳優陣が豪華すぎませんか…?この監督さんの時っていつも豪華キャストが勢ぞろいしているイメージがあるのですが凄く短かったり突飛な役だったりしてちょっとビビりました。
ドラマの時のように楽しめなくて残念です。すみません。

まる5



美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなしている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)が知らぬ間にSNSで拡散され、正体不明のアーティスト「さわだ」として一躍有名になる。突然、誰もが知る存在となった「さわだ」だったが、段々と○にとらわれ始めていく...。

ようやく見ました。剛君27年ぶりの映画主演。27年前ってなんだ?と思ったら「上海魚人伝説」…!!!懐かし!荻上直子監督作品は「かもめ食堂」を始めいくつか見ているので、この独特ののんびりとした雰囲気が好きでした。作品の中にはトゲがあるというか、グサッとくる場面があったりするものもあって、こちらの作品もそういうところも少し垣間見えました。何気なく書いた「まる」が自分の知らないところで拡散されて大きくなっていって、自分の存在が知られて行ったことで、自分をさげすむように、馬鹿にするように見ていた大家さんや同級生が手のひらを返したように近寄って来るところとか人間の黒い部分出てるーと思いながら見てました(笑)綾野さん演じる横山はそういうところも見せつつ少し違って。境遇が少し似ているから純粋に羨ましいを拗らせている感じが何だか可愛げがありました←
時々挟まれる仏教の話が好きでした。森崎ウィンさん演じるモーさんが言う「福徳円満」「円満具足」ニコニコしながらカタコトの日本語で話している姿がとても愛嬌があって、とても前向きで、嫌なことを言われてもへこたれない。でも、最後の最後で「前向きでいないと、やっていられないですよ」なんていうから、心を鷲掴みにされました。なんていい子なんだ…!そういえばモーさんが言った言葉はどちらも「円」が入ってるね。個人的に色紙をちゃんとバーコード通してお金を置いてから封を開けたところが好きです(笑)
そして「円」は終わりがない、スタート地点に戻ってくる…みたいなセリフを聞いて「Full Circle」を思い出してすんごい勝手にじんわりしたりしました^^;
この映画のメッセージを私はちゃんと受け取れていないかもしれないけど、映画自体がアートのようで、哲学的で余韻の残る作品でした。
剛君の「街」も久しぶりに聞けて嬉しかったです。え、発売されたの23年前…?嘘だろ…?←

日の出を知らない街5

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東京の都心部で生活を送る直哉は、仕事中心の生活で、ルーティンをこなす日々を送っていた。
大学時代から好きだった旅も、もう長らくしていない。
そんなある日、大学の先輩である将吾から電話があり、奥多摩に出かけようと誘われる。

佳央太くんのインスタを見て、こちらの作品を知りました。
佳央太くんに井之脇くん!好きな俳優さんの共演!ということで見ないわけにはいかないと思い観ました。監督さんが2001年生まれ!お若い…
ショートフィルムだし、台詞が多いわけでもないけど、奥多摩の大自然の美しさに、主人公の直哉と共に私も癒されていました。
仕事中心の生活で、ルーティンをこなして、それを楽だと思っている生活。
そんな直哉に「仕事慣れたっていうけど、それは順応と惰性どっち?」と尋ねる将吾。
何だか私も、グサッと来たなぁ…。
大自然を見て癒されて、美味しいものを食べて癒されて、人と関わって癒されて、直哉の心がほぐれていく感じがとても伝わってきました。
そして将吾もとても良かった。きっと大学時代に何かあったと思うのだけど、2人の少しの会話だけで分かるような、想像をかき立てられるような。そんな2人の関係性がとても良かった。
私もルーティンをこなしていて、毎日が惰性のようになっていると感じたら、非日常へ繰り出してみようと思いました^^
将吾が言った「いつも選ばない方にさ、何かあるかもしれないじゃん?」って言葉が、良いなと思いました。
何度も見返したいと思う映画でした。
それにしても、こにたんと井浦さんの登場の仕方よ…豪華で贅沢すぎる…。

ゴールデンカムイ5

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舞台は気高き北の大地・北海道、時代は、激動の明治末期―。
日露戦争においてもっとも過酷な戦場となった二〇三高地をはじめ、その鬼神のごとき戦いぶりに「不死身の杉元」と異名を付けられた元軍人・杉元佐一は、 ある目的のために大金を手に入れるべく、北海道で砂金採りに明け暮れていた。 そこで杉元は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。
金塊を奪った男「のっぺら坊」は、捕まる直前に金塊をとある場所に隠し、そのありかを記した刺青を24人の囚人の身体に彫り、彼らを脱獄させた。
囚人の刺青は全員で一つの暗号になるという。
そんな折、野生のヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。「アシ(リ)パ」という名の少女は、金塊を奪った男に父親を殺されていた。
金塊を追う杉元と、父の仇を討ちたいアシ(リ)パは、行動を共にすることに。
同じく金塊を狙うのは、大日本帝国陸軍「第七師団」の鶴見篤四郎中尉。日露戦争で命を懸けて戦いながらも報われなかった師団員のため、
北海道征服を目論んでおり、金塊をその軍資金代わりに必要としていた。
そして、もう一人、戊辰戦争で戦死したとされていた新撰組の「鬼の副長」こと土方歳三が脱獄囚の中におり、かつての盟友・永倉新八と合流し、自らの野望実現のため、金塊を追い求めていた。
杉元&アシ(リ)パVS.第七師団VS.土方歳三。
気高き北の大地を舞台に、三つ巴の埋蔵金争奪! サバイバル・バトルが今、始まる―――!!

WOWOWで連続ドラマが始まるということで、その前に映画を見ようと思って観ました^^
勤める図書館にゴールデンカムイが揃っているので読んではまったので楽しみにしていました。
面白かったー。北海道の自然に戦闘が映えますね!ってこれは誉め言葉になるのだろうか^^;
杉元はかっこいいし敵陣たちもかっこいい!闘っている姿も目をそむけたくなるくらい迫力があって素晴らしかったです。アシㇼパさんとの関わりもとても良かったです。作者さんが大事にしていたアイヌやアイヌ料理もちゃんと丁寧に書かれていて、良かったです。って、私も学校の授業で習った程度のアイヌの知識しかないけど…。
原作と比べるわけではないけど、キャストの皆さんが原作をリスペクト指定る感じも伝わって来てとても良かったです。
個人的に私の推しは谷垣ニシパと鯉斗少尉なのでこれから活躍するのを楽しみにしています(笑)鯉斗少尉に関しては終盤に好きになったのでまだまだ先だけど^m^
ドラマも楽しみです。

カラオケ行こ!



合唱部部長の岡聡実はヤクザの成田狂児に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」。聡実は、狂児に嫌々ながらも歌唱指導を行うことに。そんな二人がカラオケを通じて少しずつ打ち解けてきた頃、“ある事件”が起きてしまう。果たして二人の運命は!?

ヤクザと中学生がカラオケに行く話と聞いて(内容がざっくりすぎる)気になっていた作品をようやく見ることが出来ました。冷静な聡実くんと熱い狂児のコンビが面白すぎました。何を考えているか分からないところがある聡実君だけど、狂児に対して合唱を3年頑張ってきたという話をしたときの熱いセリフを聞いて、内に秘めるタイプなんだなぁと思いましたね。熱い男じゃないとヤクザがいるって分かっているところに乗り込んでいけないよね。あれは凄かった…。まさか「紅」に泣かされるとは思わなかったな〜。魂のこもった歌声でした。エンディングの後の1シーンも最高でした!ニヤニヤしちゃう。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く5



人の記憶を本のようにして読む特殊能力を持つ漫画家・岸辺露伴(高橋一生)。新作を執筆する過程で、青年時代(17歳の露伴/長尾謙杜)に淡い思いを抱いた女性・奈々瀬(木村文乃)に聞いたこの世で最も「黒い絵」のことを思い出した露伴は、現在その絵がフランス・ルーヴル美術館に保管されていることを知る。「黒い絵」―それは、この世に存在しえない黒で描かれた、この世で最も「邪悪な絵」。その絵にまつわる奇妙な事件に興味を持った露伴は、取材とかつての微かな慕情のために担当編集・泉京香(飯豊まりえ)とパリへ向かう。

ネタバレあります。
岸辺露伴がかつて想いを抱いていた奈々瀬という女性が大きなカギとなる今回の作品。
露伴の青年時代ということで長尾君が登場していましたが、特に歩き方が現代の露伴を彷彿とさせていて凄いと思いました。なぜだか惹かれる奈々瀬という女性。でも、何かに憑りつかれているような怯えているような姿にこちらもなぜだろうと思いながら引き込まれていきました。
奈々瀬が言った山村仁左衛門の「黒い絵」を見つけるために、露伴と泉はルーヴルへ向かいます。
そこで起きた様々な出来事…って軽く書くには重すぎる展開でしたけど^^;
後悔を映した絵。そこでみんなが様々な後悔に捕らわれてスプラッタな状態になったわけですけど、露伴の前に現れた黒を纏った武士のような人は一体誰なのだろうか。そしてどうして奈々瀬がその人から露伴を守れたのか、危機を脱して良かったのですが気になっていました。
それが最後に明らかになります。
青年時代の露伴の頃の奈々瀬を見ていた時も思ったんですよね。とても長い黒髪だけど、キューティクルな感じではないし、何となくぼわっとしていて、綺麗な黒髪ではないなと。その違和感も回収されました。伏線凄い。
露伴に語った「黒い絵」の作者である山村仁左衛門は、奈々瀬の夫だったんですね。2人の末路はとても切なく哀しい。そして露伴の前に現れた黒を纏った武士のような人の正体も分かりました。ただ、露伴に直接関係なさそうなのに…とも思ったんですよね。そうしたら、奈々瀬と露伴に血の繫がりがあることが判明し、全てが腑に落ちました。ヘブンズドアが生者以外にも通用するのかとそこにも驚きましたけど(笑)
怖かった部分も多々ありましたが面白かったです。素晴らしかったです。

探偵マリコの生涯で一番悲惨な日4



新宿ゴールデン街、三番街にある小さなバー「カールモール」のカウンターに立つ女マリコ(伊藤沙莉)。日々バーテンとして常連の相手をしているが、実はもう一つの顔を持っていた。それは探偵稼業だ。ある日、とある組織から「歌舞伎町に紛れ込んだ宇宙人を探してくれ」という依頼をうけ、恋人の自称忍者MASAYA(竹野内豊)の協力のもと、宇宙人に迫ってゆくのだが……。

先日『雨の中の慾情』の公開が発表されて、ちょうど同じ片山慎三監督の作品がWOWOWで放送されていたので見ました。こちらの作品は片山慎三監督と内田英治監督が6つの物語を交互に作られたそうですね。多分珍しいですよね?1番キーとなるのが宇宙人と匿っている人間を探してほしいという依頼で、その依頼を受けたマリコが営むバーの常連客も絡めた人間ドラマだと思いました。常連客がメインとなるお話もあってどの人も一筋縄ではいかなかったですね。ホストにお金を貢いでいるキャバ嬢なら可愛い方で(?)殺し屋の姉妹とか落ちぶれたヤクザとか主人公の彼氏は忍者とかその時点でカオスでツッコミどころが満載でしたよね^^まあ最初から宇宙人が登場する時点でカオスなんですけど。奇想天外なところもありましたけど、面白く観ました。SF的な部分は置いておいて、登場する人たちが抱える闇が深くて、でもカールモールという場所がその闇を包み込んでくれているような気がしました。マリコが15年間抱えていることも、真実を知っても何も変わらなかった常連客がその証だなと。そしてマリコと彼氏のなれそめもなんとも複雑で深くて、国民健康保険を払えなくても(笑)マリコには必要な人なんだなと思いました。分かる人には分かるSF映画ネタもあったそうですね。私は全然分からなかったんですけど^^;そういう小ネタもあるところも含めて面白い作品だったと思います。

ケイコ 目を澄ませて5

ケイコ 目を澄ませて [Blu-ray]
岸井ゆきの,三浦誠己,松浦慎一郎,佐藤緋美
Happinet
2023-10-04


生まれつきの聴覚障害で両耳とも聞こえないケイコは、再開発が進む下町の小さなボクシングジムで鍛錬を重ね、プロボクサーとしてリングに立ち続ける。嘘がつけず愛想笑いも苦手な彼女には悩みが尽きず、言葉にできない思いが心の中に溜まっていく。ジムの会長宛てに休会を願う手紙を綴るも、出すことができない。そんなある日、ケイコはジムが閉鎖されることを知る。

ずっと気になっていた作品をようやく見ることができました。
素晴らしかったなぁ…ボクシングの臨場感がとても伝わってきました。16ミリフィルムで撮ったのは大正解でしたよね。主人公が耳が聞こえないから無音になる場面が多くて。でもケイコのいろんな葛藤や戸惑いがとても伝わってきました。ちょうどコロナ禍を描いているからマスクをしている時が多くて、当時もろう者の方は表情も手話に含まれるから困るって話題になっていましたよね。警察官がマスクをしたまま大声で話している姿は滑稽に映りました。時期的にマスクを外しちゃいけないという正義感が入っているのかもしれないけど。
ボクシングジムの会長やトレーナーの方とは手話ではなく口話だったけど、それだけではない意思の疎通を感じました。皆さん凄い。
そして何より岸井さんが素晴らしかったです。最初の鏡越しに見えた背筋が凄くて、鍛えられたんだなぁって所にまず驚きました。W座からの招待状で見たので小山さんと信濃さんのコメントもありましたけど、ケイコにしか見えなかったです。好きだったシーンはあまり感情を表に出さないケイコが、泣きはらした顔をして戻ってきたトレーナーさんに笑顔で迎えたシーンと、会長と二人で鑑越しにシャドーをしているシーンです。信頼関係が垣間見える良いシーンでした。お2人がおっしゃったように、最後は試合に負けて、ジムも閉鎖になったのにどこか前向きで爽やかで、良いラストでした。最後に顔を腫らした対戦相手が話しかけるシーンも良かったなぁ。いい映画でした。

リバー、流れないでよ5



舞台は、京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」。静かな冬の貴船。ふじやで働く仲居のミコトは、別館裏の貴船川のほとりに佇んでいたところを女将に呼ばれ仕事へと戻る。だが2分後、なぜか再び先ほどと同じく貴船川を前にしている。ミコトだけではない、番頭や仲居、料理人、宿泊客たちはみな異変を感じ始めた。ずっと熱くならない熱燗。なくならない〆の雑炊。永遠に出られない風呂場。自分たちが「ループ」しているのだ。しかもちょうど2分間!2分経つと時間が巻き戻り、全員元にいた場所に戻ってしまう。そして、それぞれの“記憶”だけは引き継がれ、連続している。そのループから抜け出したい人、とどまりたい人、それぞれの感情は乱れ始め、それに合わせるように雪が降ったりやんだり、貴船の世界線が少しずつバグを起こす。力を合わせ原因究明に臨む皆を見つつ、ミコトは一人複雑な思いを抱えていた―――。

去年イノッチが出てるということで←ヨーロッパ企画の「きっと、私UFOを見た。」の配信を見て、改めてヨーロッパ企画の作品は面白いなと思ってこちらの映画を見てみました。主人公はその舞台にも出ていた藤谷さん。貴船ふじやは藤谷さんのご実家なんですね。ホントだ!名字が一緒だ!(え)
タイムループはよく聞く内容ですが、2分間のループは結構短いですよね…。2分が延々と続くからこっちも見ていて辛くなるかなと思ったんですけど、次々といろんなことが巻き起こるから、全然辛くならなかったし飽きなかったです。ループしてるのに何となく順応してる従業員さんたちとか面白かったですね(笑)でも、何度もループされていくにつれて感情が高ぶってどんどん混乱していって本性が分かってきて、最終的にはいいように落ち着いたけど、途中死人が出たりしたからちょっとドキドキしましたよね。無事でよかった。
最終的に原因がタイムパトロールだということが分かって舞台を思い出してちょっと笑ってしまったのですが(笑)みんなで協力してタイムマシンを直せて良かった。2分しかないのにお土産を渡す女将さんがさすが過ぎました。途中からいなくなっていたチノさんが推しのコンサートに行くために電話をかけまくっていることが分かってそれもさすがと思いました(笑)
彼氏とのわだかまりも少しは解消されたのかな。今後遠恋になるかは2人次第ということなんでしょうね。
こちらの映画は2分間のループなので同じようなシーンを200カットも撮っていたそうで。途中で雪が降ったりやんだりしていたけど、撮影中に大雪が降ったことも織り交ぜて生かしているのが凄いなと思いました。
余談ですが健ちゃんが陰陽師で安倍晴明を演じていた時にキーとなっていたのが貴船神社だったので、いつか行ってみたいと思っている神社の一つなんです。なので、雰囲気だけでも味わえてよかったです^^
さらに余談ですがW座からの招待状の枠で見たんですけど、小山さんと信濃さんのトークは無くなっちゃったんですね。感想を言い合っているのを見るの好きだったんだけどな。残念。

バーバー吉野4



そこはどこにでもありそうな小さな田舎町。誰もが顔見知りで、夕方には町内放送が響きわたるのどかなところ。当然ここでも小さな共同体ならではのならわしがいくつも存在した。その一つが少年たちの髪型。彼らの髪型は町に一軒しかない床屋“バーバー吉野”のおばちゃんによって、前髪をきれいに切り揃えたヘンテコなおかっぱ頭に統一されていたのだ。それを特別疑問に感じることのなかった少年たち。ところが、東京からやって来た転校生が髪を茶色に染め、見るからにおしゃれな髪型をしていたのを見た瞬間、彼らは何かに気づいてしまうのだった・・・。

荻上監督作品が大好きなので楽しみにしていました。
最初は皆おかっぱ頭で可愛いなぁと思っていたのだけど、それが当たり前だと思って生きてきた子たちがどうしてそうしなければならないのかという問題に直面した時、目が覚めるのは分かる気がします。言い方があれですけど、一種の宗教みたいなものですよね。
そういうものなんだからと言われて納得している会話までなら良かったんですけど、執拗に髪を切るように迫ったり、校門の前に立って髪をチェックし始めているシーンが出てきてからはなんだか怖くなってきました。そして嫌だと言っているのに無理やりあの髪型にさせられて、泣いているのを見て完全に引いてしまって^^;
一気に吉野のおばちゃんを敵対視してしまった気がします。
子どもたちが一念発起して一揆をして町と闘う姿はかっこよかったです。
慶太君がなかなか言い始めないのはどうしてかと思ったら、同じ髪型は嫌だという思いと、それを言う事でお母さんが敵になってしまうのが嫌だという思いからだったんですね。優しい子でした。
最後は皆が違う髪型になって、慶太の家に遊びに来て、気軽におばちゃんにお菓子をねだる、そんな関係に戻って良かったなぁと思いました。
慶太のお父さんも、ケケおじさんも、ちょっとしか出てこないけどなかなか核心を突いた発言が多くて見逃せませんでした^^
男子って…って思いながら見たところもありましたが(笑)ラストが良くてよかったです。

湯道5

湯道
2023-09-13


亡き父が遺した実家の銭湯「まるきん温泉」に突然戻ってきた建築家の三浦史朗(生田斗真)。帰省の理由は店を切り盛りする弟の悟朗(濱田岳)に、古びた銭湯を畳んでマンションに建て替えることを伝えるためだった。実家を飛び出し都会で自由気ままに生きる史朗に反発し、冷たい態度をとる悟朗。一方、「入浴、お風呂について深く顧みる」という「湯道」に魅せられた定年間近の郵便局員・横山(小日向文世)は、日々、湯道会館で家元から湯の所作を学び、定年後は退職金で「家のお風呂を檜風呂にする」という夢を抱いているが、家族には言い出せずにいた。そんなある日、ボイラー室でボヤ騒ぎが起き、巻き込まれた悟朗が入院することに。銭湯で働いているいづみ(橋本環奈)の助言もあり、史朗は弟の代わりに仕方なく「まるきん温泉」の店主として数日間を過ごす。

小山薫堂さんが企画・脚本を担当された今作。湯道って、華道や茶道と同じような意味合いだったんですね。なんか、ざっくりした言い方になりますけど^^;2015年から小山さんが提唱されているそうで、それが映画として形になるって面白いです。
映画を観た感想は、出演陣が豪華すぎることですね(笑)名だたる俳優さんが勢ぞろいでびっくりしました。登場した人達ひとりひとりのキャラが立っていて、また丁寧に描かれていて、みんなにそれぞれ人生があるんだなって言う事が伝わってきて、本当に良かったですよ…
看板の「ぬ」と「わ」の意味が分からなかったけど、まさか厚切りさんに教えてもらうとは…(厚切りさんにというわけではない)
若くて可愛いいづみも、どうしてここで住み込みで働いているのか失礼ながら疑問だったのだけど、その理由も分かって良かったです。史朗と悟朗の関係も良くなって良かった。悟朗の職人っぽい風貌がさすがでしたね。史朗の垢抜けた感じも(笑)
良い映画でした。銭湯に行きたくなりました。私は湯に浸かるのは大好きなんですけど、のぼせるのが早くて長く浸かれないのが悩みなんですよねー…^^;

エゴイスト5

エゴイスト
2023-12-10


14 歳で母を失い、田舎町でゲイである自分を隠して鬱屈とした思春期を過ごした浩輔。今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、仕事が終われば気の置けない友人たちと気ままな時間を過ごしている。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太。
自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔と、最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太。惹かれ合った2人は、時に龍太の母も交えながら満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだった。しかし彼らの前に突然、思いもよらない運命が押し寄せる――。

WOWOWのW座からの招待状で放送されていたものを見ました。
冒頭のお2人の会話の中で、衝撃作と言っていたので、2人の展開に何となく予想がついた部分があってちょっとそこは恨めしいのですが(笑)美しい愛の物語でした。
お2人がドキュメンタリーを見ているようだったとおっしゃっていて、その理由が分かりました。
カメラが登場人物たちに近いんですよね。誰かの目線から物語を見ているような感覚で、とてもリアリティを感じました。龍太のことがあって、お母さんに想いがちゃんと伝わっていて哀しいけど前向きに生きていく浩輔の姿が映し出されて終わるなら映画的だったのかもしれないけど、そうではなかったから、なおのことドキュメンタリーのように感じたのかもしれません。
全てを見終えた後、タイトルが出てきて、どこがエゴイストだったのだろうと考えました。
愛は結局は自分のエゴなんだよなぁ…と思ったりして。浩輔が龍太を好きになることも、龍太が浩輔を好きになることもエゴだし、浩輔が龍太の母を本当の母のように接していたことだってエゴだし、龍太やお母さんにお金を渡していたこともエゴ。お母さんが病気のことを浩輔に伝えていなかったことだってエゴになるかも知れない。でもそんなそれぞれのエゴが自分や相手を救うことになったりする。お母さんが言ってくれた「受け取り手が愛と感じていたらそれでいい」が浩輔にとっては救いだったのではないかとも思いました。だからエゴイストで良いじゃないかって最後まで見て思いました。お母さんが浩輔に「まだ帰らないで」と言った台詞がこの上なく愛おしくて、浩輔もそう思っていることが伝わってきて、何だかたまらなかったです。「向こうでは浩輔さんのお母さんが龍太の面倒を見ているわね」っていうセリフもとても好きでした。
ちょっと…直視できないシーンもありましたけど(笑)鈴木さんも宮沢さんもとても美しくて素敵でした。阿川さんも柄本さんも良かったなぁ…。

ちひろさん5

ちひろさん [Blu-ray]
有村架純
ギャガ
2024-02-23


ちひろは、海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働く元・風俗嬢。ちょっと口が悪くて、マイペース。そして自由。そんな彼女は街では浮いている。へんな‟おとな‟だ。でもなんでだろう、彼女に会いたい。ひとり母の帰りを待つ小学生、誰にも本音が言えずにいる女子高生、そして無口なホームレスのおじさん・・・・・・ちひろの優しくない言葉と素っ気ない態度が、さびしくて不思議とあったかい。この不思議を体験しに、さぁ、ちひろさんに会いに行こう。

以前試し読みでこちらの原作を読んだことがあって、ミステリアスなちひろさんに私も魅了されて、映画化されたということで気になっていました(原作結局買っていないのですがすみません…)
ちひろさんの飄々としたところや物おじしないところを羨望の眼差しで見ていました。私はいくつになってもビクビクオドオドしていてちっとも変わらないから。きっと、ちひろさんが今まで経験してきたすべてのことが現在のちひろさんを作っているのだと思うけど。「ちひろさん」という名前の由来を知らなかったので知ることが出来て良かったです。なんて素敵なお話。
ちひろさんと同じ星からやってきた2人はどちらも相手に寄り添っていて、とても優しい。ちひろさんが関わった周りの人たちも優しいし温かい。少しずつほぐれてほわっと暖かな気持ちになれるようなお話でした。だからこそ、ずっとその場所にちひろさんがいてほしかったなぁ。

658km、陽子の旅4



青森県弘前市出身、42歳の在宅フリーター、陽子は20年以上連絡を絶っていた父の訃報を受ける。従兄の茂の家族と車で向かうことにしたが、途中のサービスエリアで置き去りにされてしまう。出棺を明日に控え所持金のない陽子は故郷までヒッチハイクを試みる。

先月、あさイチに出演していた菊地凛子さんのトークを見ました。その時にこちらの映画のことを知り、見てみました。
42歳のフリーター陽子は夢を追いかけて上京し、そしてそれを諦めて自堕落な生活を送っていて。でもそれを他人事のように見れない自分もいました。シングルマザーの女性に子供は?結婚は?と聞かれてるところは何だか自分が言われているような気がして辛かったし←あまりしゃべることが得意ではない感じだって気持ちは分かりました。私も初対面の人と出会ったすぐに話すことは出来ない。まあ、乗せてくれた人たちは下心があった人は置いておいて基本的にお節介で優しい人たちだから、気を遣って話しているのだろうと思ったけど。男の人に乗せてもらって2人きりとか、まあそういう展開になるでしょうねそしてきっと相手はクズでしょうねと思ったけど←老夫婦の2人は優しかったですね。分かりやすく心配してくれるおかあさんも、寡黙だけど気を付けなさいと大事なことをピシッと言ってくれるおとうさんと。その優しさに、きっと陽子は救われて、少しだけ変わるきっかけになったのかなと思いました。あの握手のシーンが好きでした。
ヒッチハイクひとつですべてが変わるとは思わないけど、死んだお父さんが20年以上会わなかった娘に一つ試練を与えたような、そんな気がしました。陽子が子供の頃に歌ってうるさいと叱った時に歌った歌をずっと歌い続けていたとか、ずっと気にかけていたんだろうなぁと思ったら少し切なくなりました。
それにしてもあの従兄は優しいんだか非情なんだか分からないな。最後一言くらい謝罪があってもいいと思うんだけど…^^;まあ、陽子がいつ来るか分からないのに出棺を待つよう手配してくれたんだから良い人なんだと思うことにします←

白鍵と黒鍵の間に4



昭和63年の年の瀬。夜の街・銀座のとあるキャバレーでピアノ伴奏の仕事をする博は、店に現われた客のリクエストに応じて、映画「ゴッドファーザー」の「愛のテーマ」を演奏する。実はその曲は銀座界隈を牛耳る熊野会長の大のお気に入りで、その演奏を許されているのは、彼が寵愛するピアニストの南のみ、というのが当地の不文律の掟だった。そうとも知らずそれを破ったことから、博は思いも寄らぬ事態に巻き込まれることに。

WOWOWで昨日放送されていたのを見ました。
昭和の終わりの時代。煙草でどこも煙たそうで、どことなく破廉恥で卑猥な言葉が溢れているキャバレーやクラブ。昔のことも今のことも分かりませんが、かつては生演奏がBGMとして流れていたんですね。「南」と「博」は別人で、一晩のいざこざに2人が巻き込まれていく話だと思ったんですけど違ったんですね。途中でおかしいなと思ったところはあったんですよ。キーマンは千香子と宅見先生だったのかな。ビルの隙間に落とされた南が音楽についてぶちまけるシーンからホームレス風の男の正体が分かったあたりから何がどういうことだったんだ?となり(笑)それでもまあ母子手帳が手に入ったからアメリカに行けるんだから良かったねと思ったりずっと閉じ込められてたならピアノ弾けるのか?と思ったりしましたけども^^;私はあの殺し合いのシーンで手を傷つけられるか殺されるかすると思ったので悪い結末ではなくて良かったかなと思いました。
剛ちゃんの役は切なかったなー…。結局「あいつ」に「ゴッドファーザー」の「愛のテーマ」を弾いたのは誰だったんでしょうか(分かっていない)10年刑務所にいて、誰からも相手にされていなくて、この曲しか味方がいないと言い、結局殺し合いでしか終わらせることが出来なくて。辛かった。
それにしても結局あの二人三脚は何だったんでしょうか?時たまやってくるコメディさに笑っていいのかどうなのか困りました(笑)ジャズには詳しくないですが、音楽が美しい映画でした。

わたしの幸せな結婚



文明開化もめざましい近代日本。帝都に屋敷を構える名家の長女・斎森美世は実母を早くに亡くし、幼い頃から継母と異母妹から虐げられて生きてきた。日々耐え忍んでやり過ごすだけの彼女に命じられたのは、美しくも冷酷な軍人・久堂清霞との政略結婚だった。

先日WOWOWで放送されていました。仕事がお休みになったら見ようと思っていました(笑)
ようやく見れました。清霞が美しかったです…。でも「トリリオンゲーム」を見てるから2人の関係性に違和感が(笑)っていうか今田さんが違い過ぎて^^俳優さんって凄い。
2時間でどのくらいまとまるのだろうと思っていましたけど、2人の関係性が丁寧に描かれていて良かったです。清霞は冷酷なのではなくて見目麗しいがために貪欲な(笑)女性たちが来てしまって女性不振になってしまっただけで悪い人ではないんですよ多分←
清霞の分かりずらい愛情をちゃんとフォローするゆりえさんの図も良かったです(笑)
原作1巻目のメインだった美世の誘拐事件は意外とあっさり終わった印象で。美世の能力の方をメインにしているような感じがしました。
清霞が仲間を斬っている姿を見るのが辛かったですが、怪我はしたけどみんな無事だったみたいで良かった…。美世の能力は分かったような分からなかったような感じだったけど(ごめん)帝が清霞と美世を貶めるなんて…ひどい!←
2人の最後のシーン、奥手な二人の求婚模様が可愛かったです。でも結婚をまだしたわけではないし、エンドロールの不穏な終わり方…。あれが甘水なんでしょうね…。続編があるんだろうな…。原作でもこの間ようやく婚礼を迎えたばかりですし(笑)映画ではどう描かれるのでしょうか。嫁姑問題も出てくるかな〜。清霞のお姉さんが大好きなので登場して欲しい!
と、まだ続編が決定していないのに^^;今から楽しみにしています。

死神の精度



死が予定されている人の前に現われて相手を7日間観察した後、その死を“実行”にするか“見送り”にするかの判定を下す、死神の千葉。雨男の彼は今まで晴れた青空を眺めたためしがない。そんな彼の今回の観察相手となるのは、27歳の薄幸なOL、藤木一恵。ある電機メーカーで苦情処理係をする彼女は、最近あるクレーマーからの執拗な電話に悩まされていた。そんな彼女にほだされた千葉は、珍しく“見送り”の判定を下すが……。

WOWOWで放送されていたのを見ました。新年1作目。原作を読んだのがかなり昔だったので忘れかけていましたけど、登場する女性のことは覚えていました。始めはバブル期のような風貌に驚きましたが(笑)こうやって時代の移り変わりも分かるようになっていたんですね。
死神のターゲットはOLにヤクザに美容師、ただ仕事をこなしているだけだと思っていましたが、つながりがありました。そういえばそうだったなーと思い出しながら見ていました。原作は7つのお話がありましたが、映画なら3つが限界ですよね。それでもつながりがよく分かりました。
小西さんの歌は当時も聴いた気がしますが透き通った綺麗な歌声でした。死神のキャラもすっとぼけてて良かったです(笑)

サマータイムマシンブルース



突如目の前に現れたタイムマシン! 「とりあえず昨日に行ってみる?」
とある大学の夏休み。「SF研究会」は不可思議な連続トラブルのあげく、クーラーのリモコンを壊してしまう。
翌日、クーラーのつかない灼熱のSF研究室に突如現れたタイムマシン! 「未来?過去?いつに行く!?」
軽いノリで壊れる前のリモコンを取りに<昨日>にタイムスリップ! しかし、彼らは事の重大さに気がついた。
もしかすると「過去を変えると未来がかわる?」・・・・・・!
SFをまったく理解しないSF研のメンバーが引き起こすタイムパラドックス・トラブルのドミノ倒し!
たった1個のリモコンのために、すべてが消滅してしまうのか!?

WOWOWで放送されてHDDに眠っていた作品(笑)ようやく見ました。
先週、配信でだけどヨーロッパ企画の舞台を見たのでいい機会だと思って見てみました。季節が真逆だけど(笑)
公開は2005年。皆さんお若い。でもあんまり変わっていないような気もする…。あ、ムロさんはだいぶ違ったけど^^
私は以前、森見さんの「四畳半タイムマシンブルース」を読んでいるので、ストーリーは分かってはいましたけど、実際に実写化されているのを見るとめちゃくちゃだなと思いました(笑)これは舞台だったらどう表現されていたんだろう。やっぱり見て見たかったです。
みんなが未来を変えないために頑張っていたけど、映画の中の台詞であったように、全ては神様によってきめられているのかもしれないな…と思わせる内容でした(笑)色々な伏線回収が面白かったな。
甲本が色々不憫すぎるけど、頑張りましたよねー。最後まで報われなかったけど、どうなるのかな。
そしてタイムマシンは先生が作ったのだろうか…

月の満ち欠け5



仕事も家庭も順調だった小山内堅(大泉洋)の日常は、愛する妻・梢(柴咲コウ)と娘・瑠璃のふたりを不慮の事故で同時に失ったことで一変。深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男(目黒蓮)が訪ねてくる。事故に遭った日、小山内の娘が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたこと、そして彼女は、かつて自分が狂おしいほどに愛した“瑠璃”という女性(有村架純)の生まれ変わりだったのではないか、と告げる。
【愛し合っていた一組の夫婦】と、【許されざる恋に落ちた恋人たち】。
全く関係がないように思われたふたつの物語が、数十年の時を経てつながっていく。
それは「生まれ変わっても、あなたに逢いたい」という強い願いが起こした、あまりにも切なすぎる愛の奇跡だった——

ようやく見ることが出来ました。涙でボロボロです…。
原作を読んでいたので大体の内容は分かっていましたが、切なくて温かい愛の物語でした。
原作と違うところもありましたが、輪廻転生を映画でもう1回やる必要はないですもんね←
でも正木が映画の世界では犯罪者になってないのがもどかしいですけど(小山内が事故に関与しているのを知らなかったってことは多分そういうことですよね)一方的に彼女のことを好きになったくせに自分の人生のレールから外れていることが分かったらハズレくじっていうとか本当に最低。別れない意味も分からない。あんな仕打ちをしていて愛しているからとか言ったら許さない。
更に梢と瑠璃を殺したのもこいつとか!まじで許せん…
回想で登場した三角君は41、2歳くらいでしょうか。白髪交じりでも若さが見えましたけど、まあそういうもんだろうなと思って見ていました(笑)
映画の世界では三角君は原作よりも早めに再会できたんだね、良かったねって思って見てました(観点がおかしい)だって原作の三角君は50歳越えてましたからね…そして会えるかどうか最後までハラハラした記憶が…
ゆいの年齢と子供の年齢を考えると高校卒業してすぐ結婚して子供が出来たのか…?と思わないでもないけどまあそれはそれとして。
小山内家の人たちは本当に温かくて優しくて愛に溢れていて、だからひとりぼっちになってしまった姿が本当に切なくて哀しくて。
そして原作の時も思ったんですけど、小山内が主人公なのは、娘の瑠璃が生まれ変わりだからっていうだけじゃないんですよね。新幹線の中のシーンはこっちもボロボロ泣きました。
いい映画だったなぁと余韻に浸れる作品でした。

今はちょっと、ついてないだけ5



かつて秘境を旅する番組で人気カメラマンとして脚光を浴びながら、表舞台から姿を消した立花。
彼に写真を撮る喜びを思い出させ、以前とは違う形で再び自然へと導いたのは、シェアハウスに集う不器用な仲間たちとの笑顔の日々だった。
失職した元テレビマンの宮川、求職中の美容師の瀬戸、復活を望む芸人の会田。
立花も彼らも、ゆったり流れる時間の中で、それぞれの“心が本当に求めるもの”を見つけ出そうとしていた・・・。

原作が大好きだったので、観るのを楽しみにしていました。立花が玉山さんなんてもうもうピッタリすぎでした。ただ純粋に写真を撮ることが好きなだけだったのに、どんどん祭り上げられて有名になって。社長が抱えた借金を背負わされて黙々と返済して。社長が言うように10数年を棒に振ってしまったのかもしれない。それでもまた写真を撮りたいと思えて、素敵な仲間たちに会えて、本当に良かったです。
原作で、初めはちょっとイラっとするけど最終的に立花のバディになる宮川が音尾君なの、こちらもぴったりだなぁと思いました。宮川は元々立花に憧れを持っていたんですよね。ちょっとひねくれている感じも見えて可愛さすら感じました。でも多分何不自由なく育った妻には嫌悪感。
団長もかっこよかったし、まいまいも可愛かった。
とても素敵なラストで、こちらも元気をもらえました。
気分が落ち込んだ時も、今はちょっと、ついていないだけ。これからきっと抜け出せるときが来るはず。そう前向きになれる作品でした。

地獄の花園4

地獄の花園
2021-11-05


とある企業・三冨士の営業部に勤める直子。普通のOL生活に憧れる彼女だが、職場ではヤンキーOLの苛烈な派閥抗争が繰り広げられていた。ある日、営業部にカリスマヤンキーOLの蘭が中途採用で配属される。蘭はその圧倒的な強さで三冨士のヤンキーOLたちを制覇し、たちまち頂点に立つ。そんな中、一部上場企業トムスンを牛耳る総務部の年長OL赤城が直子を誘拐。蘭は直子を救うべく、指定された場所へ乗り込んでいくが……。

とりあえずツッコミどころは置いておいて←
豪華な出演陣のあまり見たことがない姿をたくさん観れて楽しかったというのが最初でしょうか(笑)
俗にいうヤンキーの人たちが喧嘩して怪我してボロボロになった後で普通にOLの格好して仕事してるのが違和感がありすぎて面白かったです(笑)
直子はやたらとヤンキーに詳しいけど、カタギの普通のOLだと思っていたらまさかの展開に驚きました。だからヤンキーに詳しかったんだ(笑)
脚本がバカリズムさんだからOLの何気ない会話が「架空OL日記」そのままで面白かった。
エンケンさんたちも普通にOLトークしてるし(笑)
史上最強のOLが決まったところで終わりなのかと思いきやまさかの展開に驚きました^^
直子はずっと彼氏が欲しいーって言っていたもんね。それは完敗だ。1番まさかの展開だったかもしれない^m^

天間荘の三姉妹5



 天界と地上の間にある街、三ツ瀬。美しい海を見下ろす山の上に、老舗旅館「天間荘」がある。切り盛りするのは若女将の天間のぞみ(大島優子)だ。のぞみの妹・かなえ(門脇麦)はイルカのトレーナー。ふたりの母親にして大女将の恵子(寺島しのぶ)は逃げた父親をいまだに恨んでいる。
 ある日、小川たまえ(のん)という少女が謎の女性・イズコ(柴咲コウ)に連れられて天間荘にやってきた。たまえはのぞみとかなえの腹違いの妹で、現世では天涯孤独の身。交通事故にあい、臨死状態に陥ったのだった。
 イズコはたまえに言う。「天間荘で魂の疲れを癒して、肉体に戻るか、そのまま天界へ旅立つのか決めたらいいわ」。しかし、たまえは天間荘に客として泊まるのではなく、働かせてほしいと申し出る。そもそも三ツ瀬とは何なのか? 天間荘の真の役割とは?

スカイハイって昔ドラマ化されましたよね?マンガもあったような…そのつながりの映画なのかな。せっかく小樽の銀鱗荘も舞台になってるし見てみよう。そんな感じで観始めた作品でした^^;
150分と結構長めでしたが、長く感じませんでした。
始めはあの世と現世の狭間に建つ旅館だからファンタジー映画なんだと思っていました。ファンタジーと言えばそうなのだけど、後々語られる事実に、それだけではいことに気づかされます。
三ツ瀬は10年前から時が止まっている場所。ここに住む人たちも突然の出来事から癒されて、現実と向き合う時間を与えられているような、そんな場所なのかなと思いました。
カメオ出演している方や友情出演している方々が豪華すぎてビビりました^^;こんなところにも!こんなところにも!みたいな(笑)
三姉妹皆さん、当たり前ですけど性格が違って見ていて面白かったです。美女が揃っていて目の保養でした(笑)私も長女だから、長女の言葉がなんだか1番刺さったなぁ^^;
そしてたまえの明るくて前向きなところに、見ている私も癒されました。みんなが別れるときにたまえを見ていたら離れがたくなるから会わないで行くという気持ちがよく分かりました。
色々事実が分かってから自然と涙が出てきて、臨死状態にならなければ、たまえがなぜ父親が突然失踪したのかも、自分に腹違いの姉が2人もいることも、知らなかったんだなぁと思ったら、切なくなりました。そして血のつながりがないはずの大女将にも娘だと言われて、この上ない誉め言葉と愛情をもらえて、良かったねと思いました。たまえの生みの母親には申し訳ないけど、5人の家族の時間が凄く愛おしくて、ずっと続いて行ってほしいなとやっぱり思ってしまいました。
でも、大女将が。人は何が起こるか分からない。そんな中、ちゃんと分れの時間があるのだからありがたいのだと言った時、確かにそうだなと思いました。家族団欒の時間が本当に愛おしかった。
それにしても寺島さんの着物姿は圧巻でした。オーラが凄すぎる…さすが過ぎました。
良い映画でした。素晴らしかったです。

東京公園5

東京公園 [DVD]
アミューズソフトエンタテインメント
2012-01-27


彼女の写真を撮ってほしい」突然の依頼が始まりだった。東京の公園で、写真を撮り続ける大学生の光司は、幼い頃に亡くした母の影響でカメラマンを目指していた。ある日ひとりの男性から「彼女を尾行して、写真を撮ってほしい」と突然依頼される。理由も分からないまま依頼を受けた光司だが、このことをきっかけに自分自身と、そばにいる女性たちと向き合うことになる。何でも話せていっしょにいることが自然だった幼馴染みの富永。いつもやさしく力強く支えてくれる、親の再婚で義理の姉となった美咲。そして、記憶のなかの誰かに似ているファインダーの向こうにたたずむ謎の女性。光司の視線が3人の女性をまっすぐ見つめたとき、すべては少しずつ変わり始める―。

映画が公開されると知って原作を読んだのに、結局映画を見ないで12年も経っていることに衝撃を受けました…マジか。だから原作の内容も全然思い出せなかったですけど^^;
なので映画だけを楽しんでみていました。ただ、確か大きな展開はなかったはずだなと思ってそれはどんな感じで表現されているのかなと思っていました。
独特のゆったりとした時間が流れていて、スペクタクル!とか大きな展開を求めている人には多分向かない作品だろうなと思いました^^;でも私は、この時間の流れ方がとても好きでした。光司は軸がちゃんとしている気はするけど、でもどこかのんびりしているように見えて、そこが魅力のような気もしましたけど。義理のお姉さんとの関係は何となく覚えていたけど、切なかったな…。けじめの時の2人の間が凄く長くて、その長さが想っていた時間を表しているのかなと思いました。
切ない部分も清々しい部分もあって、良い映画でした。

マイ・ブロークン・マリコ



ある日、ブラック企業勤めのシイノトモヨ(永野芽郁)を襲った衝撃的な事件。それは、親友のイカガワマリコ(奈緒)がマンションから転落死したという報せだった――。彼女の死を受け入れられないまま茫然自失するシイノだったが、大切なダチの遺骨が毒親の手に渡ったと知り、居ても立っても居られず行動を開始。包丁を片手に単身“敵地”へと乗り込み、マリコの遺骨を奪取する。幼い頃から父親や恋人に暴力を振るわれ、人生を奪われ続けた親友に自分ができることはないのか…。シイノがたどり着いた答えは、学生時代にマリコが行きたがっていた海へと彼女の遺骨を連れていくことだった。道中で出会った男・マキオ(窪田正孝)も巻き込み、最初で最後の“二人旅”がいま、始まる。

ストーリーがぶっ飛んでいるので気になっていました。面白かったと言っていいか分からないけど、面白かったです。まず永野さんの印象がまるで違う。役作りもされていたそうで、女優さんって凄いなと思いました。永野さんと奈緒さんって5つも年齢が離れているんですね。そんな風には感じませんでした。同級生としての友人に見えました。シイノトモヨはブラック企業に勤めているけどそこで思い悩んだりしているわけではなくて、結構飄々と暮らしているような気がしましたけど、これはこれで悩んで死んでしまう人もいるだろうな…私は無理だな。と思いながら見てましたが。
一方でマリコのことは面倒くさいと思いつつも本当に大事な人だったんだろうなということが旅路を見ていてひしひしと感じました。マリコがシィちゃんにべったりになってしまうのは分かる気がします。マリコは幼いころから虐待を受けていて、それが長く続いていたからかどんどん壊れていって。ちょっとイラっとしつつも痛々しくて、そんなマリコをシィちゃんが放っておけないって言うのも伝わってきて。
シィちゃんは、マリコが行きたいと思っていた場所へ連れて行ったわけだけど、私は別に死ぬつもりはなかったんじゃないかって思っていたのですが、最後の「恥ずかしながら戻ってきました」っていうセリフから、やっぱり死ぬつもりだったのかって思いましたよね(遅い)
マキオが不思議な人で、でもさりげなく優しくて、あぁ、この人はきっと、過去に死のうと思った人なんだろうなと思っていました。やっぱりそうだった。死にたいと思っている人に、さりげなく言う言葉が優しくて温かくて、涙が出ました。
死んだ人に会うためには自分が生きていくしかないって矛盾してるけど凄く重みのある言葉で、2人で電車を待っているシーンはとても素敵でした。でも、最後の別れ方がものすごくあっさりしていて笑ってしまいました。感傷より食(笑)ただ、マキオが言ったようにちゃんと寝て、ちゃんと食べないとどんどん悪い方へ考えが及んでいってしまう。食べることは生きること。だから、マキオがくれたお弁当を「うまっ」と言って笑顔で食べているシーンを見て、生きようと思ったんだなと思えてよかったです。
最後の手紙にはなんと書かれていたのでしょうか。泣くかと思ったら笑っていて、なおさら気になります(笑)そして、ちゃんとおばさんに感謝するんだよ。色々と!とも思いました。
今回はW座からの招待状でしたけど、エピローグで語られる信濃さんのエピソードが面白すぎてびっくりしました(コピーバンドの話とか、午前2時に橋の真ん中で倒れている女性に「大丈夫ですか?」と言って「大丈夫に見えます?」って言われた話とか)

よだかの片想い5



顔の左側に大きなあざがあるアイコは、幼い頃にあざをからかわれたことがあり、恋や遊びを諦め、大学院で研究ひと筋の毎日を送っていた。しかし、“顔にあざやけががある人”というルポルタージュ本の取材を受けて注目を集めたことをきっかけに、状況は一変する。本の映画化の話が進むと、アイコは友人の編集者まりえの紹介で映画監督の飛坂と出会う。アイコは映画化を当初断わったが、彼と話をするうちにその人柄に惹かれていく。

原作を読んだのが10年前(!)なので忘れている部分もありましたが、島本作品の中でも好きな作品だったので映画はどんな形になってるのだろうと楽しみにしていました。
松井さんがこの作品が大好きで、映像化されるなら自分がやりたいとラブコールをしていたことを知り、本当に良かったね!と思いました←
松井さんのアイコ、とても良かったです。原作をしっかり覚えているわけではないけど、アイコの良さが前面に出ていた気がします。アイコは内気ではあるけど、顔にある痣を嫌がっているわけではなくて、ただ受け入れて、同じように受け入れてくれている人と関わっている。それは決して後ろ向きではないと思いました。研究所の人たちはみんな素敵な方です。教授もミュウ先輩も、原田君も、みんな素敵。ちゃんとアイコという一人の人間を受け入れて尊敬しているような気がします。またアイコ自身もとても魅力的で素敵な人なので、だからミュウ先輩も原田君も慕っているのだと思いました。飛坂とアイコの関係はよくいう価値観の違いだったのかなと思います。1番のものが違っただけ。悪くない関係だとは思ったけど、でもよくもなくて^^;だから、ひとときの夢ということで、終わって良かったのだと私は思います。じゃないと多分、アイコは幸せになれないから。原作の時も思ったけど、やっぱり原田君が良いやつだった…!アイコが原田君のことを考えてくれて本当に良かった。多分、原田君なら素直にアイコを幸せにしてくれるよ!←
最後の夕日を浴びながら踊るアイコが眩しかったです。本当に美しかった。
病室でのミュウ先輩とアイコのシーンが凄く好きでした。だから最後のシーンがこの2人で良かったです。アイコが可愛くてキスしちゃう気持ち、分かるよ(笑)
素敵な映画を見ることが出来て良かったです。

土を喰らう十二ヵ月5



長野の山荘で暮らす作家のツトム。山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を自ら料理し、季節の移ろいを感じながら原稿に向き合う日々を送っている。時折、編集者の真知子が、東京から訪ねてくる。食いしん坊の真知子と旬のものを料理して一緒に食べるのは、楽しく格別な時間。悠々自適に暮らすツトムだが、13年前に亡くした妻の遺骨を墓に納められずにいる…。

ツトムが季節の移ろいを感じながら季節のものを食べ、原稿と向き合う日々がただ淡々と流れていく映画です。1年の間にいくつかの大きな出来事が訪れ、一人で過ごす時間、真知子と過ごす時間に変化が訪れる。
真知子さんは亡くなった奥さんと同僚でそれで知り合ったということなんですよね。
恋人と呼ぶにはちょっと遠いような、でも2人でいる雰囲気は好きで穏やかな時間が流れているとも感じて。それでもきっと、ツトムさんは亡くなった奥さんを忘れることができないのだろうなとも思いました。真知子もそれが分かっていて、だから離れていったのかな。大人の恋愛は難しいです。
それにしてもこの作品は原作がありますが、義理の弟夫婦のことはどこまで本当なんでしょうか。最初から最後まで最低だとしか思わなかったんですけど…
火野さんもいい味出してましたねー。地元の人にしか見えませんでした^m^
「昔の人は、旨い物食っていたんだなあ」というセリフが印象的でした。出てくる食べ物がすべて美味しそうで、地産地消とはまさにこのことだなと思いました。
義理のお母さんは奈良岡朋子さんが演じられていました。この作品が遺作だったのですね。クセの強そうな素敵なおばあさんでした。

線は、僕を描く5



大学生の霜介は、アルバイト先の絵画展の設営現場で、白と黒だけで表現された水墨画と出会う。霜介は休憩中に水墨画界の巨匠・篠田に弟子にならないかと声をかけられ、水墨画を学び始めることに。霜介は設営現場で見た水墨画の作者で、篠田の孫娘である千瑛と知り合い、次第に彼女と交流を深めていく。筆先から生み出す線のみで描く水墨画に戸惑いながらも魅了された霜介は、これまでの自分と向き合いながら水墨画を描き続け……。

映画の宣伝を見たときから気になっていました。映画に登場する水墨画がどれも美しくてそれを見ることが出来るだけでもこの作品を観る価値があるなと思いました。
冒頭から霜介が1枚の水墨画に魅了され、涙する場面から始まります。
確かにとても美しくて綺麗な水墨画、でもきっとこの作品を観て霜介の琴線に触れる何かがあったのだろうと感じさせられます。
霜介が何かを喪っていることも始めから何となく感じられますが、周りの人たちがとても優しかったです。湖山先生も、西濱さんも、友人の2人も。古前君、やたらサングラスをかけていて外すっていう行為をしてたけどなんか意味があったのだろうか(笑)おちゃらけてて軽い子なのかと思ったら、霜介のために奔走したり怒ったり、いい友達でした。疑ってごめん(笑)
西濱さんは篠田家の家政婦(?)みたいな感じなのだろうかと思っていたけど^^いやーめちゃくちゃかっこよかったですね。パフォーマンスは圧巻でした。
千瑛もストイックでまっすぐでいつもクールな感じなのにふわっと笑うところがとても可愛くて、様付けしたくなるのがよく分かりました。
先生の言った「できるできないではなく、やるかやらないか」という言葉は私も心に刻んでいきたいと思います。

ホリック xxxHOLiC5



人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が見える目を持った高校生・四月一日(わたぬき)。その目故に孤独を募らせる彼は自殺を試みるが、1匹のチョウが現われ、彼を不思議な【ミセ】へと誘う。侑子(ゆうこ)と名乗る妖しく美しい【ミセ】の主人は、彼に“いちばん大切なもの”を差し出せばどんな願いも叶えると告げる。同級生の百目鬼(どうめき)やひまわりと日々を過ごす中で、“大切なもの”は何かを探す四月一日だが……。

コミックは未読でしたがキャスト陣がとても豪華で予告映像がとても綺麗だったので気になって観ました。
ストーリーに関しては分かるような分からないような感じでしたけど^^;
とにかく映像が綺麗でさすが蜷川監督だなと思いました。
キャラクターも個性的で、神木君は運命に翻弄されるわりかし普通めな青年役が上手いですね(褒めている)柴崎さんは本当に妖艶で美しくてため息が出てしまいます。
北斗君の低めの声と弓を射る姿がめちゃくちゃかっこよくてこっちもため息が出ます←
玉城さんは可愛い。ひたすら可愛い。でも、可愛い中に潜む暗くて大きな闇が辛すぎて辛い…
3人が一緒に楽しそうにしている姿は観ているこちらも優しい気持ちになるような気がしました。
ワタヌキは自分はどうなってもいいから人を助けたいという思いがあって無茶なことをするけど、それは独りよがりだということに気づきます。侑子の「あなたはこの世界にいてくれるだけでいいの」という言葉が素敵でした。
原作をウィキってみたら、内容は全然違うのかな?映画から先に見たので原作は原作で読んでみたい気がします。

川っぺりムコリッタ5



山田(松山ケンイチ)は、北陸の小さな街の塩辛工場で働き口を見つけ、社長(緒形直人)から「ハイツムコリッタ」という古い安アパートを紹介される。家族も生き甲斐もなく、「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で引っ越してきた山田。ある日、隣の部屋の住人・島田(ムロツヨシ)が風呂を貸してほしいと上がり込んできた日から、山田の静かな日々は一変する。夫を亡くした大家の南(満島ひかり)、息子と二人暮らしで墓石を販売する溝口( 吉岡秀隆)といった、なぜだか住人たちと関わりを持ってしまい… 。図々しくて、落ちこぼれで、人間らしいアパートの住人たちに囲まれ、山田は少しずつ「ささやかなシアワセ」に気づいていく― 。

荻上監督作品ということで楽しみに観ました。
あまり内容は知らず、あらすじだけを読んでから見始めたのですが、他人と関わろうとせず無機質な感じの山田を見て、きっと前科がある人なんだろうなってちょっと察してしまいました。工場長の言葉もあったし。でも、きっとやってしまったことは犯罪だけど、そうしようと思ってやったわけじゃなくてだから後悔して生きる意味も失いつつあるのかなと思ったりして。
なのにそんなのをぶち壊すような島田の登場(笑)ムロさん、ああいう変な人を演じたら天才ですよね(褒めている)初対面の汗だくの中年男性にお風呂貸してなんて言われても、嫌ですよねー
なぜかご飯が炊けたらやってくるし、勝手に2杯食べるし。
でも、ある日突然来なくなって、凄く違和感を感じて呼びに行っちゃう感じ、上手いなぁと思いました。思わず笑ってしまいました。
前科を知られてしまって、社長にもつい愚痴ってしまって。でも、隣にいた中島さんは最初から分かっていて自分を受け入れてくれていた。きっと嬉しかったんじゃないかなぁ。社長の沢田さんはなんか励ましが空回りしているような気が最初はしていたけど、だんだん重みを感じてきて、それがちゃんと山田にも伝わっている気がしました。
周りの人たちとの関わりも凄く好きでした。
吉岡さんがああいう役をやるのなんて見たことが無かったので新鮮で、素敵でしたし、笹野さんの役も好きでした。あとエンディングで薬師丸ひろ子さんの名前が出てきてえ!?どこに!?と思ったらあの電話の方でしたか!!!気づかんかった!!!
そして満島さんの役も良かったなぁ。管理人さんらしいちょっと肝っ玉っぽい感じもありつつ、旦那さんをずっとずっと愛している感じが徐々に伝わってくるのが良かった。あの骨に触れるシーンは凄く官能的で、美しかったです。
W座だったのでお2人の感想も聞けたんですけど、小山さんがおっしゃるように出てくる人たちみんなが愛おしく感じました。みんなを抱きしめたくなります。
「食べることは生きること」小さい頃、とあるマンガを読んでいたら出てきた言葉で、ずっと心に残っていました。死にたくなるくらい辛いと思うときも、私はこの言葉を思い出しながら食べていたなって。山ちゃんと島田さんがご飯を食べるシーンも好きだったけど、私は皆ですき焼きを食べるシーンが凄く好きでした。みんなで楽しそうでこの中に入っていきたいなと思いました。
私もただここにいるだけで、生きているだけでいいんだって思えました。
私もこの映画のように生きている中での小さな幸せを見つけてそれを嬉しいと感じながら生きていきたいなと思いました。

水曜日が消えた5



幼い頃の交通事故をきっかけに、ひとつの身体の中で曜日ごとに入れ替わる“7人の僕”。性格も個性も異なる7人は、不便ではあるが、平穏に暮らしていた。各曜日の名前で呼び合う彼らの中でも、“火曜日”は一番地味で退屈な存在。家の掃除、荷物の受け取り、通院、、、他の曜日に何かと押し付けられて、いつも損な役回り。今日も“火曜日”はいつも通り単調な一日を終えると、また一週間後に備えて、ベッドに入る。それは突然やってきた。“火曜日”が朝目を覚ますと、周囲の様子がいつもと違うことに気付く。見慣れないTV番組、初めて聞く緑道の音楽…そう、“水曜日”が消えたのだ。水曜日を謳歌する“火曜日”だったが、その日常は徐々に驚きと恐怖に変わっていく。残された“火曜日”はどうなってしまうのか―

予告の感じからホラーかサスペンスっぽいなのかなと思ってドキドキしながら見始めましたがそこまでではなかったですね。1番平凡で地味な(笑)火曜日目線なのが良かったのかも。
他の曜日に押し付けられて1番被害を被っている火曜日。他の曜日の人格が何をしているのかは知らない。火曜日が水曜日を手に入れた時、今まで見たことがない風景を見た時の嬉しそうな顔が印象的でした。1週間に1日しかない時間が2日に増えた。それがこんなに嬉しいことなのかって新鮮でした。
いつも休館日で行けなかった図書館に行けた時の嬉しさも伝わってきました。ここは水戸市西部図書館なんですね。素敵な図書館…いつか行ってみたい。
そこで出会った司書の女性に恋をするけど、その女性が恋をしていたのは水曜日の自分…なんて、複雑で切ない…。
火曜日しか生きられなかったのに水曜日も木曜日も生きていて、月曜日が金、土、日も生きていることを知り、どうなることかと思いましたが、私はこの結末が好きでした。
よく登場するこの女性は姉か妹なのだろうか…と思ったら同級生だったんですね。この同級生にも少し秘密があったわけですが。回想シーンが鮮明なものなら元々の人格は火曜日だったのかな。
でも、この状態のままで付き合うとかなんやかやとかどうなるんだ?なんて余計なことを考えてしまったけど^^;7人とも幸せそうだったので良かったかなと思います。私はこのくらいの刺激の映画が合っているな^m^(過激は苦手…)

turth〜姦しき弔いの果て〜

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ある男が交通事故で亡くなり、葬儀後の彼の部屋に3人の女性が集まってくる。シングルマザーのマロン、美人受付嬢である真弓、そして女性医師のさな。男はまったくタイプの違う女性たちと付き合い、死の直前の同時刻に“大事な話がある”という同じメールを3人に送っていた。彼女たちは、男といつ出会ったか、何曜に会っていたか、伊豆に旅行に行ったかなど、それまでの男との数々の出来事を語り続けていくが……。

堤幸彦監督の50作目のメモリアル作品。
彼氏の葬儀を終えた後に彼の部屋に行ったら彼女だと名乗る人が2人いるって修羅場確定ですよね(笑)
最初の鉢合わせた時の取っ組み合いが凄まじかった…怖かった…
曜日ごとに会っていたため3人は初対面。彼は自分のことを1番愛していたはずだと言い合う。いやーマウントの取りあい…コワイコワイ。そして女医のさなが1番冷静なのかと思ったら1番とんでもなかったという…。
3人の会話劇なのになぜR指定なんだ?と思ったけど納得。そうだよね、そういう卑猥な話にもなりますよね…。最終的なところも卑猥な感じで終わって。
それでも最後に3人が行きつくところが一緒だったのがやっぱり似た者同士だったのかな。
多分そこで終わるんだろうなと思っていたけど、3人とも良い結果になると良いなー。
そして3人と同時に付き合っていて3人に愛されていた男性が佐藤二朗さんだったのが最高でしたね。

ポテチ5

ポテチ
2013-05-16


同じ生年月日でありながら、対照的な人生を歩む2人の青年―原作は、伊坂13冊目の中短編集『フィッシュストーリー』(新潮文庫刊)のなかの中編『ポテチ』。仙台の街で生まれ育った2人の青年の奇妙な運命を独特の切り口で描いた感動の人間ドラマ。プロ野球のスター選手・尾崎と、空き巣を生業とする凡人・今村、別々の人生を歩んでいるかのように思えた2人は、目に見えない強い力で引き寄せられていった・・・。そんな運命に翻弄される主人公を通して、家族や恋人、友人、大切な人を想うあたたかな気持ち、運命に負けない強い心を独特のユーモアで描く。

原作を読んだのが15年以上前だったので忘れてしまっていたのですが^^;って前も何かの映画で言っていたような。そしてこの映画も11年前に公開されたんですね。伊坂さん原作の作品の映画化をやりたいと東日本大震災の後に企画されたそうです。
68分という映画としては短めの作品でしたが、ギュギュっと詰まった作品でした。面白かったです。
空き巣を生業としているっていうくだりに関して誰も突っ込んでいないのが面白すぎますね。黒澤さんも登場してテンションが上がりました。そうだ、黒沢さんが登場するんだった。でも、黒澤さんってこんなに面白い感じでしたっけ…?←
内容をすっかり忘れていたので今村が所々で情緒不安定だったのが謎だったのですが、そういうことだったんですね…。2人はラブラブカップルという感じではなかったけど、若葉がポテチのコンソメを頼んでいたのにうす塩味を渡してしまい、間違えたから取り替えようとした今村に対して「コンソメの気分だったけどうす塩味を食べてみたら予想以上に美味しくて食べて良かったと思うかもしれない」と断り、今村が号泣したシーン、あとから号泣した意味が分かるとじわじわこっちも目が潤んできます。若葉が今村が真実を知ったことでショックを受けた理由は「お母さんの子ではなかったことでも、生みの母に逢いたいわけでもなくて、母親が可哀想だと思ったんじゃないですか。本当は優秀な息子の母親だったはずなのにって」とちゃんと理解しているところも、相手の事をちゃんと理解して、ちゃんと好きなんだなって思って、素敵だなって思ったんですよね。
そして最後の野球の試合。
球団名は違ったけど、完全に楽天モチーフでしたよね。
最後のシーンはこっちも腕を上げたくなりました。尾崎かっこよかった!阿部さんの指差し!めちゃくちゃかっこよかった!今村の涙が本当に良かった。お母さんが地元の子が活躍した〜くらいの温度の拍手なのもまた良かった。上手く言葉に出来ないけど、本当に素晴らしかったです!
中村監督も凄くいい味出していましたね(笑)ちゃんと伏線も回収されていて流石でした。
さらに、通行人役で竹内結子さんが出演されていたんですね。ちゃんと出ている場所を確認して見直しましたよ。見つけられなかった(笑)一緒のシーンはなかったけど、未来の旦那さんと共演していたんですね…。そして松岡さん、イメージが全然違いますね…全然分からんかった…

モエカレはオレンジ色5



転校したばかりのぼっちJK・萌衣が、消防訓練で出会ったのは、消防士・蛯原だった。蛯原のアドバイスのおかげで、初めての友達ができた萌衣は、蛯原の超シャイで真面目で仕事熱心な姿にどんどん惹かれていく。蛯原もまっすぐ自分にぶつかってくる萌衣に心を開き、消防署の仲間からも温かく見守られるものの、不器用なふたりの距離はなかなか縮まらない。そんな中、蛯原の同期で犬猿の仲の消防士・姫野が現れ、萌衣に興味を持って近づいていく。果たしてこの恋の行方は――?

昨日WOWOWで放送されていたのを見ました。
改めてひーくんの消防士役はハマリ役でしたね…。訓練中の姿はどれもこれもハマりすぎててそりゃあスカウトされるわ…と思いました。ロープの訓練なんてSASUKEにしか見えなかった^^;そしてテレビで見るひーくんじゃなくて滝沢歌舞伎の時の板の上に立つひーくんに近い気がする…なんて思いながら見てました。
現実的に考えてのツッコミどころは節々にありましたけど、まあ映画なんで!で良いと思う。全部リアリティを求めてたら大変だもの。リアリティを求めているならリアリティメインの作品を作ればいいし、見ればいいんだ。
私は原作は読んでいないのですが、最初の台詞から蛯原にもきっと辛い過去があったんだろうな、きっと恋人だろうなと思って見てましたよね←
以前見た青春映画はストーリー展開が早すぎて会話の流れについていけなくてちょっと置いてけぼり感を感じたので見るのがちょっと心配だったのですが、こちらの作品はそんなことはなかったです。全員が高校生じゃなかったからかな。仲良し3人組がきゃっきゃしてるのが可愛かったです。めるるがとても可愛い。
蛯原がすんごい真面目で仕事に邁進しまくっている理由も、誰よりも仕事に厳しい理由も、きっと後輩君以外は知っていたんじゃないかなぁと思って。だからからかいながらもみんなが2人の恋路を応援してたんじゃないかなあなんて勝手に妄想していました。
エンディングのみんなが幸せな感じがとても可愛くてこっちもほわっと幸せを感じられました。素敵な作品でした。

大河への道5

大河への道
2022-10-05


千葉県香取市。市役所の総務課に勤める池本保治(中井貴⼀)は、市の観光振興策を検討する会議で意見を求められ、苦し紛れに⼤河ドラマ制作を提案。思いがけずそれが通り、郷土の偉人、伊能忠敬を主人公とする大河ドラマの企画が立ち上がってしまう。ところが企画を進めるうちに、⽇本地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかった!?彼は地図完成の3年前に亡くなっていた!
という驚きの事実が明らかに……。江戸と令和、2つの時代を舞台に明かされていく⽇本初の全国地図誕生秘話。そこには地図を完成させるため、伊能忠敬の弟子たちが命を懸けて取り組んだとんでもない隠密作戦があった――。

脚本が森下佳子さんの時代劇!ということで面白くないわけがない!ということで楽しみにしていました。テーマは伊能忠敬を大河ドラマの主役に!ちょっとマニアックな感じがたまりません。私はメジャーな歴史上の人物よりちょっと有名な人達が取り上げられている方が好きなので^^マニアックすぎるとついていけないので、言い方が合っているか分かりませんがちょうどよい感じでした(笑)
でも、今回の作品で伊能忠敬は名前しか登場しません。
志半ばでこの世を去った伊能忠敬の遺志を継ぎ、日本地図の完成を目指した弟子たちの想いがひしひしと伝わってくる熱い映画でした。
そしてキャスティングがもう…おんな城主直虎を彷彿とする方々もいらっしゃってそこでも私は勝手に胸が熱くなりました^m^その方々以外も大御所がたくさんいらっしゃいましたね…びっくり。
それにしても「大河への道」のタイトルが最後にこう繋がるのかとちょっと笑っちゃいましたよね^m^最高すぎました。
面白かったです!!!

THE3名様 リモートだけじゃ無理じゃね?4



世界がオレたちにやっと追いついた。
佐藤隆太(ジャンボ)、岡田義徳(まっつん)、塚本高史(ミッキー)
伝説の3人が12年ぶりに帰って来る! ! !
#082「時代が俺と寝たがる」
#083「宝堀り当ててぇっすわ」
#084「没入し過ぎだろっっっ」
#085「2人合わせて幹ふとし」
#086「飲むくんですっ! 」
#087「12代目なのよ、これ」
#088「オンブオンブ」
#089「生身で成層圏突入」
#090「24時間ポテトチャレンジ」
#091「あちらの席へ」

THE3名様、12年ぶりだったみたいですね。
この人達は年を取らないんでしょうか(笑)なんにも変わってなかったですね^^
以前、この作品の宣伝でボクらの時代に3人が出演されていましたけど、それを思い出しました(笑)まあ、素顔の3人は結婚してるし子供もいるし、ここまで大人子どもじゃないですけど(笑)
最後の「あちらの席へ」ちょっとうるっとしてしまいました…。
パフェおやじは新キャストにはせず、リアルと一緒にしたってことですよね…

PLAN755

PLAN75
2023-04-26


少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。満75歳から生死の選択権を与える制度<プラン75>が国会で可決・施行された。様々な物議を醸していたが、超高齢化問題の解決策として、世間はすっかり受け入れムードとなる。
夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷ミチ(倍賞千恵子)は78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン75>の申請を検討し始める。一方、市役所の<プラン75>の申請窓口で働くヒロム(磯村勇斗)、死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートするコールセンタースタッフの瑶子(河合優実)、フィリピンから単身来日し<プラン75>の関連施設で働いているマリア(ステファニー・アリアン)は、このシステムの存在に強い疑問を抱いていく……。

もしかしたらこんな未来が来るかもしれないと思わせるお話。
監督さんが以前撮られた「十年 ten years japan」の中に収録されていた作品だったんですね。
私は完全にミチ目線で見ていたなぁ…
私はきっとずっと独り身で、年を重ねたらきっとミチと同じような境遇になるから。
もしもこんな制度があったら、私は考えてしまうかもしれないなぁ…。でも、最後の最後で逃げ出したりしちゃうのかな…。でも、周りに迷惑をかけたくないしなーと今のところは思っていたりします。
ヒロムの立場は辛いものがありますよね。仕事だからやらなければならない。淡々とこなしてましたね。でも、おじさんがPLAN75を申請したことで感情が出てきてましたね。
息を引き取ったおじさんを個別で火葬しようと行動したところ、好きって言っていいか分からないけど好きなシーンでした。ヒロムは優しい人ですね。
ミチはとても魅力的な女性でした。
高齢だけど仕事はしっかりこなして、周りを気遣えて、凛としている気がしました。
1度関わっただけの瑶子が感情を揺さぶられるのが分かります。
ミチがどうしてそうなってしまったのかは分からないけど、でも、これからも生きていってほしいです。

ハニーレモンソーダ4



中学時代にいじめられていた自分を変えるため、自由な高校に入学した石森羽花が高校で出会ったのが、レモン色の髪をした三浦界だった。界は人気者で自由奔放、何を考えているかわからない塩対応だったが、なぜか羽花に世話を焼き、自分を「石森係」と名乗っていた。そんな界に羽花は惹かれていき、界もひたむきな羽花に初めての感情が芽生え、不思議な関係の2人は距離をどんどん縮めていく。しかし、界には誰も知らないある秘密があり……。

ようやく見ました。17歳のラウちゃん…成長って凄い。
私は原作を読んでいないのでストーリーは映画の宣伝の映像しか把握していませんでした。その状態で見始めるとちょっと置いてけぼりを食らった気がしました。
石森ちゃんがいじめられっ子と再会していじめられるシーンや元カノが登場するシーンや元カノとおしゃべりして打ち解けあうとか冒頭で怒涛の展開過ぎてちょっとついていけなかったのが残念…
ストーリーは置いておいて学生役の俳優さんたちはそれぞれ個性的でお上手で素敵でした。
ラウちゃん以外は5歳前後くらい年上なんですね。そう見えなかったけど^^;龍臣君の役が一歩引いていて先輩っぽい感じがしたけど意外にもラウちゃんの次に年下で驚いたりしてちょっと面白かったです(笑)
界が抱えていた問題は確かに凄くつらいものだけど、それでもあのメンバーならみんなわかってくれると思うけどな…って、親しい人がいなくなってしまう恐怖はその人しか分からないから仕方ないですよね。あんなにクールだった界くんが表情豊かに石森に会いに行こうとする姿にキュンキュンしました。
エンドロールでハロハロが流れて、映画館で見ていたら感動するだろうなーと思ったりしました。今更ですみません^^;

君に届け

君に届け
2019-08-28


見た目が暗く周りから「貞子」と呼ばれる黒沼爽子(多部未華子)は、クラスになじめないでいた。しかし、その外見とは裏腹にけなげで純粋な彼女に、誰からも好かれるクラスの中心的存在の風早翔太(三浦春馬)はひそかに好意を抱いていた。風早の言葉を励みに、爽子は徐々にほかのクラスメートたちと打ち解けるようになっていく。

今更ですが観ました。2010年の作品だから、もう13年近くが経つんですね。
私は原作の漫画は読んでいないのですが、公開された頃は凄く人気だったことは覚えています。原作を観ていないからこそ素直に楽しめたかなと思います。
風早という名前にピッタリな爽やかで人気者の男の子役、春馬君はぴったりでしたね。笑顔が本当に可愛くて素敵でした。
爽子が緊張して顔がこわばっている表情と、ふわっと見せる笑顔のギャップがたまらなくて、これは風早君が一目ぼれしてしまうのは分かるよな…とも思いました。その二面性をしっかり出せる多部ちゃんは流石だなとも思いました。
夏菜さんも蓮佛さんもお若い…!そしてギャル(笑)この2人のことを、爽子が名字呼びから名前呼びに途中で変わっているのが良いなと思いました。貞子呼びから爽子呼びになったのも。
風早君もまっすぐで素敵だけど、私は真田の方が好きだったな…。爽子の名前を全然覚えられないけど、きっとこの人なら大丈夫だって思って自分がずっと想っている人のことをさらっと言ったのが凄くかっこよかった。ちょっと独りよがり気味になっていた風早君に対してキャッチボールをして冷静にさせているのとか、良かったな。自分の想い人が誰のことを想っているのか、ちゃんとわかっていて見守っているのとか素敵すぎて…!好きな人へ向ける眼差しが素敵すぎて…!って私好きになり過ぎじゃないですか?(笑)
井浦さんの陽キャにも驚きました(笑)あんな明るい役初めて見た気がするんですけど^^;そして調子がよくて邪魔してんなと思ったけど(笑)最後に良い仕事するし良いやつでしたね(笑)
ずっと独りでいて色々諦めてきた爽子が、変わっていく姿にこっちも涙していました。でもそれは、ストーリーを見てなのか春馬君を見てなのか、自分でもよく分からなかったな。
私、WOWOWでキャストに春馬君の名前を見つけたら全部録画していたんですよね。でもずっとどれも見れないままでした。今回録画をし始めて初めて見たかもしれません。少し時間が経った今なら、こんな素敵な作品に出演してくれてありがとうと思える気がします。少しずつになるかも知れないけど、ずっとため込んでいる春馬君の出演作品を観ていこうと思います。

メタモルフォーゼの縁側5



毎晩こっそりBL漫画を楽しんでいる17歳の女子高生・うららと、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳の老婦人・雪。ある日、うららがアルバイトする本屋に雪がやって来る。美しい表紙にひかれてBL漫画を手に取った雪は、初めてのぞく世界に驚きつつも、男の子たちが繰り広げる恋物語に魅了される。BL漫画の話題で意気投合したうららと雪は、雪の家の縁側で一緒に漫画を読んでは語り合うようになり、立場も年齢も超えて友情を育んでいく。

原作の漫画をお試しで読んだことがあって、それが映画化される!しかも宮本さんと愛菜ちゃん!ということで見るのを楽しみにしていました。お二人の共演は「阪急電車」で拝見していたので、おばあちゃんと孫役から友人役になって、なんだか素敵だなぁーとそれだけで気分が上がりました^^
2人の縁側での会話、ずっと聞いていたかったです。2人の会話がとても可愛い。
好きになることに年齢は関係ないし、友情にも年齢は関係ない、2人がはぐくんでいく友情が本当に微笑ましかったです。
愛菜ちゃんの演技をしっかり見たのは大人になってからは初めてで、うららは基本的に自信がない子でちょっと猫背で歩き方もちょっとダラダラしているような感じなんだけど、漫画を描こうと決意した時とか意気込んだ後は割とシャキッと歩いていて凄いなと思いました。そしてめっちゃ走ってましたね(笑)たくさん走ったって言っていたけど^m^
個人的に雪もうららもマンガを包んでいるビニールを大胆にビリビリ破るシーンが好きでした(笑)丁寧じゃない雑多な感じが好き。待ちきれない!って言うのも伝わって好きなシーンでした。
2人を結び付けたマンガの作者さんも登場するんですね。そして2人とこうして繋がるのかとびっくり。その関係性が絶妙でした。
私もヲタクなので(笑)年齢の違う友達がたくさんいます。でも好きなものが一緒だから、年齢なんて関係なくて、一緒にいることがただただ楽しい。だから2人の気持ちは凄く良く分かります。
2人の関係性がこれからもずっと続いて行ったら良いな。原作も読んでみたくなりました。

ぼくだけがいない街4



売れない漫画家の藤沼悟は、アルバイト中に何度も同じ時間が巻き戻る<リバイバル>と言う現象が起きる。周囲の違和感を察知した悟は、交差点に暴走するトラックから小学生を助けるが、その代償として自分がはねられてしまう。病院に付き添ってくれたのはバイト仲間で特別な存在の愛梨。数日後、誘拐未遂を目撃した悟の母・佐知子が何者かに殺害され、愛梨も命を狙われる。警察から容疑者として疑われた悟が逮捕される寸前、またしても<リバイバル>−−。まき戻った先は18年前、同級生の雛月加代が被害者となった連続誘拐殺人事件が起こる直前だった。29歳の意識のまま、10歳の身体に<リバイバル>した悟は、連続誘拐殺人事件と母親殺害事件の関連性に気付く…

最近見る映画見る映画に有村さんが出ているなーと思い、就職先が決まって映画を見漁っていた時は見る映画見る映画に宮崎あおいさんが出てるな―と思ったのを思い出しました(何の話?)
ということでこちらを見ました。2016年の作品。皆さんどことなくお若い。
リバイバルという現象が起きる主人公だという情報だけ知っている状態で見ましたが、ハッピーエンドで終わるのかと思ったらこうなったか…と切ない終わり方で今ちょっと落ち込んでいます(笑)
この間「フォルトゥナの瞳」を見たばかりなんですけど、未来が分かっていてそれを変える代償というのは多かれ少なかれあるのだなぁと、作品は違えど思ったりしました。
主人公の田舎がどこか分からなかったけど、お母さんの方言から北海道なんだなと思いました。
でもさー、北海道の方言が出る度にいつもわざとらしすぎない?って思うですけど私だけ?したっけってそんなに使わないし、なんももだべさもそんな使わないよ?しかも舞台石狩でしょ?札幌の隣だよ?そこまで田舎じゃないと思うよ?…と最初に不平不満を並べる(笑)
悟は母親の死を阻止するためにリバイバルされたわけで、それが小学生の時代に繋がるというのは気になる展開でした。それにしても子役の子たちが素晴らしかったですね。悟と雛月役のお二人はどちらも今でも活躍されていますけど本当に凄かった。藤原さんの声が出てくるから勘違いしてしまうくらい。でも、何となく怪しい人物は分かりましたよねー。あからさまに良いことを言う良い人って怪しいもの←
白鳥死刑囚はただ罪を着せられただけで本当に全然関係なかったんですね…もっと登場するかと思ったら出てこなくてちょっと拍子抜けしました。本当にただのいい兄ちゃんでした(笑)
それにしても、結末はこんな哀しいもので良かったのでしょうか…。みんなを助けて皆生き残ったのに、自分だけいなくなるなんて本当に哀しい。タイトルは1番最後に意味が分かるんですね…。
そうそう、ガキ大将の子の大人役が福士君でびっくり!しかも弁護士役!出演されているのを知らなかったので見れて嬉しかったです(笑)

フォルトゥナの瞳5



幼少期に飛行機事故で家族を失った木山慎一郎は、友人も恋人も作らず仕事のみに生きてきた。しかしある日、「死を目前にした人間が透けて見える能力」―フォルトゥナの瞳―を持っていることに気づき、生活が一変してしまう。自分の力に苦悩する日々の中、偶然入った携帯ショップで桐生葵に出会う。明るく、自分に夢や自信を与えてくれる彼女に心惹かれていき、孤独だった慎一郎の人生に初めて彩りが生まれる。互いに惹かれ合った2人は幸せな日々を過ごしていくが、それもつかの間、突然街ゆく人々が次々と透け始めてしまう。そして、ついには葵までもが——。愛する人の“死の運命”が見えた時、慎一郎は何を選択するのか。心震えるラストが待ち受ける——。

原作は百田さんだったんですね。この映画が公開されるとき、神木君と有村さんが何度も共演してるけど恋人役は初めてで照れくさいみたいなことを言っていたのを思い出しました^m^
ラストのくだりはネタバレに被弾したために知った状態で見てしまったのですが、それでも切なかったですね。どっちに転んでもどちらかは助からない。辛い…
辛い経験をした2人だからこそ、2人で未来を生きてほしかったです。
思えば最初から何となくおや?と思ったんですよね。慎一郎が葵を助けたことを葵は理解が良すぎるなって思ったし、2人が結ばれたときの涙はもしかして…とも思ったし。そしてとどめは医師が自分がいくら身を捧げても誰も気づかない。無駄死にだと言ったけど、いや葵は気づいたじゃん!ってなりましたし。
葵はなぜ言わなかったのか。言わない方が相手のためだと思ったんだろうな…。自分は弱いから人の運命を変えようとは思わない。でも慎一郎は自分の命と引き換えに変えようとしてしまう。それに、自分が慎一郎の表情から読み取った様に慎一郎も葵の表情から読み取ることが今後起きるかもしれない。そんな覚悟を持っていたんじゃないかなと思います。
最後にすべてが明かされますが、有村さんの表情の機微が素晴らしかったと思います。これは2回目に見ると印象が変わるんじゃないかなと。
お2人ともとても可愛くて美しくて儚くて、良い作品でした。
原作も読んでみようかな。あのシーンはこういう意味だったのかってもしかしたら深堀できる…かも。

引っ越し大名!5



姫路藩書庫番の片桐春之介(星野源)は、書庫にこもりっきりで人と話すのが苦手な引きこもり侍。あるとき、藩主の松平直矩(及川光博)は、幕府に姫路から大分への国替え(引っ越し)を言い渡される。当時の”引っ越し”は全ての藩士とその家族全員で移動するという、費用と労力がとてもかかる超難関プロジェクト。
これを成し遂げるには、引っ越し奉行の手腕にかかっている。お国最大のピンチに、いつも本ばかり読んでいるのだから引っ越しの知識があるだろうと、春之介に白羽の矢が立つことに。
突然の大役に怖気づく春之介は、幼馴染で武芸の達人・鷹村源右衛門(高橋一生)や前任の引っ越し奉行の娘である於蘭(高畑充希)に助けを借りることに。こうして引っ越しの準備が始まった!

史実が小説化となり、映画化された作品。
引っ越し大名と言われる藩主がいたこと、知らなかったなー。そんなに頻繁に国替えさせられたら、それは財政も圧迫されますよ。どこまで本当か分からないけど、藩主自体はそこまで問題な人ではなさそう…というかむしろ主としては良い人でしたね。
無理矢理引っ越し侍に命ぜられた春之介。最初は本当に頼りなくて大丈夫か???としか思えなかったけど、徐々に人としても変わっていきましたねー。凄い。
春之介の頼りなさも星野さんは適役だと思いましたが(褒めている)一生君の役も合っていましたねー。闘いに関してトチ狂って暴れてる姿とか最高すぎましたよ(だから褒めてる)武士だからかドスの利いた声というか通常の声より低くしているような気がしました。暴れまわっている姿かっこよかった〜^^於蘭はとても堂々としていて凛としていてとても魅力的な女性でした。春之介の方が「不束者ですが…」って言ってるのに笑っちゃったけどピッタリ。息子ともいい関係が築けていて素敵だったな。ちょっとミュージカル調なところも好きでした。面白かった〜

前田建設ファンタジー営業部



「うちの技術で、マジンガーZ の格納庫を作っちゃおう!」 上司のアサガワにムチャ振りされた広報グループのドイたち。ミッションは、“実際には作らない”が、設計図を出し、工期を立て、見積書を完成させ、実物を作るのと全く同じよ うに取り組むこと。そう、これは日本の技術の底力を駆使したプロジェクトだった!現実世界の常識では到底理解で きないアニメ世界の途方も無い設定や、あいまいで辻褄の合わない設定に翻弄されながらも、彼らは、無謀なプロジ ェクトに立ち向かう!

内容が面白そうと思って録画した映画だったのですがまさか実話だったとは思いませんでした(笑)この映画で検索したら会社名が出てきてあれ?と思い気付きました(笑)
実話だと聞いたらなおのこと本当に素晴らしい映画でしたよ!こういうことを一生懸命取り組む人が大好きなんです私は!奇想天外な内容だからこそ専門性が問われると思うんですよね。それを一つ一つクリアしていくのは自分の仕事や専門性に対して誇りに思っていないとできないと思うんです。それが凄く伝わる映画でした。
またキャスティングが素晴らしい!皆さん好き!っていうか町田さんが出てるの知らなかった!←いい感じのイモ具合で最高です(褒めている)ああいうオタク最高ですよねー。好きを追求する人は凄くかっこいいです。
最後、やたらとドイ君が寝てるなーと思ったからああいうことになる予感はしたんですよね。予想以上に長かった(笑)でもそれに繋がるオチが最高でした。2003年だからちょうど20年前なんですね。知らなかったなー!原作も読んでみたくなりました。
好きを仕事に出来るって素敵。好きを追求し続けるって素敵。私も仕事に好きを熱意を追求していきたいと思いました。

ツユクサ5

ツユクサ
2022-09-28


とある小さな田舎町で暮らす芙美(ふみ)。
気の合う職場の友人たちとほっこり時間を過ごしたり、うんと年の離れた親友の少年と遊びに出かけたり、ある日、隕石に遭遇するというあり得ない出来事を経験したり。そんなふうに日々の生活を楽しく送るなかで、ときおり見え隠れする芙美の哀しみ。彼女がひとりで暮らしていることには理由があって、その理由には“ある哀しみ”があって、そして草笛をきっかけに出会った男性と恋の予感も訪れて……。

私はこういう映画が好きだなぁと思いました。
景色が美しくて、何気ない日常を切り取ったような平凡で、それが温かくて優しくて、それが分かる映画が好きです。
職場の友達と仲良くなって、行きつけのお店があって、ちゃんと人との関わりがあるのが、いいなぁと思いました。
芙美はきっと、何かを抱えていて、だからこの町に来たんだろうなと思っていました。まあ最初から断酒の会に参加してる映像だったからなぁ^^;どうしてそうなってしまったのか、その理由も何となく分かりました。分かっていてもこの雰囲気が凄く好きでした。
職場の友人たちとの関係も素敵だったけど、私は航平との関係もとても好きでした。年の離れた親友だけど、きっとどこかで息子を重ねているはず。そう思ってはいけないと思っていてもきっとどこかで思っている。航平はそれにきっと気づいていて、だから最後に「芙美ちゃん、僕がいなくても、芙美ちゃんは幸せになれる?」なんて言ってくれたんですよね。私はその言葉に涙が出ました。なんていい子なんだろう。こんないい子だから、おとうさんとお母さんと一緒に、きっと幸せになれるなって思いました。
篠田と出会った後の芙美は本当にちょっと女の子になっていて、微笑ましかった。でも、ずっと1番は息子で。預かったインコが「ようちゃん」を覚えてしまうくらい、写真に話しかけていたんだろうなと思うと胸が苦しくなりました。
それでも、それを乗り越えて、少し前に進めそうな芙美ちゃんを見ることが出来て良かったです。
いい映画でした。

花田少年史 幽霊と秘密のトンネル4



小さな港町で評判のわんぱく少年・花田一路は、ある日、トラックと衝突する大事故に遭ってしまう。九死に一生を得た一路には、幽霊が見える不思議な能力が身についていた。その日から彼の周囲には、様々な幽霊が出現して願い事や相談を持ちかける。それだけでもパニックなのに、なんと、自分が本当の父親だと名乗る見知らぬ男の幽霊まで現れた!元気でにぎやかな花田家に、誰にも言えない秘密が隠されているのか?幽霊たちの力を借りて真実を探るうち、一路はこれまで意識しなかった家族の絆、そして「愛する者が幸せであってほしい」という幽霊たち、そして生きている人間たちの優しい思いに気づいていく……。

WOWOWで放送されていたものを見ました。2006年公開なんですね。ということは健太君は小5小6あたりかな。冒頭は一路がクソガキ過ぎるし同級生の女の子も生意気すぎるし見てるこっちもイライラしてきてちょっと辟易してたんですけど(笑)幽霊の正体や一路の両親の過去が分かってきてからは気になってじっと見てました^^
一路のお父さんもお母さんも素敵な人ですね。見ず知らずの女の子を引き取って育てるなんてなかなかできないですよ。そしてその女の子とても可愛いな…と思ったら吉川愛さんでした。当時小1くらいかな…当時のお名前は違うけど気づきましたよ(笑)
最後は色々解決して何とかなって^m^丸く収まって良かったです。
子どもたちが名演技でしたねー。大人たちももちろん素晴らしかったです!
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苗坊と申します。
読書とV6を愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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