ピュア度100%! ハートフル青春小説。
いみじ! 新入生、部活つくったってよ。
県立菅原高校の入学式当日、同じクラスになった平尾安以加から「平安時代に興味ない?」と牧原栞は声をかけられた。「平安部を作りたい」という安以加の熱意に入部を決めるが、新部を創設するには5人の部員が必要だった。あと3人(泣)!!
クラスメートから上級生まで声をかけ、部員集めに奔走するが──
「平安部って、何やるの?」
《平安部員求む!》
わたしたちと一緒に平安の心を学びませんか?
◎平尾安以加(ひらお・あいか)
1年5組
平安時代大好き。
◎牧原 栞(まきはら・しおり)
1年5組
赤染衛門似
◎大日向大貴(おおひなた・だいき)
1年2組
中学まではサッカー部
◎明石すみれ(あかし・すみれ)
2年1組
元百人一首部の幽霊部員
◎光吉幸太郎(みつよし・こうたろう)
2年3組
元物理部 イケメン
宮島さんの新刊を読みました。今回は高校の部活動が舞台。そして平安部…平安部?
部員を5人集めないと部活認定されないということで、部員集めから始まります。割とさらりと5人集まり、それぞれ意見も出てくるからあれよあれよといろんな活動をしていて、なんだか楽しそうだなぁとこちらもはまっていきました。1番のポイントはやっぱり蹴鞠のくだりでしょうか。バイトをしたいから活動が少なめの方が良いと言っていた大日向君の大活躍!本当に、人はどこで花開くのか分かりませんね。ひなちゃんがリフティングが得意だからと蹴鞠を通して変わっていくのが読んでいても伝わって来て、微笑ましかったです。そして出てくる子たちが皆とってもいい子。私は栞と同様に歴史研究部は文化祭で嫌がらせでもしてくるのではないかと思ってドキドキしていました←ハプニングはあったけど、想像の斜め上でしたし(笑)面白かった!
<小学館 2025.4>2025.6.5読了