「豊臣ブラザーズ」の人生は学びが多い。(中略)
豊臣ブラザーズは永続して貴族になったファミリーの生まれではありませんでした。であるにもかかわらず、彼らは巧みに天下を獲りました。この国にあって、どのような生き方をすれば、いかなる性格を持ってすれば、このような出世の階段を駆け上がることが可能なのか。歴史家としては、この謎を解き明かして、世間の目にさらしたい衝動に駆られます。(本書「はじめに 歴史から得られるヒント」より)

私の尊敬する歴史家のひとり(笑)磯田さんの著作です。
私は自分がどちらかというとマイノリティ側だからか(笑)あまり日の目を見ていない歴史上の人物が気になったりします。秀長もその一人でした。なので、大河ドラマの主人公に決まり、こうして豊臣兄弟としてたくさんの作品が出てきているのがとても嬉しいです。
と言っても凄く詳しいわけではないのですが^^;なので、こちらの作品も面白く読みました。
そもそも秀吉と秀長が父親が一緒なのかどうかもはっきりしていないということに驚きました。2歳差くらいですよね?それで違うってことあるんですか?…昔ならあるか。
歴史の世界にIFはないんですけど、もしも秀長がもっと長生きしていたら、秀吉の時代はもっと長く続いていただろうし、徳川の時代が来なかったかもしれないんだよなーって思ったら、何だか歴史のロマンを感じます。
豊臣兄弟のこと以外も織田信長のことだったり、明智光秀のことだったり、雑談だったり、色んなことが書かれていたりそれもまた面白かったです。

<文藝春秋 2025.12>2026.7.2読了