学校を休んだ日は本をひらいて
清繭子
主婦と生活社
2026-05-15


不登校や学校が苦手だった経験がありながらも、今は自分らしく人生を歩んでいる著名人の方々に、当時の思いとともに支えとなった本を教えてもらうインタビュー形式の書籍です。
2015年2学期の始業式直前、ある図書館が「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい」とTwitterに投稿し、多くの共感と賛同を得ました。作家へのインタビューでも「学校が苦手で、本の世界に没頭することで救われた」という話をよく聞きます。
「そうだ、学校を休んでも本があるじゃないか」「この人も学校が苦手だったけど、立派な大人になっているじゃないか」
そんなふうに子どもたちを安心させるブックガイドを作ろうと企画した一冊です。
本がすべてを解決してくれるわけではありませんが、悩みがあって身動きが取れないと感じている苦しみの中で、なにかひとすじの光・ヒントになれたらと思います。

読んでいて涙が出そうになった時が何度もありました。
タイトルのとおり、有名人が本と出会ったことでどんな人生を歩んだのか、子どもに向けて話しかけているような形式になっています。でも、学校を仕事に置き換えると大人にも当てはまるなと思ったら刺さりすぎて本当に危なかったです。私、職場で昼休みに読むことが多いので^^;
不登校だった漫画家さんが鳥山明先生に「学校に行かなくても漫画家になれますか?」と聞いた時「行かなくてもなれるとは思うけど、言った方が学校の話が描けるから便利かもね」ってめちゃくちゃ言い返しだなと思いました。相手にプレッシャーをかけない、優しい言葉。なぜか私の心にしみわたりました。山田ルイ53世さんの言葉も好きです。山田さんが書かれる文章を読んだことがありますが、読みやすくて読者に寄り添っている感じがして好きなんです。医学生さんのお話も、不登校スイマーさんのお話も、ご本人の努力があってこそですが本当に凄い。
インタビューを受けている方が写真に写っている場所が図書館が多くて、行ったことがない図書館ばかりでそれも気になりました。私、旅先にある図書館に行くのが好きなんです。行ったことがあったのは日比谷図書文化館、国際子ども図書館、アール座読書館でした。気になったのは漱石山房記念館ですかね。行ってみたいなー。

<主婦と生活社 2026.5>2026.6.30読了