主人公はあの栗原さん!!
『変な家』『変な絵』に続く、雨穴「変な」シリーズの集大成!
2015年、大学生の栗原は、意外な事実を知る。
彼の祖母が、正体不明の古地図を握りしめて、不審死を遂げたという。
その古地図には、7体の妖怪が描かれていた。
これはいったい何なのか。なぜ、祖母は死に際にこんなものを持っていたのか。
謎を探るため、栗原は旅に出る。
そこに待ち受けていたのは、海沿いの廃集落、不可解な人身事故、潰れかけの民宿、因縁に満ちたトンネル、そして古地図に秘められた悲しい事実だった――。
今回は今までのシリーズで変な家や絵に対して助言をしてくれていた栗原さんの学生時代の物語です。…と言っていますが、あらすじを見るまで栗原さんの存在はあいまいで^^;そういえばそんな人いたな…くらいの認識で読んでいました。すみません。だから2015年が舞台でちょっと前なんですね。
今回の「変な」は地図!古地図から始まるミステリーでした。
大学生栗原の母方の祖母の死の謎。亡き母が探し続けていた死の真相を、栗原が迫ります。
栗原の理路整然とした話し方、私は嫌いじゃなかったです。こういう人は精巧な仕事をするのに凄く向いている気がします。
お父さんとの確執や妹の事もあって実家に行くのは遠ざかっていたみたいだけど、母の秘密や祖母の秘密と向き合い、自分の罪にも向き合って、栗原君は変わりましたよね。
就職活動の結果はもうすでに私たちは分かっていますけど、就活が無事に終わって良かった。
あかりが栗原君に向けて言った言葉、最後に栗原君が自分に向けて言った言葉「無理しないでいい。必ず、私にぴったりの場所がある」に涙が止まらなくなりました。情緒不安定ですみません…。私に言ってくれている気がして、頑張ろうって私も思えました。哀しい事件が続きましたが、最後がさわやかで良かったです。
<双葉社 2025.10>2026.5.4読了


