私の職業は小説家である。ベストセラーとは無縁だが、一応、生活はできている。そして出版業界に長年関わっていると、様々な小説家に出会う。そして彼らは、奇人変人であることが多く、またトラブルに巻き込まれる者も多い。そして私は幸福な作家というものにも出会ったことがない──。
そんな「私」が告発する、世にも不思議な小説家の世界。
以前「スコッパーの女」を読んだ時にこちらの作品を読んでいないことに気付き読んでみました。
そうしたら小説家奇譚なところが似ていて続編だったんだろうか…と思っているのですがどうなんでしょう…。小説家である主人公が出会った同業の小説家たちの話が散りばめられています。
奇怪というかなんというか…色んな小説家が登場しました。【小説家、逃げた】【小説の怪人】【ある編集者の偏執的な恋】が特に好きだったかな。親に監禁されながら小説を書き続ける小説家、完全分業の小説家たち、そしてストーカーされる小説家、いろんな人が登場しました…
乙一さんは(敢えてこう言ってしまうけど)どの小説家に近いのだろう。実際に会ったこともあるのだろうか…なんて色々想像しながら読んでいました。少し怖かったけど、面白かったです。
<KADOKAWA 2023.6>2026.5.1読了


