ほたるいしマジカルランド
寺地はるな
ポプラ社
2021-02-10


大阪北部の蛍石市にある「ほたるいしマジカルランド」は、願いごとを叶えてくれるという噂のあるメリーゴーラウンドが人気の老舗遊園地だ。ここで働くのは、どこか不器用で悩みを抱えた人ばかり。
アトラクションやインフォメーションの担当者、清掃スタッフに花や植物の管理。お客様の笑顔のために奮闘する従業員たちの日常が、ふとしたきっかけで動き出し――。
毎日がんばるあなたの心をふっと軽くする、温かな物語。

SNSで「ほたるいしマジカルランド」のモデルがひらかたパークだということを知り、読みました。
ひらパー!?と嬉しかったのですが、よく考えたら私はひらパーに1度しか行ったことがないので詳しくはないんでした^^;それでも持ち込みがOKとかイルミネーションとかひらパーにも通じるところが垣間見えてそれに気付けて嬉しかったです。小さい頃から行っている人はもっとわかるんだろうなー羨ましい。
そんな理由で読み始めた本でしたが、内容がお仕事小説で働くこと、生きることに不器用な人達ばかりが登場してぐさぐさ刺さりまくって休憩中に読んでいて何度か泣きそうになりました←
最初に登場した自分に自信のない萩原紗英もメリーゴーランドに憧れを持つ村瀬草も、月に1度の食堂でのご飯を楽しみにしている篠塚八重子も、自分に似ているところがある気がして、不器用に、でも自分なりに頑張って働いている姿に私も元気をもらいました。篠塚さんは1番最後のシーンにこっちが涙しました。良かったねぇ…。山田さんと奥さんの関係も素敵でした。社長の息子と医者の息子は共感は出来なかったけど(笑)それぞれの葛藤は分かる部分もあって、成長出来て良かったね…と偉そうにしみじみしてました(笑)
不純な動機で読み始めましたが(笑)私も、私なりに仕事を頑張ろうと思えました。素敵な物語でした。
余談ですが、佑くんの名前のくだりで某事務所の社長の話が出てきてびっくりしたんですけど、文庫では削除されたりしてるのかな…と思ったりしました。

<ポプラ社 2021.2>2026.4.13読了