闘鬼 斎藤一 (集英社文庫)
吉川永青
集英社
2021-06-03


なぜ彼はそこまで"闘い"に心酔し、鬼と化したのか。十代の終わり、些細な喧嘩から人を殺めた斎藤一は、斬る悦びに目覚め、誰もが恐れる新選組最強の剣士となった──。命懸けで仕掛けた芹沢鴨暗殺や池田屋襲撃など、血なまぐさい事件を重ねてきながら激動の幕末を駆け続けた男の生き様。息を呑む展開、手に汗握る剣戟場面、胸を震わせる結末。注目の正統派時代作家による、渾身の長編。

「君とゆきて咲く」で斎藤一を演じるにあたって参考にした作品として庄司くんが挙げていた作品。ようやく読めました。初読み作家さんでした。
時代小説でとても分厚くて^^;読み切れるかなぁと思いましたが、ただの先入観でしたね。読みやすくて一気読みでした。それはそれでもったいなかったかもですが。
私の中の斎藤一は「るろうに剣心」の斎藤一の印象しかなくて(笑)だから脳内再生はあの姿だったのですが。新選組にいた時はこういうポジションでいたのかとか、歴史的に語り継がれている新選組の諸々ではこういう立ち位置にいたのかとか、歴史を間近に感じられるのが良かったです。
史実ではどうだったのか分かりませんが、斎藤一と沖田総司の関係性がとても好きでした。いわば幼馴染のような関係ですよね。総司が若くして不治の病にかかり、色々と悟ってしまっているのが読んでいて辛かったです。
最後の老人として登場した姿がめちゃくちゃかっこよかったですね。何だかごっちゃになっちゃいますけどゴールデンカムイの土方歳三を思い出しました(笑)

<集英社 2021.6>2025.11.13読了