人間の大地 (光文社古典新訳文庫)
サン=テグジュペリ
光文社
2016-03-25


国際郵便機のパイロットとしても長いキャリアを持つサン=テグジュペリが、勇敢な僚友たちの思い出、技術の進歩、また『ちいさな王子』や『夜間飛行』の物語の土台となった南米やアフリカでの極限状態など、自身の体験に基づいて時に臨場感豊かに、時に哲学的に綴ったエッセイ。本当の勇気とは何か、人間の使命とは何かを熱く問いかける傑作。

8月の「100分de名著」の作品がこちらでした。
サン=テグジュペリの作品は「星の王子さま」しか読んだことがなかったので、気になって手に取りました。
著者さんが国際郵便機のパイロットであることは知っていましたが、当時は命懸けの職業だったんですね…。僚友であるギヨメの奇跡の生還の部分と、ご自身の生還の部分は本当に映画を見ているかのようでした。そんな言い方は不謹慎かな。
ただこの過酷な職業を選んだからこそ数々の名作が生まれたんですよね。読んでいて「星の王子さま」を彷彿とさせる感じが幾度となくありました。
言葉が美しくて、哲学書を読んでいるようでした。「夜間飛行」も読んでみよう。

<光文社 2016.3>2025.9.5読了