県立図書館長が図書館の意義を発見する物語!
「善さん!」と生徒に慕われていた高校教育現場から校長を経て,いきなり静岡県立図書館長に異動した著者は,戸惑いの中でも真摯に職員や利用者に向き合い司書資格を取得し「図書館」への理解を深めます。その後も,県教育長・大学理事を歴任し,近隣自治体の読書推進協議会会長・図書館協議会会長として図書館を支え,現在は私学学校法人理事長として「図書館の発見・探求」の旅は立場を変えて続いています。社会科教員・教育長として生徒や職員に説いてきた「憲法・人権・多様性」を大切にする思索と実践はどんな場合もベースにあり,「県立図書館論」に止まらず「教育文化論」「組織のリーダー論」としても多くの方に手に取って欲しい一冊です。

教育委員会に配属されていたからなのでしょうか。教育現場で校長まで務めた著者さんが突然県立図書館の館長になるって割と珍しいパターンのように思います。ただ、この方が選ばれて良かったと思います。静岡県立図書館は行ったことがないですが、折角配属されたからと恐らく数年で再び異動になることは分かっているのに図書館司書の資格を取るために勉強するとかなかなかできることではないと思います。積極的にたくさんの政策を行っていて、また上層部にも掛け合って交渉して、凄いですね…。県内の市町村図書館へ赴くのも大事ですよね。その場所によって地域性があって対策も違うし直接行って話を聞くところも良いなと思いました。
勉強になりました。

<日本図書館協会 2025.3>2025.8.26読了