NHK「100分de名著」でお馴染みの批評家が、「手放す」「信じる」「応答する」「聞く」「読む」「書く」などの小さな言葉から、深く生きるためのヒントを照らすエッセイ集。
解答を多く持つ人は、世のなかで華々しく活躍するかもしれない。
しかし私は、存在の深部で人生の問いに応答し続ける人たちにも出会ってきた。
そうした人たちと言葉を交わすたび、財産とはまったく異なる人生の富と呼びたくなるようなものを受け取る。(本文より)
かつての偉人たちが遺した言葉の数々に、若松さんが感じたことを書かれたエッセイです。
若松さんの言葉運びが好きです。深く生きるためのヒントが様々な場所に散りばめられていました。
若松さんがいつも話される、若くして亡くなられた奥様のこと、読んでいて本当に切なくなりますし、仲睦まじいご夫婦だったのだろうなと言う事を読んでいても感じます。
私はきっと出会えなかった言葉たちに出逢えてよかったです。
<亜紀書房 2025.1>2026.7.24読了


