吸血鬼一家が営む山奥のピッツェリア。
ある日、新たな仲間が加わることに!
漫画家を目指す双子の小学生吸血鬼、ルキアとラキア。
二人はスランプから抜け出すため、ピッツェリアに見習い職人としてやってきたオーエンさんにキャンプに連れて行ってもらうことになった。
オーエンさんには吸血鬼だということは知られてはいけない。でもその夜、ある事件に遭遇し――。
変速するヴァンパイアストーリー全3篇。
シリーズ2作目。前回から1か月後のお話から。弓子たちがクイズイベントに参加するお話。脱落しそうになりつつも色々なミラクルが起きて見事優勝するわけですが、まさかそこに弓子の仲間がいたとは!…って、何となく気づいてはいましたけどね。ハスカップジュースのキャッチコピーに弓子と同じようなリアクションをしていたし^^
佐久も読んでいくうちに思い出していました。そうだそうだ、病院で働いていた。佐久の運命も、なかなかに過酷で辛いものだな…
双子の吸血鬼はとっても可愛い。オーエンさんも素敵!できればずっと一緒にいてほしかったな。
吸血鬼であること以外は日常の風景だけど、何となく不穏さもありましたね。今後も続くシリーズになるのでしょうか。楽しみにしています。
<新潮社 2025.5>2025.6.16読了