それを読むたび思い出す
三宅 香帆
青土社
2022-02-04


1994年生まれの気鋭の書評家による、初の自伝的エッセイ集。
昨日、明日、明後日、そして、その先もずっと――本とともに生きる。幼かったときの言葉の記憶、地元・高知との距離感、京都で過ごした青春時代、東京で働きながら文章を書く日々。同世代の誰よりもたくさん本を読むこと。書くことと誰かの孤独に寄り添うこと。全篇書き下ろし。

三宅さんってエッセイも書かれていたんですね。読みました。
本当に小さい時から本が好きだったんだなぁということがひしひしと伝わってくる作品でした。
本を求めてイオンやブックオフへ行ってしまう気持ち、分かるなー。まあ私はブックオフと聞くと、大学生の時にバイトをしていたのでタイムカードを21時に切ったのに深夜2時まで残されたり、仕事中にけがをしたのに労災が一切出ず翌日も出勤させられたブラックだったことも思い出すので、あんまり思い出したくないんですけど←
地元への執着は、生まれ育った場所で変わるんですかね…。私は都会でも田舎でもない場所出身ですが、そこまででもないかな…。ただ、今は地元を離れていて、若干ホームシックになっているから地元がやっぱり良いのかなと最近思ったりしますが。
章の最後がロールパンナちゃんの話だったのが何だか深かったな…。
あとがきに書かれていた「自分がつらいとき、基本的に他人はそばにいない。でも本は、自分がつらいとき唯一そばにいてくれる他人」という言葉がとてもよく分かりました。自分が辛い時こそ私はいろんな本を読み漁って心を落ち着かせようとしていました。自分の読書記録を見返して、自己啓発本とかが多いとこの時辛かったのかなと思ったりします。私も辛い時はそばに本があったな…と思いました。
三宅さんのエッセイ本、面白かったです。

<青土社 2022.2>2025.5.4読了