ピカソやゴッホ、マティスにモネ、そしてセザンヌ。市美術館の珠玉のコレクションに、売却の危機が訪れた。市の財政破綻のためだった。守るべきは市民の生活か、それとも市民の誇りか。全米で論争が過熱する中、一人の老人の情熱と一歩が大きなうねりを生み、世界の色を変えてゆく─。大切な友人や恋人、家族を想うように、アートを愛するすべての人へ贈る、実話を基に描かれた感動の物語。

お話の内容が実話で、でも登場人物は皆フィクションだそうで混乱しています(笑)
市が財政破綻をし、市の美術館のコレクションを売却して職員の年金へと計画されます。
デトロイト美術館の利用者、キュレーターなどが動き出し、未来を変えていきます。
とても短い物語ですが胸が熱くなりました。

<新潮社 2016.9、2019.12>2025.4.22読了