
世界を滅亡から救うため冒険の旅を続けてきたふたごのお姫さまサファイヤとルビー、そして仲間たち。さまざまな出会いと別れを経て、ついに正義の魔法使いサウードと巡りあい、故郷シェーラザード王国へ帰還する。現れた予言者アリがこう告げる。「子どもたちだけで最後の旅に出かけなければならない。行く先は<天のきざはし>そこは死者の魂だけが行ける場所...」絶望的な予言にうろたえる大人たち。さらに異世界の魔物の群れが空の裂け目から降り落ちる、世界の滅亡のときはまだ先のはずなのに...。そこへ、世界を救う鍵を持つ少女ナルダがシェーラザード王国へたどりつき、サファイヤに手渡されたのは、世界を救う魔法の言葉がつづられた書物。子どもたちは<天のきざはし>にある天と地をつなぐ世界樹へと最後の旅に出る!
ついに、ついに読み終わってしまいました…。寂しい。
この世界を救うというところから、なぜ世界が危機に見舞われることになったのか、なぜ魔物が天から降ってくるのか、その理由も明らかになりました。千年という長い時間、たくさんの人が戦い、苦しんできたんですね。
サファイヤが前回から体調が辛そうでしたけど、それでも生きたいと、この国を守りたいと戦っていく姿は勇敢でかっこよかったです。
そして、シェーラひめは相変わらずですね(笑)びっくりしてしまった。そんなんあり?(笑)でも、ありなんだろうなと思わせてくれるお姫様です。
最後は大団円で良かった。みんなが幸せなラストで良かったです。
<童心社 2007.9>2025.4.13読了