あの屈強な佐助が血だらけになって、犯人は小鬼の鳴家だってぇ? 
菓子職人・栄吉の新作あられの味見会は見合い話を摑む場になっちゃうし、若だんなと妖は摩訶不思議な怪異に遭遇、おまけに若だんなは独立する奉公人の世話をしろと命じられちゃった!
若だんなと長崎屋の妖達はすべての謎を解けるの〜? シリーズ第23弾!

のんびりと読み進めていたしゃばけシリーズ。ついに追いついてしまいました。
最近はいつもとテイストが少し違う作品もありましたが、今回はいつも通りの日常のお話でそれも良かったです。
色々なお話がありましたが、個人的には一番最後の「あすへゆく」が好きです。長崎屋を辞める3人の奉公人のそれぞれの道を若だんなが示しているのが頼もしかったです。仁吉や佐助が体調を心配していましたけど、最後まで崩さなかったですね。少しは丈夫になったのかたまたまなのか(笑)
次回作も楽しみです。

<新潮社 2024.7>2025.3.20読了