次期女王の死を悲しむ陛下を慰めるため、色鮮やかな服を着るよう定められた北の公国。 その凍てついた大地で唯一黒衣を身に纏う若き元伯爵夫人・アナベルは、冤罪で処刑され た最愛の人のため、悪女と化してでも徹底的な復讐をすると決意していた。
故郷を追われた訳あり従僕のシロが彼女と出会う時、運命の歯車が回り始める。
異世界復讐劇、開幕!!

今回は序章という感じでしたね。母を喪い、体質から祖国を負われたシロは北の国へ父を探しにやってきた。成り行きでシロが働くようになったのは元伯爵夫人アナベルの屋敷。ここで働く人達は皆一風変わっている。アナベル自身も。タイトルの七人の怪物の意味も回収されていないと思うので、これからの展開が楽しみです。ヴィクトリアは最初のイラストから何だか怪しいなと思っていたのですがなかなか凄まじいラストで驚きました^^;

<新潮社 2024.12>2025.3.17読了