たべるノヲト。
松重豊
マガジンハウス
2024-10-10


極貧時代を支えてくれた思い出の味や収録先で出会った逸品、四季折々の好物、食べものに対する素朴な疑問や秘密の食べ方、最近のブームなど、独自の視点で食にまつわる記憶を書き尽くし、本書に収録された品数は50品以上。
松重豊の手にかかれば、素朴な家庭のコロッケが名バイプレーヤーに変わり、うずらの卵を求めて町中華に行かずにはいられなくなる。そんな食べることが楽しみになる、笑いあり、涙ありの珠玉のエッセイ。イラストは、松重豊と親交の深い旭川在住の作家・あべみちこ。

気になっていた松重さんのエッセイを読みました。
私は正直なことを言いますと「孤独のグルメ」は1度しか見たことが無くて(北海道が舞台の時1度だけ視聴)申し訳ないのですが^^;
松重さんの書かれる文章は食べ物がとても美味しそうに感じます。
私は食にあまりこだわりが無いので(胃腸が弱いし)何だかもったいないことをしてきている気がする…!と思いながら読んでいました^^;コロナ禍になってから東京へ行ってもコンビニで買ったお味噌汁とおにぎりをホテルで食べるみたいな感じになれてしまっていたけど(ホテルに戻るのが遅いとそれすら食べないこともある)ちゃんとしたものを味わって食べることも大切だなと読んでいて感じました。あべみちこさんのイラストもどれも素敵で美味しそうで困りました(笑)
食べることは生きること。昔読んだマンガに書かれていた一文なのですが、ふと思い出すことがあります。もうちょっと食べることにも意識を向けてみようと思いました。
そういえば、昔話の中で中学生の時の斗真君と一緒にタイで行ったご飯の話が出てきました。斗真君が中学生の時???四半世紀前???何の番組?と疑問だけが残りました(笑)

<マガジンハウス 2024.10>2025.3.13読了