前作『六の宮の姫君』で着手した卒業論文を書き上げ、ついに学窓を巣立つ時がやってきた。出版社の編集者として歩み出した《私》が巡り逢う不思議の数々。謎解きの師でもある噺家、春桜亭円紫師匠に導かれて迎える幕切れの鮮やかさ、切なさが胸に迫る。寥亮たる余韻は次作への橋を懸けずにはいない。“物語”の伏線に堪能する、《円紫さんと私》シリーズ第五作。
初めは大学生でしたが、社会人になり、気づけば2,3年?経過していて驚きました。
お姉さんが結婚していたり、正子と江美がそれぞれの道を歩んでいたり、みんな成長していってるなぁと感じながら読みました。
円紫さんに自分で解いてみなさいと言われた祖父と鈴ちゃんのお話は切なかったですね。でも、謎解きはとても面白かったです。
今のところこちらのシリーズはラスト1冊。かみしめながら読もうと思います。
<東京創元社 1998.4、2004.4>2025.3.6読了


