芦屋の定食屋・ばんめし屋で働く元俳優の海里は、休みの日に作家・淡海五朗の家で朗読の練習に励んでいる。演じることの楽しさに気付き、淡海の創る物語を表現するため懸命だ。しかしその帰り、淡海と屋敷の前で大きな黒い犬に出会う。犬はまるで海里たちを導くようにある家へと向かい、海里たちはそこで悲しい現実に直面する。そして「マヤ」と名付けられた犬の周りで不思議な出来事が……。
犬も主役の記念すべき第20弾!
去年の6月からこちらのシリーズを読み始めて、ようやく最新刊まで追いつきました。あっという間だったな…これから新刊が出るまで待たなければいけないなんて…!←
ということで最新刊を読みました。プロローグは李英。病気により役者としての仕事が出来ずリハビリの日々。事務所の人達にも面倒をかけて気持ちが落ち込んでいた時、海里から連絡が来ます。海里が李英のために聞かせた朗読の内容が今回のお話に繋がっているわけですが、今回は大きな黒い犬がメインというか主役というか…。さらに幽霊として飼い主が出てくるのかと思いきや傍で心配していたのはまさかまさかの人というか物?でした。そして今回の出会いがあったからこそのエピローグでのやり直した朗読が、きっと雰囲気も大分変わったんだろうなぁと思えて、聞いてみたいなと思いました。朗読でカンパをもらえるくらいに成長していて、海里も少しずつ変わっていっているんだなと思いました。次回作も楽しみです。
<KADOKAWA 2024.7>2025.1.30読了