江戸の料理屋「千川」で料理人として働くきよ。久しぶりに再会した父にも料理の道を進むことを認められ、一層精進していこうと気合を入れ直した今、気になるのは「千川」の次男坊・彦之助。心を入れ替え、真摯に料理に向き合う彼の姿に刺激を受け、きよもまたさらなる飛躍を目指す。時に弱気になるけれど、それでも板場の席は譲らない。すべてはお客の笑顔のために。身も心も癒される食と人情の物語、きよの躍進眩しい第三弾!
最初のお話できよの父が江戸にやってきました。2人の様子を見に来たのだと思ったらきよを連れ戻すためだったようできよは「千川」で働き続けるために腕を振るいます。ここにいたいと思えることや生き生きと料理を作っている姿が素敵で、羨ましく感じました。ただ、やたらと卑屈になったり、かとおもえばやたらと強気になったり、きよの性格が私はまだイマイチつかめていません^^;
今回は彦之助も頑張っていましたね。料理をすることが認められたんだから、それは頑張りますよ。前作とは違うやる気を出していて、危なっかしさはありつつも応援したくなりました。与力様が依頼したお弁当問題はこれからどうなっていくのでしょうか。きよのことを贔屓にするのは良いけどだんだん暴走してきたようで少し心配です^^;次作も楽しみに読みたいと思います。
<アルファポリス 2022.4>2025.1.29読了