バイト・クラブ (単行本)
小路 幸也
中央公論新社
2024-11-20


〈カラオケdondon〉の奥まった一室。そこはお客に貸さない部屋。通称〈バイト・クラブ〉のための部室だ。ここの部員になるための資格は、【高校生の身の上で「暮らし」のためにバイトをしていること】。ファミレスにガソリンスタンド、バッティングセンターなどなど。稼いだお金の使い途は学費だったり生活費だったり、将来のためだったり。お金はなくても、ここには私たちなりの「青春」がある。でもある日、そんな日常を一変させるような事件が起こる――。

家庭の事情からバイトをしている5人の高校生が集まり、友情を深めていきます。
少しずつその高校生たちが親などを通して繋がっていくのが面白かったです。そして思わぬ事件が発生。ここで高校生たちが友人を守るために奔走していきます。人の繫がりって大事だな…ということがよく分かるお話でした(笑)舞台は1995年なんですね。何か意味があるのかと思ったけど、よく分からなかったです(笑)高校生たちの将来は明るいと感じた作品でした。

<中央公論新社 2024.11>2025.1.23読了