ヴィクトリア朝英国、レディのためのスパイ養成学校で、吸血鬼や人狼への対処法をも学ぶソフロニア嬢。彼女はふとしたことで悪の組織ピクルマンによる空中学園乗っ取りの陰謀に気づく。ピクルマンは英国じゅうのメカ制御をたくらんでいたはずだが……。だけど教授たちは彼女の話を信じてくれない! 学園最大の危機なのに、みんなを守れるのは、われらがソフロニアだけ!? ユーモア歴史改変冒険譚シリーズ、堂々の最終巻。
こちらのシリーズ最終巻。これで全部読み終わってしまいました…寂しい。
それにしても最後は本当に大スペクタクルというかなんというか…ハラハラドキドキの連続でした。誰が味方で誰が敵か分からない中、ソフロニアは空中学園を守るために奔走します。
傷だらけになりながらもみんなを助けようと命懸けで闘う姿に、読む手が止まりませんでした。
そして前作で瀕死の状態となり、人狼となったソープとの関係。2人が一緒になることはあり得ないと話していたけど、何だかうまいこと言ってよかったですね←何ですか最後の激甘展開(笑)2人が幸せなら良かったですよ。ソープの後を継いだ煤っ子のハングルも意外な未来を手にしていて人生は分かりませんね(笑)解説によるとアレクシア女史の第2弾にソフロニアについて書かれている箇所があるようで気になります。20年後にソフロニアたちがどう過ごしているのか…。読んだのがだいぶ前過ぎて覚えていないので再読しようかな…。全ての作品を読み終えるのに12年(!)かかりましたが、読めて良かったです!
<早川書房 2017.2>2025.1.22読了