朝比奈さんと秘密の相棒 鯉ケ窪学園シリーズ
東川 篤哉
実業之日本社
2024-11-14


理事長の娘・朝比奈麗華は大のミステリ好き。密室盗難事件、プールサイド昏倒事件…etc、今日も学園で起きる事件を解決しようと現場に出向く。相棒であるミステリ研究会の石橋くんは、昼行灯のような捜査ぶりだが、あるとき突然推理が冴えわたりはじめ……。

表紙の石橋君、なんで顔に手形が付いているんだろうと思いましたけど、読んだら納得でした(笑)
そしてこの高校は鯉ケ窪学園…ということでシリーズの中の1冊なんですね。登場人物は全部違うけど学校繫がりというのが面白いです。
主人公は高校の理事長の娘の麗華。ワガママで理事長の娘という特権をものすごく利用しているけど(笑)何となく憎めない子だなぁと思いながら読んでいました。まあ、東川作品に登場する女子高生ってこんな感じだよね(褒めている)
この作品は連作短編集になっていて麗華と石橋君が一緒に事件を解決していきます。ただ、事件よりも石橋君の秘密というかなんというか…がメインな気がしましたが。その部分はちょっと曖昧な感じで終わってしまったので悔しいです(笑)

<実業之日本社 2024.11>2025.1.19読了