江戸の料理屋「千川」で料理人として働くことになった、きよ。慣れないながらも一生懸命励んでいたある日、ひとりの男が「千川」を訪れる。男は「千川」の主の次男坊・彦之助。上方での料理人修業を終えて帰ってきたそうだが、なにやら様子がおかしい。そのうえ、彼はやけにきよを敵視してきて……。彦之助の嫌がらせに、きよを襲う謎の体調不良。そんな中でも、自分の料理を食べたお客の笑顔が心の支え。身も心も癒される食と人情の物語、波乱含みの第二弾!
彦之助が登場して陰湿ないじめが出てきて読んでいて本当に不快でしたよ。お兄さんはあんなに立派な職人なのになんで弟はこんなんなんだって←
でもまあ、色々と理由が分かってからは私もイライラが収まりましたけども←終盤で彦之助が別人みたいにおとなしくなりましたけど(笑)それは奉公先の若女将の妹だと分かったこともあるだろうけど、きよの人柄に触れたからなんだろうな…。お人よしにもほどがあるくらいお人良しだったもんね。
2人の関係性が落ち着いて良かった。きよのこともですが、彦之助の今後も気になります。
<アルファポリス 2021.8>2025.1.15読了