<自由に泳ぎ回れるその中で、 誰にも関与されず一人の時間を心ゆくまで楽しむ。好きな時に、好きなことを>
ストローでジュースを上手く吸い込めなくても、歌が苦手でも、自分に敬意を払って、日々を過ごす。苦手なことも好きなことも、ありのままを書き綴る最新エッセイ集!
松井さんの作品をずっと読んでみたいと思っていましたが、なかなか読めずにいました。ようやく読めた!松井さんの等身大のエッセイ。面白かったです。
ゆっくり休みたいのに頭の中で色々考えすぎてあまり覚えられていないとか凄くよく分かる!と共感しました^^あれやってこれやって…とか、休んでいいのに色々考えてしまうんですよね。
そしておばあちゃんが亡くなったことが書かれていた章。私も祖母を亡くした時を思い出してしんみりしてしまいました。大切な人がいなくなってしまうのは何年経っても哀しい。
そして松井さんを好きになったきっかけの「ミナト町純情オセロ」の時のことも書かれていて嬉しかったです。モナっちを演じるのにそんなに苦労していたのか…と今更ですが知ることが多くて驚きました。本番1週間前にモナについて再構築したとか凄すぎる…。まっすぐで純情で可愛いモナっちが私は大好きでした。
他の作品も読んでみたいと思います。
<朝日新聞出版 2024.4>2024.12.9読了