若だんなが行方不明になり、長崎屋の不運が幕を開けた。
最大の窮地を乗り越えられるの!?
長崎屋から妖が消えた! 最初は噺家の場久、次は火幻医師。彼らを探すため、影内に紛れ込んだ病弱若だんなは、すべて西から来た妖・以津真天の仕業だと知る。大事な友を救うため、果敢に悪夢に飛び込んだ若だんなだが、目覚めた先はなんと五年後の江戸。鍵を握るのは、以津真天なのか、それとももっと大きな力なのか……。
ゆっくり読み進めてきたシリーズですが、ついに追いついてきました(笑)
今作は17年ぶりの長編だったそうですね。シリーズ22弾。
若だんなが妖の諍いに巻き込まれ、なんと5年後にタイムスリップ。なぜタイムスリップしてしまったのか、なぜ5年後なのか、調べながら元の世界に帰ることも模索します。5年後は世界が大きく変わっていて、それが自分のせいだと若だんなは自分を責めます。今回は体調が悪い中若だんながずっと頑張っていましたね。5年後に行っての1番の収穫は、5年後の於りんちゃんを観れたことでしょうか^^
若だんながちゃんと元の世界に戻れるのか、ハラハラしながら読みました。
<新潮社 2023.7>2024.12.7読了