七月に入り、ようやく夏らしい気候になってきた北海道・札幌。晴れてユウと結婚の約束をした千春は、彼と『くま弁』で一緒に働く未来について考え始める。意を決してユウにその気持ちを伝えた千春だったが、返ってきたのは「自分の人生に巻き込みたくない」という予想外の反応で? 二人が見ている夢は同じなのかそれとも――? 日々悩みは尽きないけれど、少しだけ前に進む勇気がもらえる北のほっこりお弁当ものがたり第6弾。

前回プロポーズがあったから色々物事が進んでいくのかなぁと思いましたけど、いや、進んでいったんですけど、ゆっくりでしたね(笑)ユウはどうしてこんなに自信がないんだろうなぁ…。とっても素敵な人なのに、自分を卑下しすぎじゃない?まあ、そんなユウを千春が鼓舞して支えていくって言うのが何だかちょうど良いような気もしますけど。千春のこともそうですが、桂君も大きな変化があって、くま弁は大きく変わりそうですね。
桂君が夢中になる仕事が出来たコロッケサンドの回も良かったし、千春の上司の息子さんが希望したエビフライだけのお弁当のお話も良かった。
千春もずいぶん大きな決断をしましたね。でも、桂君もいなくなってしまうからちょうどよかったのかも。次回は大きく変わった形になるのかな。読むのが楽しみです。

<KADOKAWA 2019.11>2024.12.2読了