あさ酒 ランチ酒
原田ひ香
祥伝社
2024-10-10


あたらしい朝に乾杯! 26歳で、派遣社員で、婚約破棄されて……。 失意の恵麻に希望の手を差し伸べたのは祥子だった。 〈見守り屋〉見習いの夜勤明け、 ほっと一息つく朝の一杯が 恵麻に一歩踏み出す力をくれる。 大人気『ランチ酒』シリーズの新章! 「見守り屋、やってみない?」 五年付き合った彼氏から突然の婚約破棄を告げられ、恋人と住処をなくした派遣社員の水沢恵麻。さらにコロナ不況で仕事まで失い、失意のどん底に。彼女を救ったのは、便利屋「中野お助け本舗」の亀山と犬森祥子だった。夜から朝まで「見守り屋」の見習いとして働き始めた恵麻に、祥子は仕事終わりの贅沢「朝酒」の喜びを教える。モーニング×黒ビール、生ハム×赤ワイン、焼鯖定食×日本酒……ワケあり客の話を聞き、夜勤明けの「朝酒」に癒されながら、恵麻は新たな一歩を踏み出していく。

今回の主人公は祥子じゃないのか…と思ったら新しく入った見守り屋さんの女性なんですね。
見守り屋に依頼する人たちは様々で、恵麻は若いからかそんなことまで言っちゃうの?とハラハラしたところもあったけど、若いから良いところもたくさんあったんだろうなと思います。
祥子のその後も知ることが出来て良かった。好きな人と、大好きな娘さんと一緒に暮らせるときが来たら良いな。
でも、恵麻が最後に選択したことは私は納得がいかない。それでいいの?と思ったけど、多分恵麻もそう思いながらも受け入れたんだろうな。
個人的に1番最初に登場した池袋のハンバーグ屋さんが地元が一緒なのであのチェーン店だなと分かったのが嬉しかったです。私は変わらず北海道にいるけど、そういえば最近行ってないな。

<祥伝社 2024.10>2024.11.29読了