法医学者の杉石有(すぎいしなお)は、過去のトラウマから心を閉ざしていた。
しかし恩師に託された不思議な美青年、シリカに懐かれ、「愛」を伝えられることに。
彼の愛は家族愛に近く、有は癒やしを感じる。
そんな中、有は刑事に頼まれ、成分分析を依頼した謎のラムネの粉に、危険ドラッグが含まれている可能性を知らされる。分析を依頼した大学時代の友人、みかげにシリカを紹介するため、食事を共にするが、驚きの出来事が……。
物語が躍動する第3巻!
前作から登場したみかげが今後有たちの良き理解者になりそうで嬉しいです。こういうさばさばした性格に、私もなりたい(笑)
前作に引き続き、ラムネの粉の謎や日長刑事が追っている事件の謎、そしてシリカの過去など気になるところは満載で、そしてまた進んでいるようないないようなでしたね(笑)
みかげはどうしてここまでしてくれるんだろうと思ったけど、有がどん底にいたとき、分かっていたけど何もできなかった後悔があったからなんだね…。本当に、有は死ななくて良かった。自分のためにも、みんなのためにも。
有の身体が心配だけど、諸々の謎も気になります。既刊は3巻までなのでしょうか。続きが気になります。
<KADOKAWA 2021.10>2024.10.21読了