神戸の医大に法医学者として務める杉石有(すぎいし なお)には、消えない心の傷がある。
ある日、物騒な事件の遺体が運び込まれる。その担当刑事は、有の過去を知る人物だった。落ち込む有に、かつての恩師から連絡が。彼女は有に託したいものがあるという。その「もの」とは、謎めいた美青年のシリカ。無邪気だが時に残酷な彼に、振り回される有だけど……。
法医学者と不思議な美青年の、事件と謎に満ちた共同生活、開始!!
消えない心の傷を持つ有。人と距離を置き、十字架を背負って生きる有に恩師である天河に託されたシリカと名乗る青年。彼は何者なのか、なぜ彼を有に託したのか、分からないまま一緒に暮らしていくことに。今回は始めに出てきた焼死体の事件の謎も、シリカの謎も、何もわからないままでした。モンスターの意味も気になります。ただ、初めはいけ好かず、出てこないでほしいと思っていた(笑)日長刑事が割と物分かりの良い奴になったのは良かったかな←
<KADOKAWA 2019.9>2024.10.19読了