ビジネス市場、芸能界、労働市場、教育現場、国家事業、ネット社会……
どの世界にも各々の「ルール」があり、成功の「方程式」が存在する。
ムダな努力を重ねて肩を落とす前に、「戦略」を手に入れて世界をコントロールする側に立て。
『僕は君たちに武器を配りたい』がベストセラーとなった稀代の戦略家が、AKB48からオリンピック、就職活動、地方創生、炎上商法まで社会の諸問題を緻密に分析。
日本人が取るべき選択を示唆した現在社会の「勝者の書」。
こちらの作品は雑誌で連載していたものを再編集したものだそうです。だからか内容がバラエティに富んでいて面白かったです。
ドラクエのゲームで例えていたり、AKBの商業戦略について話したり、読み手が分かりやすい分野で語ってくれているのがありがたかったです。
そんな中でも、働くうえで必要なこと、これから生きていくための戦略もしっかりと書かれています。章ごとの最後に箇条書きでまとめられているのもありがたい。
著者さんがいろんな著作で話されている「コモディティ化」しないよう、私も闘っていきたいと思います。
<新潮社 2015.12>2024.10.13読了