北海道・札幌市の路地裏に佇む『くま弁』。願いを叶えるお弁当の作り手・ユウの優しさに触れた千春はもっと彼に近づきたいと思いつつ、客と店員の関係から一歩を踏み出せずにいた。そんな時、悩み相談で人気の占い師がくま弁を訪れる。彼女はユウの作る「魔法のお弁当」で霊感を回復させたいらしい。思い出のお弁当を再現しようとするユウと千春だが……?あなたの食べたいものがきっと見つかる、北のお弁当ものがたり第2弾!
「海薫るホッケフライ弁当」占い師のカタリナさんが魔法のお弁当で霊感を回復させたいという願いから千春とユウさんが思い出のお弁当を再現しようとするお話。カタリナさんの若かりし頃の淡い恋が切なかった。
「雪室じゃがいもと甘口カレー」塾に通う男の子の塾弁と千春のカレーのお話。千春とユウの展開はじれったいなぁ^^;お母さんに迷惑をかけたくなくて嘘をついてしまう少年は健気でした。
「ジンギスカン騒動」読み始めただけで常連2人の恋愛は合わなそうだなぁと思いましたけど^^;それぞれのことを知るという意味では良いのかもしれないですね。
「姫竹花籠弁当」千春の高校生の時の友人このみが登場。自分が結婚して子供がいるからって友人にも押し付けるのはどうなんだろう。ユウに対しても不躾すぎて正直好きではなかったです。でも一応後押しになったのか(ユウさんはタイミングが悪かったと言っていたけど)2人は晴れて付き合うことになって良かったです。
<KADOKAWA 2017.10>2024.9.18読了