国家資格・民間資格や検定等は、日本国内だけで1,000以上あります。
そのうち400以上の資格を保有する「資格のプロ」として、いま資格学校や各種メディア等に活躍の場を広げているのが、本業は士業事務所を運営している林雄次社労士です。
行政書士や中小企業診断士といった士業資格はもちろん、システム監査技術者やITストラテジストといった情報技術系資格、はたまたソムリエ(ANSA)やチョコレート検定のような飲食系、さらにはなんと“僧侶資格”にいたるまで、働きながら次々と取得し続けているそうです。
「毎日忙しいのに、よく勉強できますね?」という声に対し、著者は「むしろ短時間しかとれないからこそ、効率的な勉強ができる」といいます。どういうことでしょうか。
この本は、そんなとにかく資格・検定に詳しい著者が、
・どういう資格を取得するべきか、組み合わせるべきか
・合格までのモチベーション維持
・働きながら勉強もするタイムマネジメント
・短時間でも効率的な学習法
・取得した資格を仕事に結びつける方法
などなど、日々実践している習慣や心がけ等を100項目にまとめたものです。
資格取得に興味のある人や、現在資格勉強中の人に、合格へのヒントと元気を与える1冊になっています。
私は学生の頃から資格ゲッターになりたいと思っていて(笑)でも、図書館司書になりたいことが先だったので資格を取るところまでは至っていませんでした。念願かなって図書館司書になって、ようやく資格に取り組もうと思っているところです。そんな時に見つけた本でした。ご自身で会社経営をしているにもかかわらず400の資格を持ち、現在も取り続けてるっていったいどういうスケジュール管理をされているのだろうととても気になっていました。仕事と資格取得の効率が凄すぎて驚きです。
ただ、資格を持つことで自信になったり、仕事に役立てられるかなとも思っていましたが、著者さんの「資格で生まれ変わろうとしない」という言葉にハッとさせられました。自分の浅はかさも痛感しました。それでもいろいろなことを知りたい、世界を広げたいという気持ちはあるので、学ぶという気持ちは忘れずにいたいと思います。
<日本法令 2023.8>2024.9.8読了