人間標本 (角川書店単行本)
湊 かなえ
KADOKAWA
2024-03-11


蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。蝶の目に映る世界を欲した私は、ある日天啓を受ける。あの美しい少年たちは蝶なのだ。その輝きは標本になっても色あせることはない。五体目の標本が完成した時には大きな達成感を得たが、再び飢餓感が膨れ上がる。今こそ最高傑作を完成させるべきだ。果たしてそれは誰の標本か。――幼い時からその成長を目に焼き付けてきた息子の姿もまた、蝶として私の目に映ったのだった。イヤミスの女王、さらなる覚醒。15周年記念書下ろし作品。

職場の同僚におススメされて読んだ作品。私は本を読んだ後に幸せになりたいので基本的にイヤミスは読まないんですけど^^;新しい扉を開こうと思って読みました。
いやー…凄かった。凄かったけど、最初はただただ気持ちが悪くて。読んでいくうちに具合が悪くなって言ったんですけど(笑)中盤からの展開が二転三転してえ?え?どういうこと?と気づいたら一気読みしていました。
正直ただのトチ狂った人の話なのかと思って読み進めていたんですけど^^;全然違いました…。辛い…。父子がただただ巻き込まれていて辛い…ラスト2ページで明かされたことはきっと真実に近づくことになるのだろうけど、現状はきっと変わらなかったんだろうな…。
やっぱりイヤミスの女王湊かなえさんの作品でした(笑)

<KADOKAWA 2023.12>2024.7.6読了