本と図書館をこよなく愛する茅野しおりは、憧れのいとこ・美弥子さんが司書を務める雲峰市立図書館の常連だ。
誕生記念に贈られた本がきっかけで自分の出自に疑問を抱く少女や母親が亡くなる前日にすすめてくれた本を探す少年、館内で本がわざと別の棚に置かれる事件……しおりと美弥子さんたちが本にまつわる謎を追う、心温まるミステリー。
累計15万部突破の人気シリーズ、感動の完結巻!
一度10年以上開いていたこちらのシリーズ(笑)遂に完結なんですね。ミステリっぽさもありながらどんどん知り合いが増えていく感じが好きでした。登場する物語はすべてオリジナルというのも面白いなと思います。最初の同級生の出自が気になっているお話は面白かったです。名前は全然気づかなかったなー。母親が亡くなる前日に薦めてくれた本について探すお話も切なかったけどいいお話だった。本が別の棚に置かれる事件は腹ただしかったなー。いるんだよこういうおじいさん。本当に迷惑。私はあなたが上司だったことはないし、今は肩書のないただのおじいさんですよね?って言いたくなる^^;
最後のお話の安川君の短冊の言葉が洒落すぎててかっこよかったな。やるじゃないか(笑)
そして番外編のお話。くー!憎いー!これは一体誰の物語なんだろうって思っていたら最後にそのからくりが分かってなるほど!と思いました。好きなお話でした。
完結は寂しいですがまたどこかで逢えたら良いなと思います。
<ポプラ社 2023.11>2024.7.4読了